2学期から始める高1・2生のための医学部受験対策についてお話いたします。
まずは高校生の特権である指定校や公募推薦の可能性を広げるために、高校の定期テスト対策を万全にしましょう。対策は早ければ早いほどいいのですから、目の前の定期テストに対して高得点を取るために、毎日の勉強を深めることが必要です。
受験意識はまだ芽生えてないかもしれませんが、推薦入試は一般入試より前倒しで実施されますので、3年の1学期までが勝負です。最近では中学生のときから準備を始める方もいます。推薦入試を確実に狙うために、内申点を確実に上げるために動くのです。
そういう生徒の場合、保護者の方の意識もかなり高いので、家族で一致団結して行動に出るケースがほとんどです。家族のサポートなしに医学部受験合格はありえないといっても過言ではないでしょう。
現役で難関国立を目指す場合、もともと学力が相当程度ないと無理だと考えたほうが良いでしょう。たとえば河合塾の模試だと偏差値60以上は最低でも必要です。実力が満たない場合、高3の夏あたりから現実の壁に直面しだして、私立に転向するのが通常です。
ただ、人によってはなかなか決断できずに、ズルズル最後までいってしまうこともあるようです。そうなると、結局国立も私立も中途半端な対策しかできず、どこにも受からないという最悪のケースにもなりかねません。
難関国立を目指すクラスの上位層に属して勉強していれば、私立ならどこかに引っ掛かるケースはあります。ですが、順天堂や昭和を第1志望にして勉強している人は、私立を併願する難関国立志願者に押し出されてしまい、結果が出ないことが多いのです。したがって、確実に現役で合格するには、ワンランク上を目指して勉強し、ギリギリでも私立には受かるというラインを目指しましょう。
① センター試験が4ヶ月後に迫ってくるので、センター試験の過去問に挑戦してみよう。過去3年分の問題を時間を計って解いてみよう。
② 1学期からさかのぼって苦手分野がないかを確認し、ある場合はそこに集中して勉強しよう。苦手分野を今のうちに克服しておかないと、受験学年になってから勉強の負担が大きくなるので要注意。
③ 定期テストでは確実に高得点が取れるレベルまでもっていく。内申点は5段階評価で4.0以上をなんとしてでもキープしよう。