自治医科大学の過去の面接の試験問題や対策をご紹介します。予行演習やイメージトレーニングに役立ててください。
時間:①30分、②20分、20分/形式:①個人面接(事前アンケート有、面接官6名)、②グループ討論(受験生6名に対し面接官3名)、個人面接(面接官3名)
内容:①大学志望理由、医師志望理由、本学の理念、自己PR、義務年限、地域医療、医師の偏在、在宅医療、併願校、高校生活の思い出、グループ討論の感想、最近の医療ニュースなど。②原子力発電への回帰とその是非・メリットとデメリット、東京オリンピック・パラリンピック、インフォームド・コンセント、科学の進歩、高齢者医療の問題、人口過密と過疎の二極化、自治医科大と他大学の地域枠の違い、本学の義務年限終了後はどうするか、友人はいるかなど。
対策:個人面接では、ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。また、グループ討論では、最初にテーマを一つ選び、全体で話し合い、グループとして一つの結論を出す。その際重要なことは、試験官の質問のみならず、周りの話したことをしっかり聞くこと。そのうえで、周囲の人たちとの共通点や相違点を意識しながら、自分の意見を述べるようにするとよい。ただ、アピールしようとして自分のことばかりを話すのは悪印象を与えるので要注意。グループ討論後の個人面接では、グループ討論の感想も聞かれる。
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