一般に、予備校では受験に合格するための学力を鍛えることに主眼が置かれています。もちろん、メディカルフォレストでも基礎学力を最も重視したカリキュラムを編成しています。ただ、合格するタイプの適性を統計学的に分析してみると、性格も大きな要素であることがわかります。そこで、普段の生活態度から根本的に見直すべきところは見直すように指導しています。
とはいえ、こればかりは育ってきた環境や本人の生まれ持った性格もありますので、あまり厳しくしすぎるのも逆効果な場合もあります。そこで、最低限必要なことを箇条書きにして、生徒の心得として配布しています。
公教育、とくに女子教育においては日頃から実践されることなのですが、予備校という私塾という知の現場においても、このような躾は大切であると考えております。医学部に入ればもっとハードな研究が待ち受けています。さらに、医師となった暁には、一生最先端の医療研究が続きます。そうした飽くなき探究心を根底から支える「強いこころ、優しいこころ」を育むことがメディカルフォレストの教育理念の一翼を担っています。
受験時代に養ったものは、その人生においても生きる糧となることが多いのです。今はあまり実感しない場合でも、後々やっててよかったと思うことがありますので、ぜひ受験生には10年、20年先を見据えたものの捉え方をしてほしいものです。
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