『勝者と敗者がはっきり分かれる医学部受験』

合格するために必要な資質とは

メディカルフォレストの合格者は、前年大手予備校に通いながらどこにも1次すら合格しなかったのに、翌年ひとりで多くの大学に合格を果たした人がほとんどです。ただ、簡単にこのような大逆転の結果を出せたわけではありません。現実の厳しさを知っていただくために、以下の内容をしっかり読み、本当に医学部に進学したいのか自問自答してみてください。

 

ではなぜ、そもそもこのような結果を出せるのか。合格者と不合格者には歴然とした違いがあるのです。端的に言ってしまえば、次の3点に集約されます。

 

・今の時点でどれくらいの学力があるのか。(技)

・本人はどういう性格をしているのか。(心)

・年間休まず出席し続けるだけの体力があるか。(体)

 

たとえば、とにかく数学が嫌いで放置してきたとか、化学で使う単位計算ができないとか、英単語や文法など覚えるのが面倒くさいとか。つまり、日々の学習の習慣がほとんどなく、現実から逃げてきた人にとって、どこの予備校に通おうとも、1年で医学部に合格できると考えるのはあまり現実的ではありません。最低でも2年はかかると思われます。

 

最近、不景気のせいか、はたまた医師不足を喧伝するマスコミ報道の影響か、医師をめざして医学部受験をする人が増えています。その結果、志願者数や入試の倍率が年々上昇しています。どこの大学も偏差値は60を超え、滑り止めがないという現象が起きています。こういう状況下では、知り合いが1年で受かったから、自分も受かるかもしれない、または医学部ならどこでもいいから受かりたい、などという安直な動機では膨大な勉強量に心が折れてしまい、途中で脱落するでしょう。確実に合格を狙うには、自分の現状を客観的に分析したうえで自分の立場を謙虚にわきまえ、志望大学を5校ほどに絞り、志望大学と自分の現状とのギャップを埋めるために必要な勉強量を毎日コツコツとこなす必要があります。基礎学力は一朝一夕に身につくものではありません。

 

また、本人の性格がひねくれていたり、自分勝手すぎたり、飽きっぽくて休みがちだったり、甘い考えしかもてなかったり、自分ができないことをまわりのせいにしたり、そういう性格の人はそもそも熾烈な医学部受験では勝ち抜けません。素直に貪欲に、粘り強く知識や思考を吸収しようとする姿勢がとても大切です。とにかく結果が出るまではむやみに不平不満を言わず、黙々と努力しようとする謙虚さが求められます。

 

さらに、すべての基盤となる体力がなければ、苛酷な受験生活を乗り越えることはできません。医師という仕事は当然ですが、医学部の授業もかなりハードです。高校時代に欠席日数が多いとその時点で、医師としての資質が問われてしまいます。バランスのよい食事を摂り、安定感のある学習態度を可能にするだけの体力を身につけることが不可欠です。

 

最後に、もっとも大事なことは、自分の認識の甘さにいつ気づくか、です。予備校を変えても、参考書を変えても、何回受験しても、自分自身が目覚め、本気にならないと結果は出ません。

 

そして結果が出れば、それが自信となりさらに次の目標へとステップアップしていきます。そのステージには、自分と同じく努力して結果を残した人たちが集まっていて、人脈もより満ちたものへと変わっていきます。ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれないように、人間も人間によってしか磨かれません。誰と付き合うか、どういう環境に自分の身を置くかによって、人生は変わっていきます。

 

一生を左右しかねない、人生選択の岐路に立っているいま、ぜひ高い志をもって、よりよい仲間とともに、必死に学び続けてほしいものです。奇跡は誰かが起こしてくれるものではありません。自分の意志で起こすものなのです。私たちは、そういう受験生を結果が出るまで全力でサポートいたします。

結果が出ない人の特徴

・目標が曖昧で、漠然としたことしか言わない。

・安易なプライドだけが高く、それに見合うだけの努力をしない。

・不満や言い訳が先に出で、 まわりの人や環境のせいにする。

・計画を立てず、気まぐれで場当たり的な行動が多い。

・いつかはやるといって、すべきことを先延ばしにする。

・結果がすぐ出ないからといって、あっさり途中で投げ出す。

・危険を恐れて、安全領域に閉じこもる。

・積極的にすきまの時間を作ろうとしない。

・頑固すぎて、アドバイスを素直に聞き入れようとしない。

・まるで他人事のような、受身の姿勢でしか取り組めない。

結果が出る人の特徴

・向上心をもって成長を求め続ける

・具体的かつ現実的な目標を掲げて行動する。

・失敗してもプラスに考えて、すべてを受け入れる。

・勉強を毎日少しずつやり、習慣化する。

・やればできると信じ、自分の可能性に挑戦する。

・得るもののために、犠牲にすることを厭わない。

・目の前のやるべきことに全力で取り組む。

・自分自身に向けた厳しいプライドを内に秘め持つ。

・結果が出るまで、素直で謙虚な心で学ぼうとする。

・時間をうまく活用し、スケジュールを管理できる。

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