本科生コース

本科生向け 科目別学習アドバイス 数学編

見た瞬間に解けるレベルになるまで、標準問題を繰り返す

まずは、用語や定義の説明に注目したり、なぜこうすると問題が解けるのかを意識しながら、教科書を読んでみてください。公式は(ごく一部を除いて)自分で証明できるようにしましょう。また、教科書を読んで少し粘ってもわからない個所があったら、予備校の先生に質問をしてください。教科書の読み直しは、6月中には終わらせておくとよいでしょう。それと同時に、標準的な問題集を1冊仕上げてください。難易度の高い問題集である必要はありません。きっちり3周繰り返し、毎日最低2時間は数学に使うつもりで取り組んでみてください。

しかし、最終的にはこれでは足りないのです。標準的な問題、パターン問題ならば見た瞬間に解法の流れがわかる。解いていくうちに次に何が起きるのか予測がついた上で解き進められる。これが医学部の数学で合格ラインを取るのに必要最低限なスキルだと思ってください。そしてこれが応用問題を解く上でも強力な武器になります。集中的に数学に触れ、標準問題に慣れることで応用問題と対峙した際に余裕が生まれます。「何がわかれば、どう考えれば、いつもの解法パターンにもっていけるのか」「この問題の条件だと、最終的にどんな解法の流れになりそうか」そういった思考ができるようになります。

その上で思考力を問われるタイプの問題(授業で配られる発展問題や入試問題など)をじっくりと考える練習をしましょう。これは問題集を大体2周したら問題集と平行してやってみてください。ただ、最初は毎日のようにやる必要はありません。1週間に2~3問程度でいいと思います。ここで大切なのはどんなにわからなくても最低15~20分程度は何も見ずに自力で考える、ということです。始めのうちは「全然わからないのに考えるのは時間の無駄だな」と思ってしまうかもしれませんが、この「自分で考える時間」というのが必要なことなのです。入試問題を解くためには、まず基礎を固めて数学に慣れてください。パターン問題は覚えるだけでなく、理解することを意識しましょう。そのうえで解法の方針を探す、方針が間違っていそうなら戻って新たに立て直す、という練習をしてみましょう。