インタビュー

絶対医師になりたい!という思いがあれば、周囲もきっと助けてくれる

この記事は、医学部に合格したメディカルフォレスト卒業生の保護者の方のインタビューをもとに構成しています。

子供2人の医学部進学、その道のりは平坦ではなかった

私には2人の子供がおり、2人とも医学部に通っています。こう言うと、「すごいですね」「裕福ですね」なんておっしゃる方もおられますが、実際には夫婦とも働いてはいますが特別な家庭ではありません。ただ、親戚に医師をしている者がいましたから、医師という職業は比較的身近なものでした。後から聞くと、子供達にとって「医師になりたい」という思いは昔からあったようです。

上の子に関しては、高校時代、研究職か、医師かというところで将来に迷っていた時期がありました。私や主人からすれば、将来のことも考えると医学部に進んでほしい、という思いがありましたが、結局は本人のやる気次第だと思い、どちらに進むかは子供自身に決めさせることにしました。結果、「私はやっぱり医師になりたい」ということでしたから、医学部を受験することになりました。

しかし、医学部に合格するまでは長い道のりでした。現役で受験した1年目、浪人した2年目はどちらも補欠合格までしかもらうことができなかったんです。その理由は、子供自身の行きたい大学と、学力とのギャップでした。大学名にこだわって、志望校のレベルを下げることができなかったため、頑張って勉強しても合格できないという結果になってしまったのだと思います。周囲からすれば、もっと学力に見合った大学や、得意科目で勝負できる大学を選べばよいとアドバイスをするのですが、本人はそのギャップになかなか気づくことができないのですね。その話をすると何度も口論になりました。

結局、一旦は薬学部に入学し、いわゆる仮面浪人という形でもう1年チャレンジすることになりました。メディカルフォレストと出会ったのもその頃です。今思えば、そこでようやく意識が変わったのかなと思います。現状の学力を客観的に見ることができるようになり、「なにがなんでも合格する、医師になる!」という言葉が出るようになりました。もともと英語に少し苦手意識があったようなのですが、「英語ならば、時間をかければ必ず点数が伸びる」ということを教えていただき、英語に注力した勉強のスタイルに変えました。また、英語の成績が伸びたことで学力バランスにあった大学に志望校を変更し、確実に合格を勝ち取るという強い気持ちで受験に臨んだようです。結果としてはその年に見事合格を頂き、医学部に進学することができました。

下の子は現役で合格をいただくことができたのですが、そもそも医学部に進学させる予定ではなかったので、「医学部に行きたい」と言われた時には驚きました。みなさんご存知のこととは思いますが、医学部進学にはかなりの費用がかかりますから、保護者側の気構えも必要です。上の子1人だけなら…と思って家計のことも考えていたものですから少しだけ逡巡はありましたが、やはり子供自身がやりたいことを見つけたのだから、と、応援することにしました。

医学部受験の費用についてのあれこれ

これを読んでくださる受験生ご本人へ、また、保護者の方へお伝えしたいのは、「お金のことは合格できればどうにかなる」ということです。こう言い切ってしまうとどういうこと?と思われるかもしれませんが、正直言ってこの言葉の通りです。

まず、保護者の方へは、お子さまが医学部に行きたい、医師になりたいと強く決意した時に、是非それを応援してあげてほしいと思います。今の時代、よい大学へ進学し、大手企業へ就職されたとしても、やりたいことと違うと思い悩んだり、生きがいや充実感を得られないといった方はたくさんいます。その点、医師というのは大変な職業である一方、生涯をかけてやり抜くだけの甲斐のある職業だと思うのです。大変なことはたくさんあるかと思いますが、お子さまのその覚悟を是非後押ししてあげてほしいと思います。

受験費用についても、色々と悩まれる部分かと思いますが、負担を軽減するための様々な方法があります。例えば奨学金、特に合格後に受けることのできる奨学金制度は貸与、授与ともに審査が通りやすいようです。また、学資ローンを使っておられるご家庭も多くあります。さらに、現代の地方医療における医師不足解消のため、多くの地域で地域枠受験、地域枠奨学金制度などが整備され始めています。大学の情報だけでなく、都道府県の行政の担当者へ直接問い合わせてみることもおすすめします。そういったものを併用したり、生活スタイルを見直したりといったことで、学費に関してはどうにか融通する方法は見つけられるのではないでしょうか。

また、受験生の方にお伝えしたいのは、大学の名前や地域などにとらわれず、とにかく医学部に合格し、医師になるための学問へと邁進してほしいということです。1年浪人すると、生涯年収が1000万円下がる、というような経済学的意見もあります。国公立・私立を問わず医学部のレベルがかなり高まっている現代であれば、まずは自分が合格できる可能性の高い医学部に照準を合わせ、1日も早く1人前の医師になる道を選んでほしいと思います。

そのためにも、「自分はどうしても医師になりたいんだ」という強い思いを、周囲の方へ伝えてください。そうすれば、保護者の方をはじめ、周囲の方々はみんな、あなたを助けてくれるはずです。