私立の場合、2次試験で実施される小論文や面接は、あくまでも総合的な判断材料に利用されることが多いでの、落ちない答案、質問対応をすれば問題ないといえます。その証拠に、募集要項には重視とか、段階評価などと書かれているだけで、デジタルな配点が振られていない大学がほとんどです。
つまり、みんなが書くであろう模範答案を作成する、みんなが答える内容をスムーズに答えることができれば落とされることはありません。他の受験生と差がつかないからです。逆に白紙答案だとか、無言で何も答えないだとか、そういう目立つ受験生は仮に1次試験の成績が良くでも、最終合格することは厳しいかもしれません。とくに精神疾患を伺わせるような言動は厳禁です。面接官の中には、精神科医をメンバーに加えている大学があります。
国公立医学部の場合は、人物評価を重視しますし、配点もしっかり振られていますので、本格的な対策が必要です。また、AO推薦入試の場合も、当然小論文や面接は重視されます。小論文は医療についての基礎知識や、論述するにあたって論の展開の仕方をマスターしないと書くことができません。
よって、半年以上前から定期的に論文を書いて、しっかり対策をする必要があります。面接は普段のコミュニケーションがしっかり取れていれば問題ないでしょう。ただし、世代や性別の異なるいわゆる大人と話すことに慣れていないと、本番では緊張して話せなくなるかもしれませんので、普段から学校の先生や予備校の講師と話す機会を持つようにしましょう。