ここでは、過去の小論文・面接の試験問題や対策をご紹介します。2次試験直前まで、予行演習やイメージトレーニングに役立ててください。
時間:60分
形式:小論文(800字以内)1題
内容:医師に必要な必要な資質や適性とは何か、コロナ禍の医療崩壊、予防医療、再生医療、終末期医療のあり方、医師として社会に貢献できること、医師の働き方、医師のワークライフバランス、ストレスに対する予防のあり方、在宅医療のあり方、高齢化社会における医師の役割、時代を見据えた理想の医師像、生きることの意味、医科大学病院の理想像、医療のIT(情報技術)化、家庭における高齢者介護のあり方、高齢者に対する医療のあり方、今必要とされている医師像など、幅広く医療系のテーマから出題される。
対策:序論を書く際に、課題のテーマを自分なりに論点を具体化し、テーマをさらに狭めて問題提起をする必要がある。あまりに漠然としたテーマについて書くと、話が抽象的になってしまうので注意しよう。課題文がある場合は本文の要旨をまとめて、それに対して問題提起をしてから書き始めるのだが、テーマしかない場合は、自分で論点を絞らないと、何が言いたいのか自分でもわからなくなり、収拾がつかなくなる危険性がある。論点を絞ったら、それについての具体的な事例を1つ挙げて説明すれば十分。ただ、医療系の基礎知識がないと書けないテーマも出題されるので、医療系テーマの小論文対策の本を一読しておくこと。関西医科大学や近畿大学と出題傾向が似ているので、類題演習としてやってみるとよい。
時間:10分
形式:個人面接
内容:大学志望理由、医師志望理由、併願校、1次試験の出来具合、小論文の出来具合、理想的な医師像、九州のイメージ、医師の偏在、女性医師の役割、卒業後の進路、高校生活で一番楽しかったこと、部活動、自分の性格、最近読んだ本、家族構成、構内の全面禁煙体制、体力、最近気になるニュース、座右の銘、大学入学後にやってみたいこと、なぜ福岡大学ではなく久留米大学なのか、絵を見て何を思うか、など。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。
【特集】解説!医学部受験の基礎知識