池上 晴香
生物にしても化学にしても、できるだけ実体験に基づいた話をするように心がけています。もちろん、暗記すべきところは表形式にして覚えてもらったり、考え方を身に付けなければならないところは例題として板書し、解法を示したりというようなことは行っています。しかし、机上の学習だけでは経験することのできない物質の話とか、実験で用いる器具や試薬の話とかも交えながら、生物や化学に興味を持ち、自ら勉強してみたいと思ってもらえることを目指しています。
男女差でみると、数学で決定的な差がつくことが多いようです。医学部は、英語の配点を高くしているところが多いので、男子が苦手とする傾向の強い英語で点数を稼ぐことです。生物や化学に関しては、知識の積み重ねや典型問題の解法の習得という地道な勉強法で穴をなくしていくとよいと思います。数学や物理が得意な男子には発想力では勝てないので、数学も含めた全科目を「典型問題習得のための訓練」と位置付け、やったことのある問題が確実に解けるようにすれば、超難関大学以外は対応できると思います。
強いメンタルをもつことが最も大切だと思います。学力に関しては、正しい方法で継続さえすれば伸びていきますが、メンタル面が弱いと途中で挫折してしまい、受験どころか日常生活にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。医師を志すと決めた以上、目標に向かって最後までやり遂げるという強い精神力を持ってもらいたいものです。
正直に言うと、下に挙げた合格実績の中には,1年で合格した人もいれば、同じ予備校で何年かかかって合格を手に入れた人もいます。しかし、全員に共通していることは、「最後まで医学部合格をあきらめなかったこと」です。私は、このような強い意志を持った人を全力で応援したいですし、私自身のよい勉強にもなります。共に学びましょう。
横浜市立、山形、高知、岡山、大分、独協医科、国際医療福祉、東北医科薬科、東邦、日本、東京女子医科、北里、聖マリアンナ医科、東海、杏林、埼玉医科、金沢医科、岩手医科など