勉強法

【私の合格必勝法】山梨大学医学部一般入試正規合格!YKさん

山梨大学医学部一般入試正規合格!YKさんに合格までの道のりについて聞きました

山梨大学医学部一般入試に正規合格したYKさんに、医学部受験を振り返ってもらいました。ぜひ、受験勉強の参考にしてみてください。

どうしても医師になりたい

小学生の頃から医師である父親や叔母の影響を受けて、医師になると漠然と思っていました。しかし、当時は小、中、高の一貫校に行っていたこともあり、勉強に対してのモチベーションがなく成績も散々なものでした。とくに中学校に入学した頃は下から数えた方が早く、担任の先生からも医学部はこのままでは受からないと言われるほどでした。

 

この状況が変わったのは、中学3年生の頃です。祖母が大腸癌で入院し、抗がん剤の治療により以前とは別人となってしまったことで、多くの人を救えればよいと思ったことがきっかけでした。

素直さが大切

勉強に対してモチベーションがあがったものの、一年間続けても成績は思うように向上しませんでした。勉強法が間違っていると思い、色々な人から意見を求め、素直に取り入れたところあることに気づきました。ただ闇雲に勉強をしていて、考えながら行っていなかったが成績が思うように上がらなかった原因で、勉強は量よりも質であるということに気づきました。

 

例えば数学の問題を解く際に、解けて満足するのではなく、解けた問題も他の解き方はないかなどと多角的に問題を見るようにしました。この勉強法を続けていくと、難問に対しても様々な角度で取り組めるようになり、模試の成績も飛躍的に向上しました。英語に関しては後述で詳しく述べますが、英作文、英文和訳等を学校の先生や予備校の先生に何度も持っていき、添削してもらうことで徐々に成績が上がりました。自分の考えに固執することも大切なこともありますが、指摘された事を素直に直せる人が成績を向上させるのに重要であると思います。

なぜ医師になりたいかをはっきりさせる

「なぜあなたは医師になりたいのか」をはっきりさせることが必要だと思います。なぜなら、面接で志望動機について深く聞かれるのはもちろんのこと、入学後に勉強に対してのモチベーションを失ってしまい、留年を繰り返し退学になってしまうケースが多々あるからです。医学部入学後の試験は専門的なことで非常に難しくかつ覚えることも沢山あるため、少しでも気を緩めたら留年します。留年すると国立大学はまだしも私立は多額の学費が余分にかかってしまうので注意が必要です。また、留年をすると孤立する可能性が高くなり、大学に行かなくなり出席が足りなくなり落第するという負のスパイラルに陥る確率が高くなります。

 

医師になりたいという動機は様々あると思いますが、収入が現時点で高い職業であるといった理由を志望理由にするのはあまりよくないと思います。なぜなら、医師の給料は世間が思っているほど高くないからです。東京の医師の年収は40歳で790万と大企業の社員とあまり給料が変わらないにもかかわらず、私大の場合6年で3000万近くの学費がかかります。また、医学部定員増加により医師の数が飽和になることや社会保障費の削減および人工知能による診断などによりさらに年収が下がることが大いに予想されます。こうしたことから、経営能力がある医師以外では医師という職業で大金を稼ぐのは難しいと思います。例えば心臓外科医になって多くの人の命を救いたいといった明確な目標がないと医師になるのは厳しいと思います。

国立医学部と私立医学部って何が違うの?

国立大学の医学部と私立大学の医学部の一番大きな違いは学費にあると思います。私大の医学部は6年で平均3000万ほどの学費が必要ですが、国立の医学部では6年350万と私大に比べ約10分の1です。大学入学後のカリキュラムはさほど変わらなく学ぶことはほぼ同じです。都内の医学部はロケーションが良く交通の便が良いといったいい面がある一方、地方の国立の医学部は田舎にあるため車を持たないと生活が不便であるといった面もあります。また、都内の病院は倍率が高いので、地方の医学部を卒業し、都内の病院で研修を受けるのが厳しいので、卒後に都内に戻りたいと考えている場合、都内の私大医学部に進学したほうが良いかもしれません。

医学部って留年する人が多い?

大学や学年にもよりますが、他学部よりは留年者数は多いと思います。国立大学は国の規定により学年の5分の1以上留年者を出せない決まりがあるため、最大で20人ほどで大学によって進級の大変さが全然違うので志願する大学がどうかを前もってチェックしておくと良いと思います。私立大学も大学にもよりますが、偏差値が高い大学はあまり留年者が出ない傾向にあります。

 

国試の合格率を上げるため、かなりの人数を落とす私大もあるのでネットなどで志願する大学の留年者数などを下調べすると良いと思います。また、偶数学年2、4、6年次が進級が厳しいと言われていいます。しかし、周りが勉強をする時に勉強をしていれば留年することはまずないと思います。

医学生って世間の大学生らしい生活送れるの?

大学にもよりますが、少なくとも一年次の間は比較的余裕がある生活を送ることができるようです。一年次は主に数学、英語、物理、化学、心理学等々といった高校で習うことの延長線上の内容を学びます。一年次の初めから解剖学や生化学を学習する大学もあるため、このような大学は一年次からもそれなりに忙しい生活を送ることになると思います。どの大学も2年次は中々忙しい生活を強いられることになります。これは、解剖学や生理学といった基礎医学が始まることによるものです。特に解剖学の人体解剖実習期間は夜の9時近くまでかかることもあり、この期間中は中々大変です。ただ忙しいといっても、本当に忙しいのはほぼテスト期間中だけなので部活をしたり、趣味に時間をかけることも十分に可能です。

 

3、4年次は臨床医学を学びますが、基礎医学(生理、生化等)をしっかりと学んだ人にとっては覚えることは多いですが、2年次に比べると楽なようです。5年次はベッドサイドラーニングと呼ばれる臨床実習を行います。この時期はテストが嫌いな人にとってはテストがないため、ボーナスステージと言う人もいます。6年次は7月頃まで引き続きベッドサイドラーニングを行い、その後は卒試、国試対策になります。

科目別勉強方法

ここからは具体的に自身が実践していた勉強方法について述べます。英語、数学、物理、化学、センター対策の順に私がどのように受験勉強をしてきたかについて記します。

 

英語

英語は入試科目の中で最も重要な科目であると言って良いと思います。なぜなら、医学部に入学後も英語の論文を読むことが多々あり、英語ができることが前提条件であると言えるからです。

 

英語ができない人の特徴は単語、英文法がまず身についていないことが言えます。医学部では6000語の単語を覚えることが求められます。単語を覚える際には、単語帳の付属のCDを活用すなどして、発音やアクセントも覚えると入試問題で発音アクセントの問題を間違えなくなります。上位の医学部を狙う場合、come、bring、getといった多義語の元にある意味を押さえ、文から推測する力が求められます。例えば、英単語の意味を答える問題で、英単語帳に載っている意味を杓子定規に答えると間違えるように作っている問題があります。このレベルまでたどり着くには長年の年月を要することになると思いますので、高1,2の比較的時間のある時に行っておくと英語が入試でアドバンテージになると思います。

 

また、英文法ですがこれはNEXTAGEやVINTAGEといった文法書を一冊繰り返し行うとよいと思います。この際に注意すべきことは、間違えた問題についてなぜ間違えたかを紙に書いておき、例えば時制のミスだったら次回から時制に気を付けるといった心がけが必要であると思います。これは、他の教科でもいえることで弱点を紙に書きだしておくことでミスを減らすことができると思います。英単語が覚えてきたら、英文解釈という短かい文章を読み構文をとる練習をする必要があります。おすすめの英文解釈のテキストは英文解釈の技術という本で3冊レベル別に分かれているので、英語が苦手な人は基礎編から行うとよいと思います。

 

また、可能であれば、自分で訳したものを先生に見せて添削して貰うとよいと思います。第三者に見てもらうことで自分では気づかない新たな発見があると思います。構文が身についてきたら英語の長文をどんどん読むようにしましょう。初めは、センター試験レベル程度の基本的な英文をしっかりと読めるようにしましょう。実力がついてきたら、センター試験レベルの簡単な英文で速読の練習を行いつつ、二次対策の難しめの英文を読み、難しい内容の英文に慣れましょう。英語は成績が上がるまで時間のかかる教科ではありますが、毎日こつこつと行っていけば一番点数が安定する教科と言われています。日々の努力が報われる教科なので、毎日少しでもいいので英語に触れ、得意教科にして下さい。

 

数学

数学は英語の次に重要な教科であると思います。この教科はセンスが必要であるとよく言われますが、努力の域で十分に合格点に達することが可能だと思います。数学が苦手な人は往々にして、基本的な公式の使い方が身についていないことが多いです。このような場合、応用問題に手を付けるのを一回やめて基本的な問題集を繰り返し解いて、公式を理解する訓練が必要だと思います基本的な問題ができるようになった場合、少しレベルの上げた問題を解くようにしましょう。この際に、できなかった問題はどこができなかったのかを明確にし、またできた問題に対しても別解がないかを考え、一つの問題を深く掘り下げ考えると論理的思考能力が身に付き、難しい問題が出題された場合でも驚かなくなると思います。

 

また、入試問題では1,2問とてつもく難しい問題が出題されることがありますが、こうした問題はできなくても構いません。その他の、基礎~標準レベルの問題が解ければ十分に合格点に達することが可能です。また、計算のスピードを速くするために、計算練習を毎日行うと良いと思います。

 

物理

物理は高校2年生までは学校の定期テストで触れるほどで、ほとんどしっかりと行っていませんでした。高3では、基本的なレベルの問題集を何度も解き公式を理解するようにしました。公式が理解して基本的なレベルの問題が解けるようになったら、名門の森などの少しレベルが上がった問題集を用いて2次レベルの問題を解きました。物理はさほど得意な教科ではなかったですが、基本的な問題が出題されたら絶対に落とさないように気を付けました。

 

化学

化学は物理と同様に、高2まではほとんど触れていませんでした。高3になりセミナーなどの基本的な問題集を使って法則などを覚え、身についてきた段階で少しレベルを上げた重要問題集を解きました。重要問題集を繰り返し解き、典型的な出題パターンを押さえることで化学の点数が安定しました。上位の大学を目指さない限り、重要問題集レベルの問題が解ければ十分に合格点に達すると思います。また、化学が得意な人は新演習といわれる問題集を解いてみることをお勧めします。この問題集は難しい問題もありますが、良問ぞろいなので力にはなると思います。

 

センター対策

理系科目に関しては直前期まで何も行わなくて良いと思います。問題は文系教科ですが、古文の単語、文法などは高2までの暇な時期に覚えておくと入試直前期に焦らないと思います。社会に関しては、高3の8月から行えば間に合うと思います。

終わりに

受験勉強は終わりが見えなく、大変だと思います。しかし、今勉強を頑張っていることは決して無駄なことではないと思います。受験で培った思考力などは将来社会に出たときに役立つと思います。日本では医学部に入るのが難しく、目標が医学部に入学することになってしまう人が多いですが、一人前の医師になることが重要なので、入学後もモチベーションを保って頑張ってください。