ここでは、過去の小論文・面接の試験問題や対策をご紹介します。2次試験直前まで、予行演習やイメージトレーニングに役立ててください。
時間:60分
形式:小論文(800字以内で意見論述)1題
内容:愚直であること、幸福であるについて、寛容の精神、リーダーシップ、人を疑う、諦める、自己犠牲、不言実行、弱肉強食、人を評価する、流行を追う、信念を貫く、さわらぬ神に祟りなし、普通に生きること、伝統を守ること、思い通りにいかない人生、教育の意義、働くことの意義、褒めて育てること、社会秩序や安全を守るための規制、嘘も方便、いじめ、結婚しない若者、ひとり暮らしの高齢者、最近の大学生、小児・産婦人科の減少、出生前診断、iPS細胞、少子高齢社会、最近の若者の内向き傾向、献血、介護、生活習慣病、環境破壊、喫煙、シルバーシート、ゆとり教育、良医、小・中学生の食生活、高校生の理数科離れ、患者中心の医療など、医療系のものだけでなく、現代社会が抱える問題群の中から幅広く出題される。
対策:テーマの身近さ、短さの割りに、論述する分量が多いので、自分で具体例を複数挙げたり、反対意見や反対側面にも触れて対比を示したりして、字数を埋める必要がある。独学では厳しいレベルなので、予備校などで本格的な小論文対策を要する。
時間:10分~15分
形式:個人面接
内容:大学志望理由、医師志望理由、併願校、親の職業、学費の支払い、最近読んだ本、高校生活でがんばったこと、調査書、浪人した原因、自分の長所と短所、部活動、特技や趣味、留学、理想的な医師像、チーム医療、進みたい診療科、自己PR、医師の働き方改革、医師不足の解決策、日本の医療で他国と比べて遅れている点は、50年後の医療はどうなっていると思うかなど。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。
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