『自治医科大学医学部入試ー小論文・面接対策ー』

小論文について

時間:90分

 

形式:小論文(400〜500字以内で意見論述)2題

 

内容:科学論文、人工知能、「文学者」「一般の人々」「医師」の死の違い、日記、エゴ・アイデンティティ、友人や両親への話し方、動物と人間の世界認識の違い、がん患者の生き方、医療における大局観、メスナーへの手紙、患者・家族への謝り方、正岡子規への手紙、遺伝子、医療と宇宙・航空、生命現象、死生観、科学の知、がん告知など、幅広く医療系のテーマから出題される。

 

対策:文章の難易度は高いので、背景知識をもって論述しないと的外れな答案に陥るリスクがある。予備校などで本格的な小論文対策を要する。

面接について

時間:①15分 ②40分、10分

 

形式:①個人面接 ②グループ討論、個人面接

 

内容:①大学志望理由、医師志望理由、本学の理念、義務年限、地域医療、医師の偏在、在宅医療、併願校、高校生活の思い出、グループ討論の感想など。②インフォームド・コンセント、科学の進歩、高齢者医療の問題、人口過密と過疎の二極化など。

 

対策:個人面接では、ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。また、グループ討論では、最初にテーマを一つ選び、全体で話し合い、グループとして一つの結論を出す。その際重要なことは、試験官の質問のみならず、周りの話したことをしっかり聞くこと。そのうえで、周囲の人たちとの共通点や相違点を意識しながら、自分の意見を述べるようにするとよい。ただ、アピールしようとして自分のことばかりを話すのは悪印象を与えるので要注意。

このURLをコピーする