特集

家族で乗り越える医学部受験

大学情報

30年でこんなに変わった!医学部受験

私立医学部志願者はついに10万人を突破

どこの学部の入試も倍率が低迷するなか、医学部入試は年々倍率が高まり、10倍、20倍が当たり前の状況になってきています。私立大学医学部の志願者数(延べ人数)は2014年度入試以降10万人を超えています。ちなみに、2015年度入試の募集定員は2796人ですから、どの医学部も非常に狭き門となっていることがわかります。

30年前と比較してみよう

お父さま、お母さまと志望校について話していると、どうも大学への印象が違うみたい…と感じたことのある方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、この30年で医学部の偏差値は大きく変化しているのです。

私立医学部 入試偏差値の変化

 

こちらの表を見てみてください。私立医学部入試偏差値

 

2015年偏差値がトップの慶應義塾大学でさえ、30年前から偏差値は5ポイントアップしています。また、1975年に偏差値47.5ポイントだった杏林大学や、1985年には偏差値37.5ポイントだった愛知医科大学など、私立のいわゆる滑り止めだった医学部も2010年にはほとんどが偏差値65ポイントを越えてきています。多少の上下はあるものの、どの医学部も非常にレベルが高くなっていることが読み取れます。

もはや滑り止めはない、どんな大学も全力で挑もう

昨今の状況を知らない親世代の方から、自分の志望校を「そんなレベルの大学…」などと言われてしまい、志望校について悩んでしまう受験生もいますが、気にすることはありません。30年前と比較して、現在の医学部受験がいかにハイレベルな戦いであるかは、データにはっきりと現れています。医学部に関しては、もはや滑り止めと言えるような学校がないというのが現状です。どの大学も、自分がこれと決めた志望校であれば、迷わず全力で突き進んでいくことが大切です。

 

また、近年では医学部によって国際基準を満たしたカリキュラムが組まれ始めているため、授業の密度も上がっており、医学部に進学してからの大学生活も親世代のころよりも大変だといわれています。

 

時にはこんなデータも使いながら、周囲の誤解を解いたり、理解を得たりして、しっかりと目標を定めて医学部受験に臨んでくださいね。

 

女子のポイント

みんなの体験談!受験期の親子関係編

受験シーズン、家族との距離感に悩む人は多い

色々と思い悩む受験シーズン、勉強のことだけでなく、親子関係についてのお悩みも多く寄せられます。医学部を受験する女子はどんなことで悩んだり、それを乗り越えたりしているのでしょうか?今の自分のお悩みを解決するヒントになるかもしれません。

Case1 ついつい大げんかに…

まだ小さい弟妹がいるため、騒がしくなかなか集中できない自宅。そこで、予備校の自習スペースでその日の分の勉強を終わらせて帰るようにしていました。しかし、母から見るとまったく勉強をしていないように見えてしまうようで…「全然勉強してない!」「もっと努力しないと受からない」と言われてしまいました。反論しても言い訳するなと逆効果に…。結局大げんかしてしまいました。後日、予備校の先生と一緒に学習計画表を両親に見せ、勉強の進め方を説明することで納得はしてもらえたのですが…正直恥ずかしかった!

Case2 心配しすぎる母

勉強面や健康面など、あらゆることについて心配しすぎる母。気遣ってくれるのは嬉しいのですが、成績や偏差値をもとにインターネットで調べては、「あの大学は評判がよくないみたいだけど大丈夫なの?」とか「あなたの成績ならこの大学の方がいいんじゃない?」など、目標が揺らぐようなことを言われたのはつらかった…。ただ、やはり心配からの発言だと感じたので、本命志望校のオープンキャンパスや説明会には母と一緒に行くことに。「雰囲気の良い学校ね」と言ってくれたのでほっとしました。

Case3 イライラを受け止めてくれる両親に感謝

成績が思うように上がらず、スランプ陥ってしまった時期がありました。常にイライラしてしまい、言葉遣いも乱暴に…そんな時も、両親は冷静に対応してくれたのは本当にありがたかったと思います。「あなたは昔から悩んでいる時はそうだから」と、根気強く支えてくれ、毎日当たり前のようにお弁当を作ってくれました。スランプから抜け出すことができたあと、なんとなく気まずくしていると「たまには息抜きに行きましょう」と家族で外食に連れ出してくれたのも嬉しかったです。

Case4 普段は無関心な父、実は…

おしゃべりな母と違って寡黙な父。医学部受験したいと伝えた時も、予備校に通いたいとお願いをした時も、「お前がやりたいようにやってみたらいい」と言うだけでした。私のことに興味がないのかな?とも思っていましたが、実は予備校に「娘はしっかりやっていますか、悩んでいたりする様子はないですか」と心配して電話をかけてきていたそう。普段そんな様子を見せない父だったので、なんだか感動してしまいました。でも、たまには直接言ってくれてもいいのに(笑)

いかがでしたでしょうか?最近では、オープンキャンパスや入試説明会に親子で参加するのは当たり前、入学試験にも付添いに来る保護者の方も少なくありません。もはや、大学受験は親子で戦うものになってきているといえるでしょう。

しかし、どんな家庭も、いろいろな事情を抱えています。親側も、受験生側も、「過干渉」と「最適なサポート」の間で悩んでいるもの。時にはどちらかが歩み寄ることも大切です。受験は親子が向き合う最大のチャンスかもしれませんね。

勉強法

医学部合格者が実践したリアルな勉強法

この記事は、医学部に合格したメディカルフォレスト卒業生からのインタビューをもとに構成しています。

私が医学部に合格した勉強法のすべて

メディカルフォレストからみごと医学部合格を勝ち取った生徒が、後輩たちのためにと、自身の勉強法のすべてを公開してくれました!

 

「様々な環境で多くの先生や友達から学び、色々と模索しながら長く受験勉強をしてきた経験をいかして、私がこれから書くアドバイスが少しでも役に立つことができれば嬉しいです。ただ、私個人の意見であるため、誰もが納得できる意見や方法ばかりではないと思います。それぞれがこれまで積み上げてきたやり方があるはずです。その方がやはり自分にあっていると思えば、そちらを優先してください。今まで自分がやってきたことと他人から新しく聞いたこと、どちらが絶対に良いと決めつけてかかるのではなく、自分のやり方を基本としながら、必要に応じてうまく他人のやり方を取り入れるという姿勢を大事にすると良いと思います。」

 

とのメッセージとともに、授業の利用法から各科目への取り組み方までを仔細にレポートしています。ぜひ、取り入れられるところを見つけたり、アレンジを加えたりして、受験勉強に役立ててください。

受験勉強を始める前に〜10ヶ月の勉強の進め方〜

浪人生の人に絶対にやって欲しいことは、まず、自分がなぜ落ちたのか、具体的な理由を考えてみるということです。学力不足などではなく、語彙力の少なさが何より問題だったとか、化学のあの分野が苦手で克服しきれなかったとか、いつも数学で時間が足りなくなってしまったとか。

 

何校か受験して得た反省点をしっかり克服することなしに合格はありえません。それらを克服し受かるためには、どのような勉強をすれば良いかを常に考えるようにしましょう。ただ、やみくもに勉強していても成績はあがりますが、効率は下がります。10ヶ月で合格できるだけの学力をつけるためには効率よくやることも大切です。

 

まず、夏休み前までは予習復習をメインとし、今までの苦手分野や勉強の抜けをしっかり補いましょう。夏休みは前期の復習に徹します。ここで完全に苦手分野はなくし、前期のテキストを繰り返すことでスピードもつけます。夏期講習などは、普段の授業と同じように予習復習をしっかりこなし、終わり次第、同様に繰り返します。これを夏休みの10日前くらいまでには終わらせましょう。夏休みの最後は抜けがないか、足りないところはないかをチェックし、補充します。

 

後期の授業が始まったら、過去問を解き始めます。ここから始めないと本当に間に合いません。夏休みまでにやるべきことをしっかりとやっていれば、合格最低点を目安にある程度の点数が取れるはずです。年内に過去問は一通り終わらせましょう。私の目安としては英語、数学は5年分、理科は3~5年分です。問題を解くごとに反省点や時間配分などをメモしておき、次はそれを意識して少しずつ改善しながら解きます。最後の年数を解いた後にその学校のその科目について、自分なりの分析を行い、対策や傾向をまとめてこれもメモしておきます。

 

冬休みは過去問を解きつつ、足りないまたは不安な分野、また後期の授業の復習をします。年内に復習と過去問は終わらせましょう。1月は過去問の復習を行います。もう何年分か解いておきたい学校の過去問をやっても良いでしょう。気持ちに余裕を持って1月を過ごしましょう。試験期間中は、その学校についてまとめておいたものを見たり、何日かあるときは同じ時間にシミュレーションをしてみるのも良いと思います。

時間の使い方について

浪人生の人に絶対にやって欲しいことは、まず、自分がなぜ落ちたのか、具体的な理由を考えてみるということです。学力不足などではなく、語彙力の少なさが何より問題だったとか、化学のあの分野が苦手で克服しきれなかったとか、いつも数学で時間が足りなくなってしまったとか。

 

何校か受験して得た反省点をしっかり克服することなしに合格はありえません。それらを克服し受かるためには、どのような勉強をすれば良いかを常に考えるようにしましょう。ただ、やみくもに勉強していても成績はあがりますが、効率は下がります。10ヶ月で合格できるだけの学力をつけるためには効率よくやることも大切です。

 

まず、夏休み前までは予習復習をメインとし、今までの苦手分野や勉強の抜けをしっかり補いましょう。夏休みは前期の復習に徹します。ここで完全に苦手分野はなくし、前期のテキストを繰り返すことでスピードもつけます。夏期講習などは、普段の授業と同じように予習復習をしっかりこなし、終わり次第、同様に繰り返します。これを夏休みの10日前くらいまでには終わらせましょう。夏休みの最後は抜けがないか、足りないところはないかをチェックし、補充します。

 

後期の授業が始まったら、過去問を解き始めます。ここから始めないと本当に間に合いません。夏休みまでにやるべきことをしっかりとやっていれば、合格最低点を目安にある程度の点数が取れるはずです。年内に過去問は一通り終わらせましょう。私の目安としては英語、数学は5年分、理科は3~5年分です。問題を解くごとに反省点や時間配分などをメモしておき、次はそれを意識して少しずつ改善しながら解きます。最後の年数を解いた後にその学校のその科目について、自分なりの分析を行い、対策や傾向をまとめてこれもメモしておきます。

 

冬休みは過去問を解きつつ、足りないまたは不安な分野、また後期の授業の復習をします。年内に復習と過去問は終わらせましょう。1月は過去問の復習を行います。もう何年分か解いておきたい学校の過去問をやっても良いでしょう。気持ちに余裕を持って1月を過ごしましょう。試験期間中は、その学校についてまとめておいたものを見たり、何日かあるときは同じ時間にシミュレーションをしてみるのも良いと思います。

志望校の選び方について

医学部受験は模試の成績では一概に決められません。気になる大学の問題は、あまり偏差値にこだわらずに解いてみることをお勧めします。そこで合うと思えば受けるべきです。

 

また、ある程度の数を受けたほうが良いと思います。私の友達でも志望校の選択をもう少し考えれば、絶対もう1年早く受かっていたのにという人もいます。偏差値の高めの大学を狙っている人の中には、あまり滑り止めに低めの学校を多く受けない人がいます。しかし、それでダメなとき、次の年はもうどこでも良いから医学部に行きたいと低めの大学に受かり入学したとすると、去年の学力でも受かったのでは?となる人が必ずいます。初めから受けられる限り受けて、受かったところから選べば良いのです。

 

また、そこまで問題が合わなかもと思う大学も、行きたい大学は受けましょう。私は、合わないと敬遠していた大学に進学することになりました。片っ端から受ける人もいますが、受験は意外と体力を使います。特に浪人生は体力が落ちているため、あまり受けすぎると第1志望の頃には疲れ果てているなんてこともあります。特に2次試験は、その学校に行くとなると、電車で2時間もかかったり、泊まりで行くなんてこともあります。

 

私の目安では5~10校くらいかなと思います。最低でも5校以上です。慎重にバランスよく、柔軟に受験校は選びましょう。良い先生(特に臨床医)が偏差値の高い大学に出身であるとは限りません。

授業の利用法について

予習はしっかりやりましょう。ポイントは予習でしっかり考えてくること。当たり前ですが、分からない箇所や疑問点がどこなのかを明確にして授業に臨むことが重要です。これをしないと受け身になってしまい、眠くなったり、板書が分からずただノートを取るだけになったりと授業時間がもったいないです。それなら自習していたほうがましかもしれません。それくらい予習は大事なのです。

 

けれども、いくら予習が大事だからといって一つの授業に何時間もかけてしまっては、いくら時間があっても足りません。例えば20分かけても分からない問題は飛ばすことも必要です。その場合はしっかりチェックをしておいて、授業中にどうして予習のときに解けなかったのか具体的に書き込んだり、板書を写したものにマーカーを引くなどして、後で分かるようにしておきましょう。

 

授業を受けるときは予習をきちんとして受けるというのも重要ですが、私がやっていた授業に集中するためのもう一つのコツを教えます。

 

集中力がなくなってきてしまうのは、集団授業であることも大きいと思います。個別指導で眠ってしまったりということは、あまりないはずです。それを利用して、「この先生は私のためだけに授業をしてくれているんだ!」と思って、先生の言っていることを理解したら、うなずいたり、リアクションをとって受けてみましょう。そうすると、先生も話の終わりや大事なポイントのときには、こちらを見てくれるようになります。(笑)

それでも、どうしても眠くなってしまったり、集中できないときは、私はこっそり飴やチョコを食べたり、水を飲んだりしていました。結構、目が覚めます。筆箱などに小さいチョコや飴を入れておくのはお勧めです。

 

また、授業中はノートを必ず取ると決めなくても良いと思います。ノートを取るのに夢中で、授業の内容をその場で理解できないのでは意味がありません。理解しながらノートを取るのが理想ですが、分からなくなったら、一旦ノートを取るのをやめて、理解することに集中してはどうでしょう。ノートは取れている友達から休み時間に写させてもらえば大丈夫です。

授業中に疑問に思ったことは必ずメモしておいて、授業後すぐに先生や友達に聞き、疑問点は残すべきではありません。授業中、遅くてもその日のうちに確実に理解しましょう。10ヶ月という短い時間しかないため、予習でしっかり考えて授業を受けて理解できなかったところは潔く聞いてしまって良いと思います。

 

授業で理解の作業が終わったら、使いこなすための暗記の作業に入ります。これが復習です。予習で分からなかった点、授業中に分からず、授業後に質問などにより解決した点は、1週間以内に見直しましょう。できたら、その日のうちに授業で理解したことを思い出して、板書のノートを見ずにもう一度解くと良いです。

 

次に1週間ほど日にちをあけて再び解き、それでも間違えたらさらに1週間後、そして夏休みに2週目3週目と予習で分からなかったものは解いて、テキストの問題は確実に身につけましょう。予習で確信をもって解き、あっていたものは解き直す必要はないと思います。予習でなんとなく解いたらあっていたといった問題は復習しましょう。

 

予習、復習のタイミングですが、私がやっていたのは、まずその日に受けた授業の来週のための予習をしてしまいます。つまり1週間前に予習をすることになります。授業中に来週の授業の予習をする上でのポイントやヒントを言われることも多いし、荷物も多くならないからです。

 

また、その授業のはじまる前の休み時間や朝などに、もう一度予習を見直すと良いと思います。予習は必ず1週間前の授業後に終えてしまって、時間があればその日の復習をします。終わらなかったものは週末にまとめてします。できるだけ土曜日に終わらせましょう。日曜日は模試を受けたり、それ以前に何回か間違えた問題の復習にあてたり、苦手分野を強化したりしたいからです。

模試と過去問の利用方法について

模試の成績は気にしないようにしましょう。さすがにE判定しかでないというのは、学力不足なので頑張らないといけませんが、ある程度とれるようになったら自分は志望校を受ける人たちの中で、どこら辺にいるのかをなんとなく把握してモチベーションを高めたら、その後が大切です。

 

医学部は各大学によって入試傾向の特徴が色濃くでます。なので、偏差値だけを見ても、一概に受かりそう落ちそうという判断はできません。通常の模試は典型的な問題が多く出されます。そのため、模試でできなかった問題は確実に解けるようにしておく必要があります。

 

模試の間違えノートを作ってまとめておくことをお勧めします。問題と解答に加え、必要な知識を書き足したり、解法のポイントとなるところにチェックするなどします。このノートはできたら教科ごとにまとめ、過去問でこれは解きたかった問題やまとめておきたい問題なども足していきましょう。

 

ただし、間違えた問題をすべて書くと、量も多くなり見にくいですし、手間も時間もかかるので、自分で抜粋して書きましょう。要するに、確実に取りたいけど、間違いやすくて心配な問題を集めたものをつくるイメージです。同じような問題を解く際にチェックできたり、模試や受験本番の休憩時間に見ることできます。

各科目の取り組み方について

私が取り組んだ、主要な4科目についての取り組み方についてお伝えします。

 

英語

イディオム、単語、文法は4月から1月までコンスタントにやり続けましょう。ここを完璧にするだけでかなり点数は変わってきます。前期の授業期間中は、予習復習を徹底すれば長文は自然とできるようになります。

 

長文が苦手な人は構造がきちんととれていなかったり、分からないところは流し読みで全然頭に入っていないということはありませんか。そうした人は、前期の間は予習の際に時間は気にせず、構造がどうしても取れないところは先生に質問したりしてじっくり、読む癖をつけましょう。試験でも分からないまま最後まで問題を解くよりも、じっくり理解しながら解いて、解き残しがあった方が意外と点数は高くなるものです。

 

また、復習のときに音読してみましょう。すぐ頭の中で和訳できるくらいまで音読を繰り返すということを続けてみましょう。構造がすぐとれるだけではなく、単語も覚えられ、思いのほか効果があるはずです。
数学

予習復習の話で説明したことを徹底してやりましょう。数学が苦手で、全然予習ができない人は予習に時間をかけず、復習に時間をかけるというのも良いと思います。ただ、それでも予習は必ずしましょう。少ししか書けなくても、全然わからなくても、やるとやらないでは授業の効果が全く違います。

 

苦手な人はテキスト以外の問題になるべく手は出さず、分からないところは必ずその日のうちに質問し何度も何度も復習しましょう。また、数学をやるときには、どうしてこの公式を使うのか、どうしてこの解法で解き進めるのか、を考えながら解く、または復習します。

 

化学

苦手な分野があるのなら、そこは必ずできるようにしましょう。化学は得点源にしやすい科目です。苦手な人はチャンスです。化学ができるようになれば、点数はぐんと上がります。化学は覚えるべきところは割り切ってしっかり完全に覚えてしまいましょう。

 

また、計算問題などはバリエーションが少なく、解き方も決まっているため、不得意なものがあれば似たような問題を探して、何個も解くと良いと思います。やったことをすぐ使ってみる、覚えたら何も見ずにまたやる。そして、しばらくしたら復習してみる。これで確実にできるようになります。先生に言えば、問題をもらえると思いますよ。

 

物理

受験物理は出る問題のバリエーションが決まっています。とにかくきちんと理解した上で復習をしっかりと行い、素早く的確に解法を導けるようにしましょう。理科は時間との勝負なので、時間をかければできる、では意味がありません。何度も復習して、授業でやった問題で解けないものはないようにしましょう。

最後に

これから受験に臨む方へ伝えたいことは、自分を追いつめすぎず、適度に息抜きをしながら、自分らしく勉強してほしいということです。受験勉強はつらいことも多くあると思いますが、自分自身の力を信じて頑張ってください。

学習計画

親子で実践する、学習計画の「見える化」

厳しい言葉の裏には「不安」がある

保護者の方が受験生に対してあれこれ言ってしまう理由、それは大概の場合、漠然とした不安感情に起因しています。簡単にいえば、「わが子がしっかり勉強している」という確信を得られないから不安になるということです。

 

保護者の方は受験生が勉強している姿を常に見ているわけではありません。また、予備校や学校で勉強をするスタイルの受験生の場合は、自宅でリラックスしている姿、つまり「オフ」のときの姿ばかりを目にしてしまうことになります。

 

「努力が報われてほしい、合格の夢を応援したい、叶えてほしい」という親心があるからこそ、勉強している姿が見えないことで、ついつい厳しい言葉が口をついてしまうのではないでしょうか。

 

そこでおすすめしたいのが、学習計画の「見える化」です。あなたの努力をしっかりと伝えることで、親の不安を払拭し、親から理解のない言葉を受けることがなくなるだけでなく、必要なサポートを受けることもできるようになります。

学習計画を共有することのメリットとは

学習計画を親と共有することで得られるメリットは大きくふたつあります。

 

まずひとつめのメリットは、あなた(=受験生自身)の意思を具体的に伝えやすくなるという点です。

 

学習計画を立てたときの

 

① 自分で決めた志望校合格に向けて、

② 自分の状態を自分で判断し、

③ いつまでに何をどこまですべきかを自分で決めて

④ 自分自身で実践していく

 

という強い思いを、順序立てて説明することで、あなたがいかに考え、具体的にどのように努力しているのか、理解してもらうことができるはずです。

 

また、細かい科目や単元の内容はわからなくても、具体的な参考書のページやチェックテストの成果を示すことで、必要以上に親から厳しい言葉が出ることはなくなることでしょう。

ふたつめのメリットは、サポートのお願いをしやすくなるということです。

 

保護者の方はあなたを応援し、支えたいという思いがあります。しかし、あなたが具体的にどんなことをして欲しいのかがわからないのです。

 

そこで、学習計画を示しながら、「この期間は勉強に集中したいので、家族での外出の予定を入れないで欲しい」とか、「自分には家よりも、自習スペースなど集中出来る場所で勉強する方が向いているので、家ではゆっくり過ごさせて欲しい」など、あなたの勉強しやすいスタイルや、そのためにどうして欲しいかを伝えてみてはいかがでしょうか。要望やその理由を具体的に伝えれば、きっと必要なサポートを受けることができるはずです。

ストレスを溜め込まないためにも、理解し合う努力をしよう

結局のところ、受験をするために一番頑張る必要があるのも、実際に頑張っているのも、あなた、つまり受験生自身です。そして、ストレスはあなたの一番の敵です。つまり、周囲に自分の状況を説明することを面倒がってしまったり、「どうせわかってもらえないから」と諦めてしまうことで、結局は孤立し、自分を追い込んでしまいます。

 

たしかに親子の関係だと、些細なことでイライラするのも分かります。が、少し視点を変えて、一番身近なサポーターである親や家族と良好な関係を築いたほうが、なにかと自分にメリットが返ってくると考えるようにしてみましょう。

 

他方で、保護者の方には、不安になる気持ちをぐっと堪えて、ピリピリしがちな受験生の生活環境に細心の配慮をお願いいたします。お子さまが食事、睡眠、休憩をとりやすいように、場の空気を読みながら、そばで温かく見守ってほしいと思います。

インタビュー

母娘対談「医学部合格までの道のり」

家族みんなで乗り越えた医学部受験

2015年4月、メディカルフォレストから杏林大学医学部に入学したSYさん。医師のお父さまに憧れて医師になることを決意したものの、現役受験では思ったような結果を得られず浪人を経験。その後、家族みんなで受験勉強を頑張り抜き、みごと杏林大学医学部医学科に正規合格しました。

 

不合格、浪人、そして合格までの道のりを、お母さまとの対談で振り返っていただきました。

挫折してしまった浪人一年目

お母さま】 「女医になりたい」と娘が言った時は、本当に驚きました。夢にも思いませんでしたし、実際、成績も決して優秀というわけではなかったんです。

 

【SYさん】 開業医である父が日々奮闘する姿を幼い頃から見るうちに「地域医療」という仕事に憧れを感じるようになったんです。両親は、それはびっくりしたと思います(笑)。医学部を受験するレベルではありませんでしたから。それだけに覚悟して臨んだつもりでした。ところが、大手予備校での浪人一年目は、受験時期を迎える前にもう挫折してしまったんです。気持ちが続かなくなったというか、諦めてしまったというか…。

 

【お母さま】  私が見ていても「環境が合っていないな」と感じましたね。娘も辛かったと思います。

 

【SYさん】 やはり大手予備校は受講人数が多いですし、一人ひとりの苦手なポイントをきめ細かくケアするというわけにはいきません。私には数学という苦手分野がありましたが、そこを重点的に指導していただくとか、志望校のレベルを自分に合わせて調整してもらい、それに合った対策をしていただくとか、メディカルフォレストでは当たり前の指導もなかなか受けられませんでした。とても不安で、質問を一つするのも「恐い」と思ってしまっていました。精神的に萎縮してしまい、もう受験勉強そのものにも集中できなくなってしまっていたんです。

受験に集中できる環境を探して

【お母さま】 メディカルフォレストのことは、娘が自分で調べて「二年目は大手ではなく、ここに通いたい」と言ってきました。

 

【SYさん】 一年目と同じじゃ駄目だと思ったんです。色々と調べるうちにメディカルフォレストのことを知って、学校訪問をしたいと母にお願いしました。

 

【お母さま】 はじめて訪れた時は「設備がとても綺麗だな」という印象。ただ、今だから言いますが、まだ設立間もないし、大丈夫だろうかと不安に思ったのも事実です。浪人二年目ですから、もう失敗は許されないと思っていましたし。

 

【SYさん】 メディカルフォレストが私に合っていたのは、とにかくいつも「サポートしてくれている」と実感できたところだと思います。勉強はもちろん、体調やモチベーションもいつも気に掛けてくださいました。精神的に余計な負荷が掛からないので、とにかく勉強に集中できる。分からなくなったら、さかのぼってとことんまで教えてくれる。そして、何より「大丈夫!」と勇気づけてくれるところが頼もしかったです。

 

お母さま】 私が、娘の様子を問い合わせしてもすぐに答えてくれる。勉強の進捗や態度まできめ細かく把握していただいていました。また、女子のやる気を引き出すことがとても上手だと思いました。娘は褒められて伸びるタイプだったようなので、こちらに通い始めて明らかに顔つきが変わったことを憶えています。

医師になる、その実感が湧いてきた

【SYさん】 メディカルフォレストに入学する前の模試では、偏差値50程度だったのですが、5月には59、8月には63、10月には66と、着実に成果が出ていたので、もう受験の前に心が折れてしまうことはありませんでした。さらに苦手な数学を徹底的にケアしていただいたので、徐々に苦手意識が薄れていき、おかげで得意だった英語まで相乗効果でさらに成績が上がっていきました。

 

お母さま】 以前では考えられないことですが、この頃、自分から進んで家事の手伝いなどもしてくれるようになりました。気分転換も兼ねていたんだと思いますが、人間的な成長も感じるようになったんです。

 

【SYさん】 メディカルフォレストには、医学部合格のためだけでなく、医師としてふさわしい人格形成のための授業があります。礼節教育やボランティア活動を通じて随分意識が変わったと思います。

 

お母さま】 勉強で結果が出てきていたこともありますが、生活とのメリハリもつくようになったんだと思います。ボランティア活動では、障がい者施設への定期訪問などを行っていて、そういう実体験がまた勉強へのやる気に繋がるんじゃないかと思います。

 

【SYさん】 メリハリという意味では、自由が丘という立地もあり、ちょっとした気分転換が気軽にできました。街を少し歩くだけでリラックスできるというか。それから、女子限定ということもあり、やはり一緒に一年を過ごした仲間の支えが大きかったです。助け合う意識もありますし、一方で競争意識も高められました。同じような境遇や生活環境に暮らしてきた生徒が集まっているので、自然と打ち解け合えたんだと思います。

人間的に成長できたことが一番の財産

【SYさん】 医師になるための勉強は、まさにこれから始まります。医師になるために受験をするのに、その受験で心が痩せ細っては何の意味もないと思います。ですから、メディカルフォレストに通って、充実した一年間を過ごせたこと、そして人間的な成長ができたこと、そのことがこれから医師の道に進むための一番の財産だと思います。

 

お母さま】 先生から頂いた「努力は運を支配する」という言葉が書かれた色紙が、いまも娘の部屋に飾ってあります。受験前日にサプライズで娘の席に置かれていたと聞いています。それを聞いた私もとても感動しました。先生やスタッフのみなさんの心遣い。厳しさと優しさが娘の合格を実現してくれたんだと思います。

お二人から、合格を目指すみなさんへ

【SYさん】 苛酷な受験を乗り越えるには、体力と環境が重要です。受験日程は過密ですから、日頃から体力作りに取り組んだ方が良いと思います。メディカルフォレストにはヨガ教室もあり、私はそれに参加していましたが、短い時間でも日々身体を動かすことを心がけた方が良いと思います。

 

お母さま】 娘の一年目の失敗を踏まえていうと、早く自分にあった環境を見つけてください。特に女子には、女子のための環境が整っていることが大事です。とても大切な一年を過ごす場所ですから、自分の居場所としてふさわしいかどうか、妥協しないで検討して欲しいです。

リフレッシュ

親子でチェック!受験生に大切な食生活

食事から受験対策を考えてみよう

受験生と食事は、切っても切り離せない関係です。なぜなら、勉強でフル稼動させなければならない脳細胞にしっかりと栄養を届けないと、集中力や記憶力、思考力、判断力といった機能がうまく働かなくなってしまうからです。

 

満腹で眠くなってしまうからと、食事を取らずに勉強する…などということは逆効果です。空腹であれば、受験勉強に集中するどころではなくなってしまいますし、記憶力も下がってしまうため効率的とは言えません。三食きちんとバランスよく食事をすることが理想ですが、なかなかそうもいかない、という方も多いと思います。

 

そこで、普段の食事やお弁当、夜食などに一品増やせる簡単メニューをご紹介します。用途に合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。

脳の活性化&集中力強化におすすめ!かぼちゃとじゃこのサラダ

【作り方】(4人前)
1 かぼちゃ1/2個の種を取り、一口大にカットして電子レンジ柔らかくなるまで加熱します。
2 フライパンにオリーブ油、にんにくのみじん切り(またはチューブにんにく)を加えて加熱します。
3 にんにくの香りが出てきたら、じゃこ50gを加えてカリカリになるまで炒めます。
4 柔らかくなったかぼちゃを盛り付け、じゃこを載せます。お好みで小口切りにした万能ネギをふりかけてもOK。

 

【ポイント】
カロテン、ビタミンC、食物繊維などが豊富なかぼちゃ。カロテンには抗酸化作用があり細胞を丈夫にするのに役立ち、免疫力を高めてくれます。また、体内で ビタミンAに変わり粘膜の健康を守る働きがありますので、風邪やウイルスに負けない体を作るのにも役立ちます。また、じゃこに含まれる豊富なカルシウムは イライラ防止に役立ちます。さらに、にんにくは、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を高めてくれます。まさに受験勉強に役立つ成分をまとめてとることができるメニューです。

暑い季節に!夏バテ解消生春巻き

【作り方】(8個分)
1 豚バラ肉200g、エビ4尾を茹でてざるにあげ、エビは縦半分にカットします。
2 乾燥春雨30gを1分ほど茹でて戻しておきます。きゅうり・レタス・万能ねぎ適量を細切りにします。
3 ライスペーパー8枚を用意し、1枚ずつ水にくぐらせて戻し、水気を拭いてから1,2の具を1/8ずつ乗せてしっかりと巻きます。
4 醤油・みりん・砂糖・酢・水をそれぞれ大さじ1、チューブにんにく2cmを混ぜ合わせ、お好みで味噌・ゴマ油を加えたたれをつければ完成です。

 

【ポイント】
夏の暑さは人間の体にとっては一種のストレスです。発汗により、ビタミンB1とビタミンCが失われてしまい、疲れやすくなってしまいます。体力回復のため に欠かせないたんぱく質をエビと豚バラ肉で補いましょう。豚バラ肉にはビタミンB1が多く含まれます。たれに用いた、にんにくのにおいは食欲をそそるばか りでなく、におい成分の硫化アリルがビタミンB1の吸収を促進させてくれるので、豚肉と合わせることにより相乗効果が期待できます。また、レタス、青じそ、万能ねぎなどでビタミンCも摂取できます。

冬場の風邪・インフルエンザ対策に!牛ひき肉とお餅のピリ辛スープ

【作り方】(4人分)
1 もやし100g、にら60g、わかめ適量を3cmの長さに、にんじん1/2本は太めの千切りに、干ししいたけ2枚は水で戻してから5mm幅にカットします。
2 鍋にサラダ油をひき、牛ひき肉100g、にんにくとしょうがのみじん切り適量を入れて炒め、肉の色が変わったら、1を加えてさっと炒めます。
3チキンスープ1000mlを加えてひと煮立ちさせ、塩・醤油・酒・こしょうで味付けします。
4ごま油適量を加えて火を止め、椀に盛り、焼き餅、コチュジャン少々、炒りごまを加えれば完成です。

 

【ポイント】
風邪やインフルエンザの予防には、栄養バランスのとれた食事でウイルスに対する対抗力をつけることが大切です。また、体を温めることも効果的なので、暖かいスープはおすすめです。
牛ひき肉は良質たんぱく質が多く、免疫機能を高め、スタミナ増強にも役立ちます。もやし、にんじん、にらのビタミンC、β-カロテンは風邪予防に役立ちます。コチュジャンの辛味成分であるカプサイシンには体が温める効果があります。寒い季節を乗り越えるには最適のメニューです。

長丁場の試験を乗り切る!リンゴのパンケーキ

【作り方】(4枚分)
1 小麦粉100gにベーキングパウダー小さじ1を加えふるっておきます。
2 ボールに卵1個、牛乳150ml、砂糖大さじ2、塩少々を入れてかき混ぜ、1を加えて混ぜ合わせます。
3 薄くスライスしたリンゴ1/2個に砂糖大さじ2(もしくははちみつ)とレモン汁少々をふりかけ、柔らかくなるまでレンジで加熱します。
4 フライパンを温めてバターを塗って、2を1/4ずつ流し入れ、両面を焼きます。3のリンゴと、お好みでヨーグルトを添えて盛りつければ完成です。

 

【ポイント】
牛乳に含まれるカルシウムは神経の情報伝達に関与し、イライラ防止、集中力を高める、記憶力を高めるなどの働きがあり、受験生にとってはとても頼りになる 食品です。りんごにはペクチンという食物繊維が豊富に含まれます。便秘予防が期待できます。フルーツはビタミンCが多く、抗酸化作用により風邪の予防がで きるので、好きなフルーツを添えてもいいですね。長丁場の試験の合間も、甘いデザートで一息入れて、疲れた頭を休めましょう。

特集「家族で乗り越える医学部受験」TOPへ