医学部性が教える実際に行った医学部合格までの勉強の進め方

医学部性が教える実際に行った医学部合格までの勉強の進め方

この記事は、医学部に合格したメディカルフォレスト卒業生からのインタビューをもとに構成しています。

私が医学部に合格した勉強法のすべて

メディカルフォレストからみごと医学部合格を勝ち取った生徒が、後輩たちのためにと、自身の勉強法のすべてを公開してくれました!

 

「様々な環境で多くの先生や友達から学び、色々と模索しながら長く受験勉強をしてきた経験をいかして、私がこれから書くアドバイスが少しでも役に立つことができれば嬉しいです。ただ、私個人の意見であるため、誰もが納得できる意見や方法ばかりではないと思います。それぞれがこれまで積み上げてきたやり方があるはずです。その方がやはり自分にあっていると思えば、そちらを優先してください。今まで自分がやってきたことと他人から新しく聞いたこと、どちらが絶対に良いと決めつけてかかるのではなく、自分のやり方を基本としながら、必要に応じてうまく他人のやり方を取り入れるという姿勢を大事にすると良いと思います。」

 

とのメッセージとともに、授業の利用法から各科目への取り組み方までを仔細にレポートしています。ぜひ、取り入れられるところを見つけたり、アレンジを加えたりして、受験勉強に役立ててください。

受験勉強を始める前に〜10ヶ月の勉強の進め方〜

浪人生の人に絶対にやって欲しいことは、まず、自分がなぜ落ちたのか、具体的な理由を考えてみるということです。学力不足などではなく、語彙力の少なさが何より問題だったとか、化学のあの分野が苦手で克服しきれなかったとか、いつも数学で時間が足りなくなってしまったとか。

 

何校か受験して得た反省点をしっかり克服することなしに合格はありえません。それらを克服し受かるためには、どのような勉強をすれば良いかを常に考えるようにしましょう。ただ、やみくもに勉強していても成績はあがりますが、効率は下がります。10ヶ月で合格できるだけの学力をつけるためには効率よくやることも大切です。

 

まず、夏休み前までは予習復習をメインとし、今までの苦手分野や勉強の抜けをしっかり補いましょう。夏休みは前期の復習に徹します。ここで完全に苦手分野はなくし、前期のテキストを繰り返すことでスピードもつけます。夏期講習などは、普段の授業と同じように予習復習をしっかりこなし、終わり次第、同様に繰り返します。これを夏休みの10日前くらいまでには終わらせましょう。夏休みの最後は抜けがないか、足りないところはないかをチェックし、補充します。

 

後期の授業が始まったら、過去問を解き始めます。ここから始めないと本当に間に合いません。夏休みまでにやるべきことをしっかりとやっていれば、合格最低点を目安にある程度の点数が取れるはずです。年内に過去問は一通り終わらせましょう。私の目安としては英語、数学は5年分、理科は3~5年分です。問題を解くごとに反省点や時間配分などをメモしておき、次はそれを意識して少しずつ改善しながら解きます。最後の年数を解いた後にその学校のその科目について、自分なりの分析を行い、対策や傾向をまとめてこれもメモしておきます。

 

冬休みは過去問を解きつつ、足りないまたは不安な分野、また後期の授業の復習をします。年内に復習と過去問は終わらせましょう。1月は過去問の復習を行います。もう何年分か解いておきたい学校の過去問をやっても良いでしょう。気持ちに余裕を持って1月を過ごしましょう。試験期間中は、その学校についてまとめておいたものを見たり、何日かあるときは同じ時間にシミュレーションをしてみるのも良いと思います。

時間の使い方について

浪人生の人に絶対にやって欲しいことは、まず、自分がなぜ落ちたのか、具体的な理由を考えてみるということです。学力不足などではなく、語彙力の少なさが何より問題だったとか、化学のあの分野が苦手で克服しきれなかったとか、いつも数学で時間が足りなくなってしまったとか。

 

何校か受験して得た反省点をしっかり克服することなしに合格はありえません。それらを克服し受かるためには、どのような勉強をすれば良いかを常に考えるようにしましょう。ただ、やみくもに勉強していても成績はあがりますが、効率は下がります。10ヶ月で合格できるだけの学力をつけるためには効率よくやることも大切です。

 

まず、夏休み前までは予習復習をメインとし、今までの苦手分野や勉強の抜けをしっかり補いましょう。夏休みは前期の復習に徹します。ここで完全に苦手分野はなくし、前期のテキストを繰り返すことでスピードもつけます。夏期講習などは、普段の授業と同じように予習復習をしっかりこなし、終わり次第、同様に繰り返します。これを夏休みの10日前くらいまでには終わらせましょう。夏休みの最後は抜けがないか、足りないところはないかをチェックし、補充します。

 

後期の授業が始まったら、過去問を解き始めます。ここから始めないと本当に間に合いません。夏休みまでにやるべきことをしっかりとやっていれば、合格最低点を目安にある程度の点数が取れるはずです。年内に過去問は一通り終わらせましょう。私の目安としては英語、数学は5年分、理科は3~5年分です。問題を解くごとに反省点や時間配分などをメモしておき、次はそれを意識して少しずつ改善しながら解きます。最後の年数を解いた後にその学校のその科目について、自分なりの分析を行い、対策や傾向をまとめてこれもメモしておきます。

 

冬休みは過去問を解きつつ、足りないまたは不安な分野、また後期の授業の復習をします。年内に復習と過去問は終わらせましょう。1月は過去問の復習を行います。もう何年分か解いておきたい学校の過去問をやっても良いでしょう。気持ちに余裕を持って1月を過ごしましょう。試験期間中は、その学校についてまとめておいたものを見たり、何日かあるときは同じ時間にシミュレーションをしてみるのも良いと思います。

志望校の選び方について

医学部受験は模試の成績では一概に決められません。気になる大学の問題は、あまり偏差値にこだわらずに解いてみることをお勧めします。そこで合うと思えば受けるべきです。

 

また、ある程度の数を受けたほうが良いと思います。私の友達でも志望校の選択をもう少し考えれば、絶対もう1年早く受かっていたのにという人もいます。偏差値の高めの大学を狙っている人の中には、あまり滑り止めに低めの学校を多く受けない人がいます。しかし、それでダメなとき、次の年はもうどこでも良いから医学部に行きたいと低めの大学に受かり入学したとすると、去年の学力でも受かったのでは?となる人が必ずいます。初めから受けられる限り受けて、受かったところから選べば良いのです。

 

また、そこまで問題が合わなかもと思う大学も、行きたい大学は受けましょう。私は、合わないと敬遠していた大学に進学することになりました。片っ端から受ける人もいますが、受験は意外と体力を使います。特に浪人生は体力が落ちているため、あまり受けすぎると第1志望の頃には疲れ果てているなんてこともあります。特に2次試験は、その学校に行くとなると、電車で2時間もかかったり、泊まりで行くなんてこともあります。

 

私の目安では5~10校くらいかなと思います。最低でも5校以上です。慎重にバランスよく、柔軟に受験校は選びましょう。良い先生(特に臨床医)が偏差値の高い大学に出身であるとは限りません。

授業の利用法について

予習はしっかりやりましょう。ポイントは予習でしっかり考えてくること。当たり前ですが、分からない箇所や疑問点がどこなのかを明確にして授業に臨むことが重要です。これをしないと受け身になってしまい、眠くなったり、板書が分からずただノートを取るだけになったりと授業時間がもったいないです。それなら自習していたほうがましかもしれません。それくらい予習は大事なのです。

 

けれども、いくら予習が大事だからといって一つの授業に何時間もかけてしまっては、いくら時間があっても足りません。例えば20分かけても分からない問題は飛ばすことも必要です。その場合はしっかりチェックをしておいて、授業中にどうして予習のときに解けなかったのか具体的に書き込んだり、板書を写したものにマーカーを引くなどして、後で分かるようにしておきましょう。

 

授業を受けるときは予習をきちんとして受けるというのも重要ですが、私がやっていた授業に集中するためのもう一つのコツを教えます。

 

集中力がなくなってきてしまうのは、集団授業であることも大きいと思います。個別指導で眠ってしまったりということは、あまりないはずです。それを利用して、「この先生は私のためだけに授業をしてくれているんだ!」と思って、先生の言っていることを理解したら、うなずいたり、リアクションをとって受けてみましょう。そうすると、先生も話の終わりや大事なポイントのときには、こちらを見てくれるようになります。(笑)

それでも、どうしても眠くなってしまったり、集中できないときは、私はこっそり飴やチョコを食べたり、水を飲んだりしていました。結構、目が覚めます。筆箱などに小さいチョコや飴を入れておくのはお勧めです。

 

また、授業中はノートを必ず取ると決めなくても良いと思います。ノートを取るのに夢中で、授業の内容をその場で理解できないのでは意味がありません。理解しながらノートを取るのが理想ですが、分からなくなったら、一旦ノートを取るのをやめて、理解することに集中してはどうでしょう。ノートは取れている友達から休み時間に写させてもらえば大丈夫です。

授業中に疑問に思ったことは必ずメモしておいて、授業後すぐに先生や友達に聞き、疑問点は残すべきではありません。授業中、遅くてもその日のうちに確実に理解しましょう。10ヶ月という短い時間しかないため、予習でしっかり考えて授業を受けて理解できなかったところは潔く聞いてしまって良いと思います。

 

授業で理解の作業が終わったら、使いこなすための暗記の作業に入ります。これが復習です。予習で分からなかった点、授業中に分からず、授業後に質問などにより解決した点は、1週間以内に見直しましょう。できたら、その日のうちに授業で理解したことを思い出して、板書のノートを見ずにもう一度解くと良いです。

 

次に1週間ほど日にちをあけて再び解き、それでも間違えたらさらに1週間後、そして夏休みに2週目3週目と予習で分からなかったものは解いて、テキストの問題は確実に身につけましょう。予習で確信をもって解き、あっていたものは解き直す必要はないと思います。予習でなんとなく解いたらあっていたといった問題は復習しましょう。

 

予習、復習のタイミングですが、私がやっていたのは、まずその日に受けた授業の来週のための予習をしてしまいます。つまり1週間前に予習をすることになります。授業中に来週の授業の予習をする上でのポイントやヒントを言われることも多いし、荷物も多くならないからです。

 

また、その授業のはじまる前の休み時間や朝などに、もう一度予習を見直すと良いと思います。予習は必ず1週間前の授業後に終えてしまって、時間があればその日の復習をします。終わらなかったものは週末にまとめてします。できるだけ土曜日に終わらせましょう。日曜日は模試を受けたり、それ以前に何回か間違えた問題の復習にあてたり、苦手分野を強化したりしたいからです。

模試と過去問の利用方法について

模試の成績は気にしないようにしましょう。さすがにE判定しかでないというのは、学力不足なので頑張らないといけませんが、ある程度とれるようになったら自分は志望校を受ける人たちの中で、どこら辺にいるのかをなんとなく把握してモチベーションを高めたら、その後が大切です。

 

医学部は各大学によって入試傾向の特徴が色濃くでます。なので、偏差値だけを見ても、一概に受かりそう落ちそうという判断はできません。通常の模試は典型的な問題が多く出されます。そのため、模試でできなかった問題は確実に解けるようにしておく必要があります。

 

模試の間違えノートを作ってまとめておくことをお勧めします。問題と解答に加え、必要な知識を書き足したり、解法のポイントとなるところにチェックするなどします。このノートはできたら教科ごとにまとめ、過去問でこれは解きたかった問題やまとめておきたい問題なども足していきましょう。

 

ただし、間違えた問題をすべて書くと、量も多くなり見にくいですし、手間も時間もかかるので、自分で抜粋して書きましょう。要するに、確実に取りたいけど、間違いやすくて心配な問題を集めたものをつくるイメージです。同じような問題を解く際にチェックできたり、模試や受験本番の休憩時間に見ることできます。

各科目の取り組み方について

私が取り組んだ、主要な4科目についての取り組み方についてお伝えします。

 

英語

イディオム、単語、文法は4月から1月までコンスタントにやり続けましょう。ここを完璧にするだけでかなり点数は変わってきます。前期の授業期間中は、予習復習を徹底すれば長文は自然とできるようになります。

 

長文が苦手な人は構造がきちんととれていなかったり、分からないところは流し読みで全然頭に入っていないということはありませんか。そうした人は、前期の間は予習の際に時間は気にせず、構造がどうしても取れないところは先生に質問したりしてじっくり、読む癖をつけましょう。試験でも分からないまま最後まで問題を解くよりも、じっくり理解しながら解いて、解き残しがあった方が意外と点数は高くなるものです。

 

また、復習のときに音読してみましょう。すぐ頭の中で和訳できるくらいまで音読を繰り返すということを続けてみましょう。構造がすぐとれるだけではなく、単語も覚えられ、思いのほか効果があるはずです。
数学

予習復習の話で説明したことを徹底してやりましょう。数学が苦手で、全然予習ができない人は予習に時間をかけず、復習に時間をかけるというのも良いと思います。ただ、それでも予習は必ずしましょう。少ししか書けなくても、全然わからなくても、やるとやらないでは授業の効果が全く違います。

 

苦手な人はテキスト以外の問題になるべく手は出さず、分からないところは必ずその日のうちに質問し何度も何度も復習しましょう。また、数学をやるときには、どうしてこの公式を使うのか、どうしてこの解法で解き進めるのか、を考えながら解く、または復習します。

 

化学

苦手な分野があるのなら、そこは必ずできるようにしましょう。化学は得点源にしやすい科目です。苦手な人はチャンスです。化学ができるようになれば、点数はぐんと上がります。化学は覚えるべきところは割り切ってしっかり完全に覚えてしまいましょう。

 

また、計算問題などはバリエーションが少なく、解き方も決まっているため、不得意なものがあれば似たような問題を探して、何個も解くと良いと思います。やったことをすぐ使ってみる、覚えたら何も見ずにまたやる。そして、しばらくしたら復習してみる。これで確実にできるようになります。先生に言えば、問題をもらえると思いますよ。

 

物理

受験物理は出る問題のバリエーションが決まっています。とにかくきちんと理解した上で復習をしっかりと行い、素早く的確に解法を導けるようにしましょう。理科は時間との勝負なので、時間をかければできる、では意味がありません。何度も復習して、授業でやった問題で解けないものはないようにしましょう。

最後に

これから受験に臨む方へ伝えたいことは、自分を追いつめすぎず、適度に息抜きをしながら、自分らしく勉強してほしいということです。受験勉強はつらいことも多くあると思いますが、自分自身の力を信じて頑張ってください。

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