勉強法

医学部合格者に共通する勉強のポイント「実践編」

すぐに実践できる!合格者の共通点をチェック

合格者には共通する普遍的な属性があります。一つひとつは当たり前のことですが、いざ自分はどうかと考えてみると、意外とできていなかったりするものです。成功するためには、成功者から学ぶのが一番です。

 

今回は「実践編」。ふむふむと思ったら、すぐに取りかかれるものばかりです。もう無意識に実践しているものもあるかもしれません。自分の勉強方法と照らし合わせながら、考えてみてください。

実践編1 試験の特性を理解する

試験とは、あくまでも出題者の要求に応えるもので、それができれば合格します。限られた時間のなかで、出題者と問題意識を共有し、出題者が求める解答を導くことが合格の必須条件です。ですから、試験で要求されているところからずれた勉強をしても意味がありません。やみくもに勉強にとりかかる前に、一度自分の志望校の過去問を読んでみてはいかがでしょうか。なにが要求されているか、どこまで要求されているのかは同じ医学部でも私立、国立で違います。まだ私立でも大学によってかなり傾向が異なります。たまに、基礎力がないから過去問はまだ早いと逃げている人がいますが、目標レベルと自分のレベルの差を実感するには、直近の過去問を解くことが最適です。
先輩合格者より

「正面から解いてみるだけでなく、出題者の気持ちになって、どんなことが問われているのかを考える時間はすごく役立ちます。」
まずは先にゴールを知ることから受験勉強はスタートします。自分の志望校の過去問を早めにチェックすることをお勧めします。

実践編2 実現可能な目標を設定し、緻密な学習計画を立てる

1年で受かるためには、今の自分の実力と志望校の差を数値で表し、その差を埋めるための方法を具体的に考えることが大切です。むやみにレベルの高い目標を立てても1年では実現しません。偏差値でいったらプラス5から10くらい上の大学を選び、基礎学力を鍛えるための学習のベースを確立したり、自分の弱点を補強する計画を立てます。例えば、1週間の計画を立てるときは、科目ごとにメインとなるテキストを決め、授業の予習復習をするにあたり、配点の高い科目、苦手科目から順に優先的に時間を割り振ります。年間の計画なら、10月までに英単語集や理科の問題集を5回繰り返すなど、具体的に数値化して毎日の計画に落とし込んでいきましょう。
先輩合格者より

「問題集も、なんとなく頭から解くのはやめて、目次をみて毎日全範囲に触れられるように、全単元の大問を1題ずつ解くなど、記憶の定着しやすい方法で取り組みました。」

 

結果を見据えて、逆算して考えれば計画も立てやすそうですね。自分にあった目標や学習計画をどうやって決めたらいいか分からない場合は、合格者や先生に相談してみるといいでしょう。

 

実践編3 高速回転で繰り返す

1回じっくりやるよりも、10回ざっと見渡すほうが実は記憶に残りやすいものです。教科書や参考書も、たとえ最初は分からなくても、全体を何回か読みまわすことで、後で分かってくることが多かった、という合格者の声はよく聞きます。最初の段階で全部分からなくても気にせず、どんどん先へ進んでください。その際、脳髄に馴染ませるように、何度も素早くちらっと見返したり、速記用の太字ボールペンで一気に書いたり、声に出したりするほうが効果的です。暗記すべき知識は、徹底して目や手や口を使って繰り返すことで自然と頭に入ってくるものです。とくに、記憶は睡眠中に定着すると言われているので、寝る前と起きた後に実行するとかなり効果的です。そこを面倒くさがって逃げると、いつまで経っても思考力は身に付きません。思考力は基礎知識あってこそなので、基礎知識の暗記を軽視しないようにしましょう。
先輩合格者より

「欲張ってあれこれ参考書や問題集に手をつけるより、これと決めたものがあったら、それと心中するつもりでやってみてください!」
情報はオールインワン方式で整理し、お気に入りの教科書やノートにすべて必要な情報を書き込んで、何度も見返しましょう。試験会場にはそれだけ持っていけばいいので、お守り代わりにもなりますね。

 

実践編4 事務処理能力をつける

試験では、一定の時間の中で一定の形式に従って解いていかなければなりません。つまり、知識があっても時間内にその実力を出し切れなければ合格できないのです。そのためには、多くの問題をこなして慣れる、そしてスピードをあげていくことが大切です。特に10月頃からは、ストップウォッチを利用して時間を計って速く解くという意識を常にもって取り組んでください。処理スピードは「速くやらなきゃ」という気持ちから生まれるのです。英単語を覚えるときも、電車内で自分が降りる駅までに何ページまで進む、と決めて習慣化すると効果的です。直前期には、マークを素早く塗る練習もしておきましょう。その短縮できた分で、設問1つ多く解けるかもしれません。
先輩合格者より

「私立の場合はじっくり完璧に解くことよりも、問題を見た瞬間に反射的に答える力が求められた試験だったと思います。」
試験は制限時間が絶対のルールです。そのなかで、解ける問題と解けそうにない問題を見極め、解ける問題から優先的に解くことが重要です。いわゆる「捨て問」を見抜く力が必要ですね。

 

実践編5 友達に説明して理解を深める

授業で習ったことをさらに定着させるためには、友達に説明してみることが有効です。他人に説明することで、自分の頭の中が整理でき、理解が深まっていきます。一般に先生の理解が深いのは、生徒に何度も説明しているからです。数多くの授業経験を通して、どのように教えれば分かりやすいかが分かってきて、先生自身の理解が深まっていくのです。合格者の周りには、素晴らしい勉強仲間がいるものです。自分一人で勉強していると、必ず息詰まるときが来ます。そうならないためにも、気の合う学習パートナーを見つけ、ときには良きライバルとなって切磋琢磨しがら勉強していきましょう。
先輩合格者より

「友達と一緒に勉強することで、苦しいときは励みにもなったし、最後まで諦めず続けることができました。」

 

受験時代につくった仲間はとても貴重です。個人戦よりチーム戦で、この難局をみんなで乗り越えていきましょう。