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2015/11/15受験情報 『私の医学部合格必勝法ー日本大学医学部正規合格YYさんー』

失敗から学んだこと

失敗例を見ることは参考になると思うので、まず失敗談を書いていこうと思います。私の場合、志望大学の決定と対策という作業にありました。

 

高1、2の時に私は医科歯科と群大を志望校にしましたが、対策を立てようとしてもどうにも立てられませんでした。これをまだ高校の範囲が終了していないからだと決め込んでしまいました。

 

しかし高3になり、高校の範囲が終わったにもかかわらず、未だに対策案が見えてこなかったのです。よくよく考えてみると、特殊な問題形式なので、対策が立てづらいのは時間が経っても変わらないはずです。こんな馬鹿みたいなことを平気でやってきたのです。そして自分の処理能力も考えずに、大量の参考書、問題集に手を出しました。

 

ですから、焦っている人は私みたいに自爆する危険性があります。心を落ち着けて今の自分を反省してみなければなりません。志望大学に合格するために自分に足りないものは何かを考えてみなければなりません。何も考えずに勉強すると、私みたいにいつまで経っても不安が解消されずに受験に臨むことになってしまいます。

志望校を選ぶときのポイント

志望校は複数設定し、比較検討していった方が良いです。嫌だという人は理由がはっきり言えますか?言えない人が多いはずです。言うためには、相対的な価値判断が必要だからでしょう。私も受験が終了してからも国立大に行きたいと考えていました。それがなぜなのか、自分でもわからないのです。偏差値でしかないと言われればそれまでの気もしてきます。そんな理由だけで志望する生徒に入学されても、妥協で入学されても大学側は迷惑でしょう。おそらく大学は本当にやる気のある人を採りたいはずです。

 

そこで、志望校決定のポイントを書いてみようと思います。どの大学で学び、何をしたいのかを考えてみる必要があります。

 

1. 私立大には意外と免除制度もあるので、学費について詳しく調べてみる。いくら行きたくても入学できなければ意味がない。

 

2. 自分のイメージと違う場合がほとんどなので、実際に大学を見学してみる。自分が6年間通学、勉強、サークル活動などするのに最適な環境かどうかを調べる。

 

3. 勉強できる環境かを判断するための資料の一つとして、医師国家試験の合格率を調べてみる。しかし合格率が良い大学が自分にとって良い大学とは限らない。

 

4. 私立大医学部の場合は、現実的には学費順に偏差値が並ぶことが多いので、偏差値だけで大学の良さを判断しない。

大学には各々の魅力がありますが、このように考えれば、本当に行きたい大学が少しは見えてくるはずです。見えてきたらしめたもので、私のように目標を見失うこともないと思います。

 

科目別の勉強攻略法

私の勉強法とその反省について書いていこうと思います。私の勉強法は理解するのに必要な知識を身につけていくというものでありました。身につけるために手を動かしたり、声に出したり、目で覚えたり、考えたりもしました。

 

英語は、文法、単語、構文、熟語を徹底的に学習し、長文中で使えるようにするというものです。その際に基礎英文法精読、英文法語法のトレーニング、ターゲット1900、解体英語構文・熟語、塾テキスト(長文と英作文)を使いました。初期の学習では、英文の構造を把握できるようにし、それから意識的に前から読めるように練習しました。語順、関係詞、準動詞、前置詞、接続詞のイメージを理解できると簡単に読めるようになります。

 

数学は、高1の時は黄チャートを、高2、3では赤チャート、スタンダード演習、新数学演習を使いました。その際、公式の証明、応用の仕方を一つ一つ見ていきました。私の場合、知識を統合化する作業、式の意味の理解、計算力の養成を怠ってきたように思います。ですから、新数学演習をやり始めたのは3年の10月と遅いにもかかわらず、最終的にはとても役に立ちました。しかし、入試では計算力がないと解ききれないことになりかねません。日頃から厳しめの計算練習をしておく必要があります。

 

化学は、ハンドブックと良問3冊、有機化学演習をやったくらいです。無機・有機化学は物質の性質を整理してから覚えていくと自然に伸びました。製造法、構造式を早く正確に書けるように練習する必要があると思います。

 

生物は、学研の田部の生物と図と表で見る生物を繰り返し読んだくらいです。生物は問題集を解いてもあまり効果的ではありませんでした。私の場合、構造、実験を何も見ないで書けるようにして、志望校の過去問を演習しただけで十分でした。

自分の勉強法を振り返って思うこと

私がここに書いたより多くの問題集や過去問をやっていましたが、やることがメインで身につける作業や計画の見直しを怠ってきたように思います。このような学習をしているようでは、スランプに陥ることになりかねません。というのも、身につけていかなければ今以上の処理能力が得られず、時間内で自力で入試問題を解けるようにはならないからです。

 

また、自分の学習を改善していくのも大切です。冷静になって学習法を反省してみると、なんて馬鹿なことをしてきたのかと驚嘆することがあるはずです。学習法改善のために時間を割くことは意外としないものです。

 

どうせ塾に行くなら不得意科目は高2のうちから習った方が良いように思います。不得意科目は勉強法それ自体が理解できずにきてしまったものが多く、勉強すること自体が苦痛であるからです。学校の学習で不得意になるのを阻止できれば何よりなんですが。

自分と志望校との相性を知る

私が受験を通じて学んだことは、自分の現段階での実力が目標とするレベルとどのくらい違うのかを理解せずに、努力しても学力向上にはつながらないということです。自分の学力と目標大学のレベルがあまりにかけ離れている場合、勉強法が見定まらず、不安になったりします。そうすると、行動がとれなくなったり、めちゃくちゃなことを平気でしてしまいます。こんな状態で勉強を行った結果、センターで大失敗という結果になってしまいました。

 

そこで、受験を振り返って、解決策はどういったものなのか、私なりに考えてみました。実際、私が日大、東京医大に合格できた理由は、私の勉強方法がその大学の入試問題に合致していたからです。しかしながら、他大学の入試には残念ながら合致していませんでした。ということは、自分の志望大学の入試問題は早期から研究しておくことが重要だと言うことができます。

 

私の場合、高2の11月頃から、医科歯科の問題だけを見始めましたが、自分の実力ではどう対策を立てたらいいのかさえわかりませんでした。ですから、自分の実力に見合った志望大学の問題、問題集を解きつつ、目標大学の問題を想定していくことが重要なはずです。

 

事実、日大の場合では英語は文法、英作文の学習、数学は大学への数学のグラフの考察の仕方がとても役に立ちました。東京医大ではセンター対策がとても役に立っています。このような結果になったのは日大、東京医大の問題を研究していたからではなく、私が医科歯科、群大の対策をしていく際の偶然が大きかったのです。これは大学によって問題に差がないことを意味していると思われます。

 

また、私の場合、頭だけで考えるだけで問題の研究や学習法の反省をノートしていなかったのです。それでは、いつまでたってもできるようになるはずがありません。今の自分より上を目指そうとしているのですから。

合格者に必要な “学習のあり方”

入試対策では効率が求められます。その際、志望校の出題形式・分野を整理しておくことは重要になります。しかし、過去問を演習するだけでは実力はつきません。教科書、参考書をしっかり読んで理解し、自分で表現する学習をしてこないと違う問題形式では対処しきれません。教科書を何回も読んで理解し表現するという学習は初めは辛く、すぐには効果はあらわれませんが、問題パターンを暗記する作業よりは結果的には楽で面白い学習だと思います。

 

どのように整理するとわかりやすいのかを考えた経験は、小論文対策にもなりました。一つ一つの教科を個々に考えずに、整理の仕方を他の教科にも応用していく必要があります。受験勉強それ自体は多くの場合、なんの役にも立ちません。しかし、そこで養われる本を読む力、論じる力、まとめる力は、いろいろな場面で幅広く役に立つはずです。受験勉強をしなくても確かに養われる力かもしれませんが、受験勉強をしなければ大学に行かないと資格が取れない職業には就けません。

 

受験勉強をしなければ損をするのは紛れもなく自分自身です。だからといって焦って、たくさんの参考書に手をだして失敗してしまってはもともこもありません。よく考えて、計画的にかつ主体的に学習することを強くお勧めします。