医師になりたいという気持ち
それこそがモチベーション維持につながる

山梨大学医学部医学科 正規合格
YKくん 桐朋高等学校出身
  • 高卒生
  • 高3生
  • 高1・2生

どうしても医師になりたい

小学生の頃から医師である父親や叔母の影響を受けて、医師になると漠然と思っていました。しかし、当時は小、中、高の一貫校に行っていたこともあり、勉強に対してのモチベーションがなく成績も散々なものでした。とくに中学校に入学した頃は下から数えた方が早く、担任の先生からも医学部はこのままでは受からないと言われるほどでした。この状況が変わったのは、中学3年生の頃です。祖母が大腸癌で入院し、抗がん剤の治療により以前とは別人となってしまったことで、多くの人を救えればよいと思ったことがきっかけでした。

なぜ医師になりたいかをはっきりさせる

「なぜあなたは医師になりたいのか」をはっきりさせることが必要だと思います。なぜなら、面接で志望動機について深く聞かれるのはもちろんのこと、入学後に勉強に対してのモチベーションを失ってしまい、留年を繰り返し退学になってしまうケースが多々あるからです。医学部入学後の試験は専門的なことで非常に難しくかつ覚えることも沢山あるため、少しでも気を緩めたら留年します。留年すると国立大学はまだしも私立は多額の学費が余分にかかってしまうので注意が必要です。また、留年をすると孤立する可能性が高くなり、大学に行かなくなり出席が足りなくなり落第するという負のスパイラルに陥る確率が高くなります。

医師になりたいという動機は様々あると思いますが、収入が現時点で高い職業であるといった理由を志望理由にするのはあまりよくないと思います。なぜなら、医師の給料は世間が思っているほど高くないからです。東京の医師の年収は40歳で790万と大企業の社員とあまり給料が変わらないにもかかわらず、私大の場合6年で3000万近くの学費がかかります。また、医学部定員増加により医師の数が飽和になることや社会保障費の削減および人工知能による診断などによりさらに年収が下がることが大いに予想されます。こうしたことから、経営能力がある医師以外では医師という職業で大金を稼ぐのは難しいと思います。例えば心臓外科医になって多くの人の命を救いたいといった明確な目標がないと医師になるのは厳しいと思います。

謙虚さや素直さが大切

勉強に対してモチベーションがあがったものの、一年間続けても成績は思うように向上しませんでした。勉強法が間違っていると思い、色々な人から意見を求め、素直に取り入れたところあることに気づきました。ただ闇雲に勉強をしていて、考えながら行っていなかったが成績が思うように上がらなかった原因で、勉強は量よりも質であるということに気づきました。例えば数学の問題を解く際に、解けて満足するのではなく、解けた問題も他の解き方はないかなどと多角的に問題を見るようにしました。この勉強法を続けていくと、難問に対しても様々な角度で取り組めるようになり、模試の成績も飛躍的に向上しました。英語に関しては後述で詳しく述べますが、英作文、英文和訳等を学校の先生や予備校の先生に何度も持っていき、添削してもらうことで徐々に成績が上がりました。自分の考えに固執することも大切なこともありますが、指摘された事を素直に直せる人が成績を向上させるのに重要であると思います。

終わりに

受験勉強は終わりが見えなく、大変だと思います。しかし、今勉強を頑張っていることは決して無駄なことではないと思います。受験で培った思考力などは将来社会に出たときに役立つと思います。日本では医学部に入るのが難しく、目標が医学部に入学することになってしまう人が多いですが、一人前の医師になることが重要なので、入学後もモチベーションを保って頑張ってください。

担当スタッフより

コツコツと努力するタイプのYKくんは、心優しく、本当に良いお坊ちゃまでした。高校生活がかなり忙しく勉強時間があまりとれないときもあったようですが、短時間で集中して取り組む姿勢は素晴らしいの一言に尽きます。本当に合格おめでとうございました。