特集

女子の医学部受験を考える

インタビュー

一度軌道にのると、崩れない女子は強い!

今回は、英語科主任の田中先生に女子の医学部受験について伺いました。

きちんと学習方針を立てるところから

女性の学習はコツコツ型が多く、その意味では学習が失速しにくい傾向があるようです。ただ、理科、数学に苦手意識がある生徒が多いのも事実です。しかし、受験はトータルで合格することを念頭においていただきたいと思います。誰にでも得意ではない教科はありますから、伸ばせる教科をしっかりと伸ばし、学習のペースを崩さなければ、必ず合格につながります。まずはきちんと学習戦略と学習方針を立てることが第一ですね。女子は学習方法や学習方針に無頓着な人が意外と多いので、とにかく時間をかけて隅々まで勉強すればいい…と考えている生徒も見受けられます。あくまで、きちんとした方針をたてて効率的に学習するにこしたことはありません。

 

トータルで受かるための戦略を考える

まずは学習方法を点検しましょう。「勉強しているのに点数が伸びない」という悩みは女子に多いように思いますが、それもやはり学習方法によるものではないでしょうか。学校の先生でも、塾・予備校の先生でもかまいませんから、きちんと相談することから始めましょう。自分の進度や習熟度に合わせた効率的な学習をする、その上で反復する。学んだことを忘れてしまっていたり、できなかったりしてもがっかりせず、受け入れて継続することで必ず結果は出て来ます。ついつい学習方法が元に戻ってしまいがちな人も、意識的に先生に相談や自分で確認をすることで、学習習慣を大きく崩すことがなくなり、効果は出やすくなってきます。

 

繰り返しますが、受験ではトータルの点数が大切です。しかも、英語の配点が高い大学は多いです。女子が得意科目にしやすい英語を武器にできれば、1科目くらい苦手があっても合格できる子はたくさんいます。最終的な合格ラインを超えるためにはどうすれば良いか、諦めずにトータルで受かるための戦略を考えて受験に臨めば、きっと成果は得られると思います。

インタビュー

自分の実力に向き合えるのが女子の強さ

今回は、生物科の成澤先生に女子の医学部受験について伺いました。

まずは志望校をしっかり定めよう

私立医学部受験の大きな特徴はまず、受験科目が少ないことが挙げられます。科目を絞るということは、つまりその科目が得意な子が受けてくるということですから、当然平均点が上がりハイレベルな戦いになってきます。さらに、問題の傾向は大学ごとに大きく異なります。求められる力が「多くの問題を時間内に処理するための知識の正確性」なのか、「思考力、考察力とそれを説明する記述力」なのかによって、対策方法も異なってきます。まず自分が行きたいのはどの大学の医学部なのか、志望校をしっかり定めて、そこに向かって頑張っていくことが大切です。

 

女子の強みは、現実的に立ち向かっていけるところ

女子は、例えば模試で点数が取れずに落ち込んでしまっても、その結果を受け止めて頑張っていくことができる力がある子が多いと思います。しっかりとした目標をきちんと立て、「受かりたい」という気持ちで突き進んでいくのが得意だと言えますね。自分の現状に向き合って問題はどこか、不足がどこかを見つけることができれば、あとは現実的に立ち向かっていける、という女子の傾向は受験においても強みだと思います。

 

この他に、良くも悪くも環境に左右されるところがあります。息抜き、勉強から離れているときほど、目標を同じくする子たちと一緒にいるといい影響があります。私自身も、受験期を一緒に過ごした友人とは何年経っても交流があります。苦しい受験生活を一緒に乗り越えた仲間は、一生の付き合いになっていくのではないでしょうか。

女子のポイント

グングン伸びる!女子にぴったりな化学の勉強の進め方

化学の勉強を成功させる3つのポイント

Point1 まずは問題集から!

化学は理論分野のように公式を使って解く問題と、無機分野のように知識を問う問題に大別されます。公式を使って解くというと数学のような難しさを感じてしまうかもしれませんが、数学とちがって図形的な考え方がほとんど必要とされません。

 

また、知識を問う問題についても、基本をきちんと学習していれば答えられるものです。どちらにしても、問題集や過去問で勉強したのと同じような問題がそのまま、模試でも入試でも出題されます。そのため、化学は勉強量がそのまま実力になりやすい教科です。

 

まずは問題集で勉強し、それを仕上げてから過去問に取り組むようにしましょう。教科書や分厚い参考書は通読するより、分からなくなったとき調べるために使うようにするとよいです。

 

Point2 分野によって勉強の仕方に工夫を!

無機分野や有機分野の知識は、どのようにして身につけるか自分なりの勉強法を確立していくことが重要です。語呂合わせが載せられている参考書を使ったり、複雑な構造式を形のイメージで覚えてみたり、図録を見て印象に残すようにしたり、図を書いてノートをつくったりといった勉強の工夫が必要です。

 

そのうえで問題集を解くこともしましょう。とくに無機分野については、無機専用の問題集を活用すると、受験で問われる知識をおおよそすべて網羅することができます。

 

Point3 有機分野は類題の練習が一番の早道!

私立医学部入試では無機分野より有機分野のウェイトが大きく、また有機分野のうちでも合成高分子より天然高分子が頻繁に出題されます。そして有機分野は、たんに知識が問われるばかりでなく、実際に知識を活用できるかということも、構造決定のような問題では問われます。

 

どのような構造式が考えられるかすべて書き出すことや条件に合う構造式をしぼることは、有機分野に特有の問題と言えます。うまく答えが出せるようになるまで類題の練習をいとわず重ねることで上達します。

高1・2生の皆さんへ

高2の間に理論分野の勉強を一通り終えているとよいです。問題集にのせられている理論分野の問題をすべて解けるようになることが目標です。市販の問題集でも、学校で使っている問題集でも構いません。理論分野の問題は計算力が要求されます。有機分野と無機分野はこの時期に、上で述べたように勉強法を確立しておきましょう。

高3生の皆さんへ

高3になると、毎日化学を勉強する時間をさくことはなかなかできません。一週間のうち化学の勉強にあてる時間の計画を立ててください。夏休みが終わるまでに、理論で弱点となっている単元の克服と、無機分野の学習、そして高分子化合物までふくめた有機分野の勉強を終えましょう。九月以降から志望校の過去問を解いて、時間配分など実戦的な対策を練ります。

高卒生の皆さんへ

化学を得意科目にすることを積極的に狙っていくべきです。夏までに問題集や過去問を解き直して、弱点を洗いだしながら、勉強不足となっている単元に取り組んでください。分からない点を残さないでおくことが大切です。秋からは志望校のみならず、志望校と同じ難度の過去問も勉強して万全を期していきましょう。

女子のポイント

迷いなし!医学部受験で物理選択した女子受験生へのメッセージ

物理の基本は力学の基礎を固めるところから!

まずは固めるべき分野をしっかりと把握しておきましょう。物理は大きく5単元にわかれていて「力学」「電磁気学」「波動」「熱力学」「原子物理」の5つ。このなかでも特に重要なのが「力学」と「電磁気学」です。この2つはすべての大学で確実にでると思って間違いありませんし、力学を理解せずに他の単元に進んでも学習スピードが落ちるだけです。力学の最初から仕事とエネルギーの範囲までは真っ先にやり直しましょう。

 

かといって「力学」「電磁気学」の二つを順に完璧にしていこう、と勉強し始めると大変なことになります。力学も電磁気学も量が多く発展問題の難易度も非常に高い分野だからです。

 

これは物理に限ったことではないですが、まずはしっかり基本までを「全範囲」一度終わらせておくべきです。できる限り早く、浪人生なら7月中旬までに、現役生でも10月の頭には終わらせておきたいです。

標準レベル問題を徹底的にやる

もう一度書きますが、あくまで「しっかり基本まで」です。この時点で発展問題を気にする必要はないし、逆に公式をうろ覚えではダメです。基本的な問題なら解ける、という状態にしましょう。その上で標準レベルの問題集を完璧にしましょう。

 

セミナー物理を完璧にしていないならセミナー物理がいいです。繰り返し、標準~発展問題までしっかりやりましょう。よく学校でも配られる重要問題集もいいですが少し難しく標準問題までは理解していることを前提としているので、やるならセミナー物理後でいいです。重要問題集を超える難易度の問題集に手を付けるよりは標準レベルの問題集を繰り返すことを優先してください。

教科書と問題集のサイクルが重要

次に具体的な勉強方法ですが、真っ先に言いたいことは「問題集だけ持ち歩いて勉強をするな」です。問題集に書いてある公式を使って問題を解き、その解き方を丸覚えしても物理ができるようになることはありません。公式の意味やその問題が扱っている物理現象がどういったものなのか、教科書や参考書などの「物理現象の説明」が書いてあるものを片手に問題集は解きましょう。

 

授業を聞いたり教科書を読んで物理現象を(ある程度)理解する→問題集の問題を解いて理解が正しいか確かめる→また教科書を読んで理解を深める、といったサイクルができることが望ましいです。教科書だけ読んでもダメ、問題集を解くだけでもダメ、まずは両方やってみてください。問題だけ解くようになるのは標準問題を完璧にしてからだと思いましょう。

じっくり深く考えるトレーニングを

また、よくある相談のなかに「物理は1問解くのに時間がかかりすぎる」というものがありますが、これはもう必要な時間だと思ってしっかり考えて解いてください。物理は時間がかかります。その分、1問1問の内容は濃く、重要なパターン問題の考え方はほぼそのまま入試に出ることも多いのであせらず着実にできることを増やしていきましょう。

図を描けるようにしよう

勉強をしていく上で気を付けておきたいことは「図を描くこと」「グラフや図から状況を読み取れるようになること」そして「すぐに答えをだそうとせずに問題の条件を図や数式にするとどうなるか考えること」です。

 

図を描くことは何も力学や電磁気学だけではありません。波動や熱力学、原子物理でも図は多用します。図を描くことで問題の状況を頭のなかだけでなく視覚的に整理できるので、その分、脳の容量を問題を解くことに集中して使うことができますし、ケアレスミスも少なくなります。また、図から「どの変数がわかれば問題が解けるか、置いた変数の数に対応する式が立てられるか」というように解法の方針が浮かび上がることも多いです。

グラフの読み取りもしっかり!

グラフが与えられる問題の多くはパターンがそのまま使えるものが多いので、事前にそのグラフ特有の考え方などを学んでおけば高得点のチャンスになります。グラフの読み取り方などは何となく理解できた、で済まさずに完璧を目指してください。

問題の条件を図や数式で表してみる

「すぐ答えをだそうとせずに~」についてはよく(特に高校1,2年生の物理が苦手な子などに)言っていることです。物理が苦手な人は例えば「速さを求めよ」という問いに対してすぐに速さの公式を書いてしまうのです。そしてその公式の中に未知数があるために結局は求まらない、となってしまいがちです。

 

公式さえ書いてしまえばすぐに答えがでてくる問題も中にはありますが、多くは「問題の条件を図や式で表した結果、求めたいものが出てくる」という流れで求まります。公式を使って終わりではなく、この条件は図ではどうなるか、式はどう立つのか、しっかり考えていく必要があるのです。ここで大切なことは通常の医学部で完全に初見というタイプの問題はあまり出ない、ということです。事前にしっかり標準レベルの問題集を終わらせておけば、図の書き方や式の立て方は自ずとわかるようになっていますし、医学部特有の特殊な問題は過去問を解いた上で基礎学力がついているなら立式できるはずです。

楽しみを実感できるようになるまで続けること

物理は解き方を丸覚えしても合格ラインには達しません。しかし、恐れることは全くないのです。標準レベルの問題をしっかり着実に解けるようになれば、ある時を境に点数は一気に伸びます。一つ目の山を越えてある程度問題が解けるようになれば物理はどんどん面白くなっていくし、一度わかってしまえば同じ単元では似たような問題が多い、ということにも気づけます。女子はどうしても物理が苦手になりがちですが、物理を通じて学べることも多いので、ぜひ楽しみながら勉強をしてください。

鵜呑みにしてよいこともある

最後に一つアドバイスをすると、物理では「鵜呑みにするべきこと」とそうでないことがありますが、この鵜呑みにするべきことに引っ掛かり過ぎると「よくわからない」というイメージが先行して物理全体がわからない、という感想になってしまうことがままあるので、非常に原理的な話(たとえば万有引力の式の形や最大静止摩擦力が垂直抗力に比例することなど)はそういうルールなのだと自分自身を無理矢理でもいいので納得させて先に進んでください。逆に考えて導ける式などはしっかり導いていきましょう。

女子のポイント

やればできる!女子の強みを生かして確実に生物を得点源にするための秘策

生物の学習で大切なポイント

生物は平均点がとりやすい科目です。しかし、高得点をとることが難しい科目でもあります。暗記科目だと思われがちな生物ですが、暗記をひたすら頑張れば、短期間で一発高得点を狙える科目ではありません。

 

実は、積み重ねがとても重要な科目なのです。他分野間とのつながりが見えてきて初めて、平均点から一つ抜けた得点をすることができるのです。また、高得点を取れるようになると、比較的安定して、高得点を取り続けることができる科目でもあります。受験生にとって、大きな武器になりうる科目です。生物を大きな武器にするための学習方法について、考えてみましょう。

①骨格を作ってから肉付けしていく

生物の学習は、暗記を先にするのではなく、全体像を把握することから始めましょう。たとえば、呼吸のしくみについて理解するときに、「解糖系」「クエン酸回路」「電子伝達系」の反応式や、反応過程の物質から覚えようとしても、よほど暗記が得意な人でなければ難しいでしょう。

 

しかし、グルコースからエネルギーを取り出す過程であるという大筋を理解し、そのエネルギーがどのように取り出されているのかに注目すると、水素の動きがとても重要であることがわかります。

 

このように、まずは、現象の全体像を見てイメージをつかみ、大きな骨組みを作って、それから用語の知識などを付けたしていきましょう。用語を忘れることがあっても、一度つかんだイメージは、忘れにくいものです。

②他の分野とのつながりを見つける

生物の学習は、成績上位層になればなるほど、他の分野との結びつきが、とても重要になってきます。生物で取り扱う内容は、分野ごとに分けられていますが、一歩引いて考えると、「一つの生命体の中で起こっている現象」や、「一つの生態系の中で起こっている現象」についての学問であることが見えてきます。

 

生体内で起こる化学反応は様々ですが、その多くに「酵素」が関与しています。酵素は「遺伝子」の発現によって合成されます。この発現する遺伝子の違いによって、同個体・同遺伝子での細胞でも働きの違う「細胞・組織・器官」となり、動物の生体内で、「免疫系」・「神経系」・「内分泌系」など、様々な役割を与えられます。分野にとらわれた学習では、生物全体の学習の意義を見失ってしまうことが多くなります。

 

他分野とのつながりをみつけることは、生体で起こっている現象が起こる原因や、その現象の意味を理解するのに必要です。そして、現象の原因・意味を理解することができると、生物全体の理解度がぐっと高くなります。

③日本語を正しく読み、正しく書く

生物の用語には、定義があります。考察問題は、特に日本語力が必要になります。日本語をしっかり読み、分析する力、また、読み手に正しく伝わる文章を書く力が不可欠です。

 

生物の実験問題では、初見の内容が取り扱われることが多いです。その際、初めて見た単語に惑わされず、そのしくみを読み取るためには、読解力が必要です。そして、問題を正しく読み取ることができれば、実験問題を考察することは、それほど難しいことではありません。一度、実験問題をじっくりと時間をかけて読んでみてください。

 

きちんと理解するまで読むためには、生物の知識よりも日本語力が必要であり、きちんと理解するまで読めば、問題を解答することは、難しいことではないことに気が付くことができるでしょう。

一番大切なこと

最後に、すべての学習に共通して言えることは、事象をビジュアル化すること、つまり、絵や図を描くことが大切であるということです。絵や図を描くためには、その事象をしっかり理解していることが必要になります。

 

絵や図を描くために、その事象について、詳細を自分で調べ、疑問を解決していくことが、生物に対する、より深い理解につながります。また、ビジュアル化することで、インプットだけではなく、アウトプットもしやすくなります。積極的に絵や図を描いて、より生物についての理解を深めましょう。

女子のポイント

女子必見!英語を飛躍的に引き伸ばすための方法

学校の授業を深め、有意義な基礎文法学習を

まずは英語という言語の基礎的構造を理解する、もしくは少なくともイメージを掴めるようにしたい時期、文法書に慣れ親しみましょう。

 

中学英語とは異なる次元で、英語の文法を最初から確認することが必要ですが、学校によっては「grammer」解説には時間を割かず、むしろ桐原書店『フォレスト』などの英文法書を「自習用」として購入させるだけに留まることもあります。この文法書、ともすると学校のロッカーや自室の書架で眠ったまま…になってしまうのですが、それではもったいない!

 

是非日々の勉強に取り入れ、学校の授業で指摘される文法事項についてもれなく調べ、それがどのような用法なのか、どんな応用が可能なのか…自分で調べる様にしましょう。

 

その際には例文は音読するなどして、とにかく代表的な英語構文表現に慣れ親しむことを目指しましょう。いわゆる問題集ではありませんので「覚える」よりは「理解」を進めたい段階です。文法書の記述を読み進める作業にやりにくさを感じてしまう人には、準拠の問題集を一冊入手することをお勧めします。

 

高3の春を前に、文法書をあなたのよき相棒に出来ていることが目標です。

Haste makes waste.

いざ受験の学年に進級してやってしまいがちな過ちは、気が急くあまり入試問題レベルの問題にむやみに取り組むことです。数学の応用問題に、関係する定理やその証明、公式の理解や確認もなく挑んでも仕方ないのと全く同じ。ここはむしろ、基礎文法を夏までに一通り終わらせることに専念し、過去問チャレンジはその後にしましょう。

 

教材としては、学校などでそれまでに使用した(もしくは使用しかけた)ことのある文法書や文法問題集がよいでしょう。新調する場合には、文法の全領域を網羅したもののなかから手に取ってみて「いい感じ」〜つまり分量的にもやりこなせそうで、且つ例文や説明も判り易いもの〜を選ぶことが肝心です。とにかく一冊(分冊されている場合には複数冊)全部をやり抜きましょう。

 

その後、志望校の出題傾向をも睨みながら、文法問題や読解問題に取り組んでいくわけですが、あくまで文法構造で読み解けるよう心がけて下さい。適当に流し読みしするだけでは、入試問題には歯も立ちません。少しずつでも着実に読解し、回答していきたいものです。

 

語法・イディオムや語彙の学習は繰り返さねば成果はでません。それぞれ10回は繰り返す覚悟で気長に取り組みましょう。

Heaven helps those who help themselves.

高卒生は、自分の心身のコンディションと上手く付き合いながら前進していくこのチャレンジの機に自分を磨きましょう。

 

夏前もしくは夏半ばまでに、基礎文法事項を見直し、きちんと構文理解や文法構造で英文を処理する姿勢を作ることが先決です。夏休み中には、それらの復習・応用と共に、受験校の過去問に改めて取り組んでみて、秋以降の勉強の方針を立てることが必要です。

 

秋以降は模試も忙しいですが、入試レベルの読解問題をこなしながら、反復練習を要する文法・語法や語彙のおさらいにも向かってください。ともすると理数系科目の勉強に夢中になるあまり英語の教材を開かない日が続いた…といった事態に陥りがちですが「一日休むと三日分穴があく」語学を侮らないように。

 

秋が深まる頃から、過去問にも本格的に取り組むことになります。ここで注意したいのは、過去問を解く目的は点数を取ることではなく、第一にあくまで出題傾向や、自分の得手不得手を確認することにある、ということです。夏までに固めて来た知識や技術をどう発揮することを求められているのか(文法知識はどのように問われるか、長文の長さはどの位か、記述式か選択問題か、英作はあるか…など)を確認しながら、自分に足らない学習演習を見極めていきましょう。

 

12月半ば以降の直前期からはより実践的に、問題への解答の速度、解く順番などを実際の入試の時間に照らし合わせて考え、本番の作戦を練っていくとよいでしょう。

 

健康管理には息抜きも必要。うまく心身のバランスをとりながら、本番にむかって調整していって下さい。

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