『女子必見!英語を飛躍的に引き伸ばすための方法』

学校の授業を深め、有意義な基礎文法学習を

まずは英語という言語の基礎的構造を理解する、もしくは少なくともイメージを掴めるようにしたい時期、文法書に慣れ親しみましょう。

 

中学英語とは異なる次元で、英語の文法を最初から確認することが必要ですが、学校によっては「grammer」解説には時間を割かず、むしろ桐原書店『フォレスト』などの英文法書を「自習用」として購入させるだけに留まることもあります。この文法書、ともすると学校のロッカーや自室の書架で眠ったまま…になってしまうのですが、それではもったいない!

 

是非日々の勉強に取り入れ、学校の授業で指摘される文法事項についてもれなく調べ、それがどのような用法なのか、どんな応用が可能なのか…自分で調べる様にしましょう。

 

その際には例文は音読するなどして、とにかく代表的な英語構文表現に慣れ親しむことを目指しましょう。いわゆる問題集ではありませんので「覚える」よりは「理解」を進めたい段階です。文法書の記述を読み進める作業にやりにくさを感じてしまう人には、準拠の問題集を一冊入手することをお勧めします。

 

高3の春を前に、文法書をあなたのよき相棒に出来ていることが目標です。

Haste makes waste.

いざ受験の学年に進級してやってしまいがちな過ちは、気が急くあまり入試問題レベルの問題にむやみに取り組むことです。数学の応用問題に、関係する定理やその証明、公式の理解や確認もなく挑んでも仕方ないのと全く同じ。ここはむしろ、基礎文法を夏までに一通り終わらせることに専念し、過去問チャレンジはその後にしましょう。

 

教材としては、学校などでそれまでに使用した(もしくは使用しかけた)ことのある文法書や文法問題集がよいでしょう。新調する場合には、文法の全領域を網羅したもののなかから手に取ってみて「いい感じ」〜つまり分量的にもやりこなせそうで、且つ例文や説明も判り易いもの〜を選ぶことが肝心です。とにかく一冊(分冊されている場合には複数冊)全部をやり抜きましょう。

 

その後、志望校の出題傾向をも睨みながら、文法問題や読解問題に取り組んでいくわけですが、あくまで文法構造で読み解けるよう心がけて下さい。適当に流し読みしするだけでは、入試問題には歯も立ちません。少しずつでも着実に読解し、回答していきたいものです。

 

語法・イディオムや語彙の学習は繰り返さねば成果はでません。それぞれ10回は繰り返す覚悟で気長に取り組みましょう。

Heaven helps those who help themselves.

高卒生は、自分の心身のコンディションと上手く付き合いながら前進していくこのチャレンジの機に自分を磨きましょう。

 

夏前もしくは夏半ばまでに、基礎文法事項を見直し、きちんと構文理解や文法構造で英文を処理する姿勢を作ることが先決です。夏休み中には、それらの復習・応用と共に、受験校の過去問に改めて取り組んでみて、秋以降の勉強の方針を立てることが必要です。

 

秋以降は模試も忙しいですが、入試レベルの読解問題をこなしながら、反復練習を要する文法・語法や語彙のおさらいにも向かってください。ともすると理数系科目の勉強に夢中になるあまり英語の教材を開かない日が続いた…といった事態に陥りがちですが「一日休むと三日分穴があく」語学を侮らないように。

 

秋が深まる頃から、過去問にも本格的に取り組むことになります。ここで注意したいのは、過去問を解く目的は点数を取ることではなく、第一にあくまで出題傾向や、自分の得手不得手を確認することにある、ということです。夏までに固めて来た知識や技術をどう発揮することを求められているのか(文法知識はどのように問われるか、長文の長さはどの位か、記述式か選択問題か、英作はあるか…など)を確認しながら、自分に足らない学習演習を見極めていきましょう。

 

12月半ば以降の直前期からはより実践的に、問題への解答の速度、解く順番などを実際の入試の時間に照らし合わせて考え、本番の作戦を練っていくとよいでしょう。

 

健康管理には息抜きも必要。うまく心身のバランスをとりながら、本番にむかって調整していって下さい。

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