高平 幸二
個々の問題に対する解法を示すだけであれば、問題集の解答を読むのとほぼ同じであって授業に参加する価値はないと思います。
原理・原則に従い、ときには問題作成者の出題意図を読み取ることによって、どのような問題にも対応できる考察力を磨き上げることが重要です。授業ではテキストを用いますが、テキストの内容を指導するのではなく、テキストを土台にして幅広く指導しています。
数学に関しては、一部の最難関大学を除いて難問と呼ばれるほどの問題はほぼ出題されません。標準的な問題を確実に解くことが必要となります。他学部であれば65%程度の得点率で合格しますが、医学部の場合は80%以上の得点率を目標にしておくことが望ましいと考えます。
そして、医学部受験は医師になるための初めの一歩ですので「絶対合格する」「そのための努力は惜しまない」「そして実行する」強い意志(医師だけに・・・)を持ち続けることが大切です。
医師を目指すにあたり受験勉強が中心になるのは当たり前ですが、将来病気や怪我などで不安な気持ちでいるであろう患者さんと接することになります。そのような患者さんの不安を取り除くのも医師の役目であると思いますので、人間力も磨いてください。
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