時間:40分
形式:小論文(400字以内で意見論述)1題
内容:ノーベル賞受賞者の言葉、10年後の日本の医療、再生医療の課題と展望、純粋科学、患者主体の医療をめざすチーム医療、医学の進歩がもたらした課題、若者の留学減少、英語以外の外国語を学ぶ理由、混合診療、再生医療、高度先進医療、チーム医療、高齢化社会における医療問題、医師不足、医療におけるインフォームドコンセントの重要性、医師の資質、医療崩壊の社会構造と解決策など、幅広く医療系のテーマから出題される。
対策:序論を書く際に、課題のテーマを自分なりに論点を具体化し、テーマをさらに狭めて問題提起をする必要がある。あまりに漠然としたテーマについて書くと、話が抽象的になってしまうので注意しよう。課題文がある場合は本文の要旨をまとめて、それに対して問題提起をしてから書き始めるのだが、テーマしかない場合は、自分で論点を絞らないと、何が言いたいのか自分でもわからなくなり、収集がつかなくなる危険性がある。論点を絞ったら、それについての具体的な事例を1つ挙げて説明すれば十分。大学の入試説明会で、担当者が「小論文をあまり勉強しずぎないように、しっかり1次試験の勉強をしてください」と説明したようだが、近畿大学の小論文問題は標準レベルなので、シンプルに書くように心がけよう。ただ、医療系の基礎知識がないと書けないテーマも出題されるので、医療系テーマの小論文対策の本を一読しておくこと。関西医科大学や久留米大学と出題傾向が似ているので、類題演習としてやってみるとよい。
時間:10~15分
形式:個人面接
内容:大学志望理由、医師志望理由、小論文の出来具合、志望理由書の内容、理想的な医師像、今までで一番感動したこと、医師以外でなりたい職業、自分の性格、尊敬する人物、家族構成、友達付き合いなど。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。