日本語科 柴田 敬司

柴田 敬司

意識的な継続学習により
確かな日本語力を培います

日本語

柴田 敬司

早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了

人間性や社会常識が問われる二次試験

私の担当する日本語科では、日本語で論理的に考えたり、表現したりする力を養成することを第一義的な目的としています。日本語力を鍛えることで、小論文や面接、ディスカッション、志望理由書作成などに必要な力が結果として身につき、さらに、科目の枠を超えて、すべての科目の成績が底上げされていきます。 国立とは違い、私立の場合は一部の大学を除き、二次試験の小論文は作文レベルだったり、絵や写真を自由に読み取らせたり、小論文という名の現代文だったりしますから、重要なのは「落とされない答案」を書くことです。

 

ここでいう「落とされない答案」とは、個性の強い答案ではなく、与えられた課題文の主旨を客観的に読み取る力と、社会常識的な考えをわかりやすく説明する力を兼ね備えた答案です。日本語力は一朝一夕に身につくものではありませんから、少しずつでも継続的、意識的に勉強することが大切です。面接では、面接官が聞きたいことをちゃんと聞き取り、聞かれたことに対して正面から答える素直な姿勢を保ちましょう。

 

受験の先にある医師の未来は明るい

最近の医師国家試験の合格者の女子占有率は30%を超えていて、さらに男女の合格率でいうと、毎年女性のほうが高いのです。ということは、医学部に入学後、真面目にコツコツと研究を続け、結果を残す人というのは、女性のほうが多いということです。今、世の中では患者に寄り添う医師を求める声が多く上がっています。今後も活躍の場はますます広がっていくことでしょう。厳しい受験を乗り越えた先にはきっと明るい未来が待っています。ぜひ、めげることなく頑張って欲しいと思います。

合格実績

千葉・信州・筑波・東北・秋田・防衛医科・慶應義塾・日本医科・東京慈恵会医科・順天堂・日本・東京女子医科・北里・東海・金沢医科・東邦など

柴田 敬司 先生
からのメッセージ

中学生、高1・2生へ

読書習慣をつけるなど、活字体験を増やし、文章を読む訓練をしっかりしてください。どんな科目でも、出題された課題文の意味を掴み、それに正しく答えないと意味がありません。

高3生へ

忙しい中でも勉強だけに向かうのではなく、医師志望動機や大学志望動機を探すために、オープンキャンパスや医師体験に出かけましょう。面接や小論文の対策としてだけでなく、自らのモチベーションアップにも大いに役立つはずです。

本科生へ

忙しい中でも勉強だけに向かうのではなく、「医の未来」(岩波新書)など、医学や医療に関連する本を1冊は通読し、医療倫理について考える機会を持ってください。将来へのビジョンを明確にすることで、折れない心を養うことができると思います。

柴田 敬司 先生の著書情報

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