学習計画の時点で
合否はすでに決まっている

東京医科大学医学部医学科 正規合格
HSくん 海城高等学校出身
  • 高卒生
  • 高3生
  • 高1・2生

暗記することの大切さ

正しいかどうかは別として、医学部受験をする人にとって「受験は暗記だ」という概念は大切なように思います。医学部に入って日々勉強していく中で、少なくとも基礎医学で言えば、理解する必要のあることはあまり多くないです。もちろん理解を要することも多いですが、何と言っても暗記するべき事項が膨大です。理解するべき事項の数倍はあるのではないでしょうか。

解剖学なんかは理解するべきことはほぼゼロ。骨の名前、神経の名前、神経の走行、筋肉の名前、筋肉の付着部位、臓器の名前、筋肉の支配神経…、全部暗記です。なんならウチの大学の教授的には英語も暗記すべきだそうです。脳解剖学と人体解剖学の試験範囲は、教科書のページ数で言えば数えてみたら3000ページを超えていました。3か月弱で3000ページを丸暗記しなければなりません。僕より先に医大生になった人たちが口をそろえて「受験はラク」と言っていましたが、いざその立場になると、受験勉強なんてラクだと思っちゃいます。

今思う学習計画の立て方

過度な表現をすれば、受験は学習計画を立てたときに合否が決まると思います。難しい問題集をやればいいってモンじゃないし、何も考えずただたくさん解けば良いってモンでもない。だからといって、1問1問に時間をかけていたら絶対間に合わない。要は緩急の付け方が大事なんです。

僕が浪人の1年間で解いた数学の問題は予備校の授業の分を入れてもたぶん300問弱。それで十分です。その300問を完璧にさえしてしまえば、一部の大学を除いて医学部の数学は標準的な問題ばかりですから、合格に必要な分は解けちゃいます。他の科目もそうです。志望校を決め、そこに出題される単元を適当なレベルで徹底的に解く。解法をひたすら覚える。そのために、志望校のレベルに合った問題集を各科目1冊買い、それを自分で定めた日数で割り、その予定通りにこなす。そうなるような計画を立てれば、きっとそれは正しい学習計画なのだと思います。

最後に思うこと

僕はただの医大生なので、今の勉強がひたすら暗記であること、医学部の6年間はこの先もどうやらその生活であるらしいことしかわかりません。ですが、皆さんが医学部受験を終えた先に待っているのは決して楽な道ではないことならわかります。

入学直後、学長が言った一言が強烈でした。「君たちが6年間で全て覚えなければいけない教科書を積み重ねると自分の身長とほぼ変わらない。」とんでもない世界に入ってしまったもんだと思いました。

さらに、これまた入学直後に他大の初期臨床研修医の先生のお話を聞く機会がありました。その先生は週6日病院に泊まり込み、休みのはずだった日も出勤したりしているそうです。あとで看護師の方から話を聞くと、その研修医の先生はとても熱心な先生のようで、患者さんから好かれているそうでした。これはあくまで推測ですが、つまり、真面目に医師になりたい人にとって、この世界はまるで生き地獄みたいです。

僕も大学に入ってから勉強がキツくて、もうすでに何度も逃げ出したくなりました。ですが、僕は勉強し続けます。「医師の無知は病気の見落としを生む。そうすれば患者さんには最悪の事態が生じうる。それは即ち人殺しである。」ある先生がそうおっしゃっていたからです。僕は人殺しになりたくないですから。

医学部受験はクリアするのがとても難しく、大変な努力・苦労を伴います。ですがそれは、医大生・医師になったあとの辛い生活に耐えられるかどうかを試しているのではないでしょうか。僕は皆さんに医師になってもらいたいとは思いません。真面目に勉強し、少しでも良い医師になりたいと思い続けられる人に医学部にはいってもらいたいと思っています。頑張ってください。

HSくんのお父さまより

小さい頃からこれと決めたら結果が出るまでやるような子でした。医学部受験もそのようにやってくれたことに親として誇りに思います。これから先はもっと大変な道のりだとは思いますが、ここでの成功体験を糧に、より一層充実した学生生活を送りながら、一生をかけて良医になってもらいたいと思います。

担当スタッフより

HSくんはとても真面目で、きっちり整理整頓ができる生徒さんでした。ロッカーがとてもきれいで、ノートのメモもきれいでしたね。そういう性格も加味されて、難関医大の合格があったのだと思います。普段の生活のしぐさに、きっと合格する要素が隠れているように思います。合格、おめでとうございました!