私が医学部を目指そうと思ったのは、祖父の死と私の病気経験を通して感じた医療格差からです。私が小学生の頃、祖父が急病で倒れ地元の病院に搬送されたことがありました。当時、祖父は群馬県の山奥に住んでいたため搬送に時間がかかり、また搬送された先もあまり大きな病院でなかったため、都市部のように十分な機器がそろっておらず満足な治療が受けられずに亡くなってしまいました。
一方で私が高校2年生の時に通学中の電車の中で病気が原因で倒れた時は、すぐに病院に搬送され高度で迅速な治療を受けることができたため大事には至ることはなく、また後遺症もなく完治しました。私はこの2つの経験を通じて田舎と都市部の間に大きな医療格差を感じもう二度と祖父のような医療格差で苦しむ人を生み出さないという使命感を強く感じ、命の最前線に立ち戦う救命医を目指すことを決意したのが医学部を目指したきっかけです。
私のメディカルフォレストで特に印象に残っているものは勉強面に関してのことです。私の代は新型コロナの影響で高校3年生の授業がすべてオンラインになっていたので、高校3年生の授業はZoom授業参加してはいたもののほとんど授業を聞いていませんでした。(笑)
そのため、メディカルフォレスト入学時の成績ではあまりにも悲惨な結果を出し、数Ⅲではβクラスに所属していました。しかし、水橋先生の個別指導のおかげで徐々に成績を上げていき、後期タームではαクラスにあがることができました。(計算ミスばっかりで不甲斐ない僕でしたけど最後までご指導ありがとうございました。)
また、後期タームの最後の自習期間では友達と空き教室を借り、過去問を解いて点数を競い合ったり、ホワイトボードで積分のタイムアタックなどをしたりして楽しみながら受験勉強をしていました。
私が浪人時代の勉強で特に心がけていたことは、メリハリをつけて勉強をすることです。私の性格上、長期間集中して講義を受ける事や勉強することが苦手だったので、6限・7限に講義が入っていない時はメディカルフォレストの友だちと夜ご飯を食べに行ったり、勉強が嫌になったときには友達空きコマにサンシャイン水族館に遊びに行ったり、ポーカーをしたり、Uber Eatsを頼んだりして楽しみながら勉強してました。(笑)
前置きはここまでにして、ここからは各教科の勉強法について話したいと思います。まず、モチベーションを保つために目標とする人物を決めましょう。私は、高校の先輩である並木さんを目標にし、常に自分の成績と並木さんの成績を比較し自分に足りていない要素を意識していました。
次に全教科について共通して言えることは、予習・講義・復習の流れを作ることです。メディカルフォレストのテキストは各科目の先生方が過去数年間の過去問から厳選し作り上げられた問題なのですべての問題に必ず何かしらの意図があり作られています。なので、予習の段階でザックリとでいいので講義の意図をくみ取ってください。そして講義では、問題作成者の意図を完璧に理解し自分でも再現できるように取り組みましょう。復習で学んだことを実践できるようにしましょう。以上が全教科に共通する事柄です。
次に各科目の勉強方法についてです。また、個人的には苦手な科目については個別指導を取ることを推奨します。自分は数学が苦手だったので通年で水橋先生の個別をとっていました。水橋先生の個別は1人1人に合ったレベルの問題を出題してくれるので、課題をしっかりこなしていけば確実に成績は伸びます。では、各教科の勉強法について述べていきたいと思います。あくまでも僕の勉強法なので絶対ではないので自分なりの勉強法がある方は参考程度で大丈夫です。
【数学】
先述のようにメディカルフォレストのテキストは各科目の先生方が過去数十年の過去問から厳選し作られた問題なのでテキストの問題を完璧に理解するように努めてください。またメディカルフォレストの先生方はみな優しい先生ばかりなのでわからない問題について積極的に質問してください。
【英語】
自分は英語に関しては石丸先生の講義で習った文法の知識を文法書に付箋を貼って死ぬ気で覚えてください。受験の合否の左右は最後には文法の1問2問で本当に変わります。長文に関しては岩井先生のプリントをしっかりすればできるようになります。岩井先生や石丸先生は凄く気さくな先生なので気軽に質問してください。
【化学】
化学に関しては吉野先生の講義のプリントをしっかりやって下さい。私は吉野先生のプリントと重問をするだけで化学の偏差値が58から84まで伸びました。化学は吉野先生のプリントと重問以外何もやらなくていいと言っても良いくらい吉野先生のプリントは最強です。(むしろこの二つだけしかやるなと言いたい)
【物理】
自分は物理が苦手だったので他の人と差がつかないようにしてました。物理は竹川先生のレジュメをしっかり理解しましょう。特に原子分野の素粒子関係はレジュメ通りに入試に出るので絶対に覚えてください。力学分野に関しては、古宮先生の解説を聞いて重問などを使って復習しましょう。