成功した人の思考法に学ぶ、短期決戦の勝者の戦略

成功した人の思考法に学ぶ、短期決戦の勝者の戦略

医学部ならどこでもいい、では受からない

超難関の医学部入試で合格を勝ち取るには、早い段階から、しっかりとした基礎学力の土台づくりと、さらには、苦手科目の克服をすることが必要不可欠です。現在熾烈な状況にある医学部受験に臨むにあたって、無防備にとりあえず医学部を受験するという姿勢は、受験生活を1年、2年と延ばすことになりかねません。医学部入試だけでなく、東大や早慶大入試、司法試験など、超難関の試験に短期で受かるためには、合格者に共通する普遍的な戦略と資質があるのです。

パッション、スピード、そしてパワー!

どんな試験であれ、合格に必要な条件は、「パッション・スピード・パワー」です。まずは、自分が入りたいと思っている大学について、インターネットやパンフレットできちんと調べたり、オープンキャンパスに出かけたりして、大学の実情をよく知ることです。そして自分がその大学に合格し、充実した生活を送っていることを想像しているうちに、ワクワク感を抱くようになり、どうしてもここに入りたい、という気持ちが芽生えてくるはずです。受かった気になれば、気分が高まり楽しく勉強することができます。例えば、合格体験記をいまのうちに書いてしまうと良いでしょう。また、試験に合格した後にやりたいことを具体的にイメージして、文字にしてみてください。

基礎知識と論理的思考力の相乗効果を狙う

1年で受かるためには、限られた時間のなかで「基礎知識」と「論理的思考力」を一気に徹底的に鍛えることが肝要です。どの科目であっても、この二つは相互的補完関係にありますから、ただ知識を暗記するのではなく、原理や意味を理解した上で覚え、反復して血肉化させましょう。知識の暗記を面倒くさがると、思考力は伸びてきません。最初は大変ですが、そこを気合いでパワフルに乗り越え徐々に知識量が増えてくると、自分で考える余裕が生まれてきます。英語であれ、数学であれ、理科であれ、最低限覚えなければならない基礎知識があります。そこの段階をクリアすれば、知識を使いこなす思考力が湧いてきます。

理数系科目に共通する基盤能力を高める

短期間で最大限の効果を発揮するには、科目の数だけバラバラに勉強するのではなく、理数系科目に共通する基盤能力を高めることが必要です。基盤能力自体は中学校で学ぶような内容ですが、応用力につながる大事な部分です。科目ごとの学習に加え、この能力を十分に強化することが、全体の成績を底上げする効率的な学習法と言えるでしょう。このような積み重ねを通して、例えば、初見の問題に自力で取り組む底力や、未知の言葉の意味をその場で類推する力といった、いわば「総合的な知」を身に付けること、それこそが短期合格に共通した属性と言えるでしょう。

 

ちなみに、メディカルフォレストには、このような基盤能力を鍛えるための「数理的処理トレーニング」という講座があります。また、センター試験廃止により、2020年より新たに導入される「学力評価テスト」では、試験科目に数学と理科を融合した「数理探究」という新科目が追加される予定です。これからの時代は、各科目をバラバラに学ぶのではなく、例えば数学で学んだことを化学や物理で使ってみる、というように、科目相互のつながりを意識しながら有機的に学ぶことが大切です。

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