インタビュー

保護者の方の医学部受験 合格体験記

この記事は、東邦大学医学部医学科に正規合格した、RSさんの保護者の方よりご寄稿いただきました。

合格まで4年、長い冬だった

小雪が舞う中、私は、受験会場まで娘を送った帰り、数日前に受けた大学医学部の1次試験の合格発表を見に行った。娘はこの日が発表だとは気づいていない。ダイニングに貼ってあるカレンダーに記していたが、その日の入試に集中して欲しかったから話題にしなかった。近頃の合格発表はネットが主流になっているが、子どもの幼稚園受験も小学校受験も中学校受験も学校構内の掲示板での合格発表は全勝していたため、これをジンクスと思い、わざわざ見に行った。この大学は、くしくも、今、子どもが通う大学である。天真爛漫の娘にあった大学だと今は感じているが、あの日、我が子の受験番号はなく、暗いイメージの大学として記憶に残った。

それからいろいろな大学に何回発表を見に足を運んだだろう。いつしか私のジンクスは消え去り、合格発表をネットで確かめることにしたが、発表のある日は眠れずに朝から落ち着かない。毎年、センター試験から始まった受験はすでに1月の終わりに意気消沈。2月の試験を待たずに落胆しきり、合格する気が全くしなかった。4年目の受験で1次試験は連日のように合格を頂き希望へと繋がったが2次試験のある医学部への合格はまだまだ道が長くほんとうに疲れた。

医学部受験に対峙して、初めて気づいたことがあった

夫は医学部のある某大学の入試委員長を務めたこともあり、今日の受験事情についてある程度は知っているつもりでいた。中学入学と同時に東京大学、医学部受験者が多い塾へ通わせた。浪人時代の予備校も東京大学受験者の多いクラスにいた。だから私立の医学部合格がこんなに遠いものだとは思わなかった。

今年の夏は世界陸上があり、スポーツ好きの私は連日テレビに釘づけになった。スポーツ選手の夢は儚く、努力しても世界のトップにはなれない。一流選手として夢を叶えるのは神に選ばれた者だけなのではないかと思ってしまうほどだ。娘がCMから流れる「やれば〜♩、出来る子♫○○○」をいっときよく口ずさんでいたが、そのたびに腹が立った。私は東大に合格するにはオリンピックに出場するより才能が必要としないと思っていた。勉強さえすればいいと思っていた。しかし、ある塾の先生から「宿題をちゃんとやってくるのも才能です。」と言われた。

これらのことから、親がいくら望んでも本人が合格したいという強い意志をもって努力しないとダメだし、まわりがたくさん合格しているという環境にいるからといって自分も合格する気分になるのは間違いで、東大レベルの問題が解けないのであれば、他に焦点を合わせ解けそうな問題を確実にスピーディに解くべきだったと思う。私は、今は我が子の経験から東大レベルの問題は何度もやれば解けるようになるとは思えない。あの程度の問題が解けるのも一種の才能が必要だと思っている。誰しも我が子の才能は信じたいものだが、その人が一番魅力的に輝けるのは己を知り、己を生かした生き方をしている場合である。だから、受験生も己を知り、おのおの己にあった最大限の努力をすれば、最上級ではないにしろ、それなりに満足した道を歩けるのではないかと思う。

子供も、親も、自己と向き合うことが大切

そして、己を見つめさせてくれて、己にあった指導をし、我が子を合格に導いてくださったのは有名大手予備校ではなく、小規模で一人一人をしっかり見てくださる女子限定医学部予備校メディカルフォレストであった。育ち方も親の受験経験も違う他の受験者の合格実績や体験はあてにならない。入会のため担当者と面談をした時、「我が子、そして合格できそうな大学に適した指導がしてもらえる。私もやっと安心できる。」と感じた。親のあせりや不安は子どもにも伝わる。メディカルフォレストがついていてくださるという思いが支えとなったお陰で合格した年は不思議と不安はなかった。メディカルフォレストを通して子どもの頑張っている姿もダイレクトに伝わってきたのでいらだつことも少なかった。

医学部受験を目指す子供を持つ親としての心得とは

私は2つの大学医学部の入学式に参列したがその両方で「大学生になったからといって目を離さないでください。」と言われた。今の時代はそんなものなのだ。今まで散々手をかけて育ててきたわけだから急に手放すことはできない。いつまでも子どもは子ども。親の後ろ姿をしっかり見ているし、育てたように子が育つ時代だ。わが家なんか子どものだらしなさを叱ると「ママだってぐうたらソファーに寝てたじゃない。もっと家の中、キレイにして」逆に言い返される。

受験生のお親御さんたち、自身も生産的な努力をしているところを子どもに見本として見せながら、我が子を信じ、絶対合格という信念を持って、我が子に合った受験をさせてください。また、そうすれば、さらなる努力が必要な道だけど、医師への光が必ず差してきます。