高3生コース

高3年生向け 科目別学習アドバイス 物理編

9月までに全範囲の基本問題を完璧にマスターする

物理の分野は、「力学」「電磁気学」「波動」「熱力学」「原子物理」の5つに分かれていて、このなかでも特に重要なのが「力学」と「電磁気学」です。この2つはすべての大学で確実にでると思って間違いありませんし、力学を理解せずに他の単元に進んでも学習スピードが落ちるだけです。「力学」の最初から仕事とエネルギーの範囲までは真っ先にやり直しましょう。かといって「力学」「電磁気学」の2つを順に完璧にしていこう、と勉強し始めると大変なことになります。「力学」も「電磁気学」も量が多く発展問題の難易度も非常に高い分野だからです。そこで、まずはしっかり全範囲の基本レベルを、なるべく9月までには終わらせておくべきです。その上で標準レベルの問題集を完璧にしましょう。

勉強をしていく上で気を付けておきたいことは、「図を描くこと」「グラフや図から状況を読み取れるようになること」、そして「すぐに答えをだそうとせずに問題の条件を図や数式にするとどうなるか考えること」です。公式さえ書いてしまえばすぐに答えがでてくる問題も中にはありますが、多くは「問題の条件を図や式で表した結果、求めたいものが出てくる」という流れで求まります。公式を使って終わりではなく、この条件は図ではどうなるか、式はどう立つのか、しっかり考えていく必要があるのです。

ここで大切なことは通常の医学部で完全に初見というタイプの問題はあまり出ない、ということです。事前にしっかり標準レベルの問題集を終わらせておけば、図の書き方や式の立て方は自ずとわかるようになっていますし、医学部特有の特殊な問題は過去問を解いた上で基礎学力がついているなら立式できるはずです。標準レベルの問題をしっかり着実に解けるようになれば、ある時を境に点数は一気に伸びます。1つ目の山を越えてある程度問題が解けるようになれば物理はどんどん面白くなっていくし、一度わかってしまえば同じ単元では似たような問題が多い、ということにも気づけます。女子はどうしても物理が苦手になりがちですが、物理を通じて学べることも多いので、ぜひ楽しみながら勉強をしてください。