医学部繰り上げ合格の展望⑤

2016年3月12日

2015年の大学入試は、数学・理科において、新課程の学習指導要領を学んだ高校生が受験した初めての年でした。
そのため、過年度卒業生に対し、センター試験では別問題が用意され、私立大学医学部も慈恵などの一部を除いては過年度生にも考慮した問題が出題されました。
ところが、今年はその対応がなく、全面的に新課程からの出題になりました。

2浪以上の国公立や難関校受験者も、いつも以上に慎重に受験大学を選ばざるを得なかったのではないでしょうか?
そして、さらに医学部人気は高まるばかりで、今年は本当に正規合格が遠く感じました。
国公立や難関大学受験者層が、私立医学部の合格をたくさん持っていたせいか、ここにきて、日大、東京医科、杏林、東京女子医など、昨年を上回るペースで回り始めました。
最難関校の繰上状況ですが、補欠番号のつく慈恵、日医などでも国公立大学合格発表後の大きな動きは把握できていませんが、まもなく大きく回り始めるはずです。

頑張った分だけ、その頑張りを維持し続けることは容易ではありません。
どうか、たくさんの皆様に合格が届きますように。

教務スタッフ