医学部短期合格者に共通する特徴のひとつとして、「復習」をしっかりやっているということが挙げられます。そこで、多くの合格者が行っていた効果的な復習方法について紹介します。
効果的な復習のポイントは以下の3点です。
①その日の学習分はその日のうちに済ませ、自分が教える立場になって授業を再現してみる。
②折り重ねるように、毎回過去のすべての授業の復習をやる。
③全体を見渡せるように、目次にあるすべての章の問題に少しずつ毎日触れる。
当日に受けた授業の復習は、その日のうちに行いましょう。復習はなるべく早くその日のうちにやると、記憶として定着しやすくなることが科学的に証明されています(エビングハウスの忘却曲線)。
そして、自分で自分や友達に内容を説明し、もう一度授業を再現してみてください。もし途中で躓いたら、先生やまわりの仲間に聞いて、その場で不明な点を解消します。
いずれ勉強が進んでいくと復習の量が膨大になりますので、初めのうちに少しずつ授業で学んだ知識や思考を自分の脳髄に染み込ませていきましょう。
その際、第1回の授業を受けたらその授業の復習をし、第2回の授業を受けたら、その授業と第1回の授業を併せて復習します。さらに第3回の授業を受けたら、その授業と第1回、第2回の授業を併せて復習します。
こうして何度も折り重ねるように、重層的に復習することが記憶を確実に定着させるコツです。
また、問題集を解くときは、目次をみて、第1章から大問1題、第2章から大問1題というように、すべての章の問題を毎日つまみ食い手法で解いてみてください。毎日全ジャンルの問題に少しずつ触れることが大切です。
とくに生物は全体が見えないと、なかなか問題が解けるようになりません。また数学Ⅲはすべてのジャンルが絡んできます。
上記のポイントを意識して、ぜひチャレンジしてみてください。
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