新学期から始める高校1・2年生のための医学部受験対策についてお話いたします。
まずは高校生の特権である指定校や公募推薦の可能性を広げるために、高校の定期テスト対策を万全にしましょう。対策は早ければ早いほどいいのですから、目の前の定期テストに対して高得点を取るために、毎日の勉強を深めることが必要です。
受験意識はまだ芽生えてないかもしれませんが、推薦入試は一般入試より前倒しで実施されますので、3年の1学期までが勝負です。最近では中学生のときから準備を始める方もいます。推薦入試を確実に狙うために、内申点を確実に上げるために動くのです。
そういう生徒の場合、保護者の方の意識もかなり高いので、家族で一致団結して行動に出るケースがほとんどです。家族のサポートなしに医学部受験合格はありえないといっても過言ではないでしょう。
1学期
① 部活や学校行事とのバランスを考えながら、主要3科目(英・数・国)の勉強を最優先にして、教科書レベルの問題を完璧にマスターする。
② 定期テスト対策を機軸に、1週間単位のスケジュールをつくる。場当たり的な勉強をしていると結果が出ず、モチベーションが下がるので、具体的な目標を設定し、ひとつひとつクリアして達成感を味わおう。たとえば、数学なら教科書の例題や基本問題を何度も解き直す、英語なら教科書で扱った本文を10回音読する、英単語を毎日10個ずつ記憶する、国語なら教科書で扱った本文を10回音読する、漢字を毎日20個ずつ記憶するなど。
③ 定期テストでは確実に高得点が取れるレベルまでもっていく。内申点は5段階評価で4.0以上をなんとしてでもキープしよう。
夏期
① この約1ヵ月半は、全く勉強しない時期がないように、前期で学んだ内容を総復習する。数学では基本公式の知識や計算力、英語では単語・文法などの知識や、教科書にあるテクストを構造的に読み解く力、国語では教科書にある評論文を構造的に読み解き、要旨を200字程度にまとめる力を磨き上げる。また、医学部の面接では読書についてよく質問されるので、受験学年になる前に最低でも3冊は読んでおくようにしよう。
② 長期の休みに入ると生活リズムが崩れやすいので、朝型のライフスタイルをキープし、学習の習慣づけを確実に行う。
③ 志望校のオープンキャンパスや医療体験ボランティアなどに足を運んで、パンフレットやウェブには載っていない生きた情報を集める。それが医師や大学への志望動機へとつなだ。また、医師体験だけではなく看護師体験にも参加すると、チーム医療に触れることができるので、開催日程をチェックしてみよう。医学部の面接では志望動機やボランティアについてよく質問されるので、受験学年になる前に実際の現場に出向いておくようにしよう。
2学期
① 部活や学校行事とのバランスを考えながら、主要3科目(英・数・国)の勉強を最優先にして、教科書レベルの問題を完璧にマスターする。
② 定期テスト対策を機軸に、1週間単位のスケジュールをつくる。場当たり的な勉強をしていると結果が出ず、モチベーションが下がるので、具体的な目標を設定し、ひとつひとつクリアして達成感を味わおう。たとえば、数学なら教科書の例題や基本問題を何度も解き直す、英語なら教科書で扱った本文を10回音読する、英単語を毎日10個ずつ記憶する、国語なら教科書で扱った本文を10回音読する、漢字を毎日20個ずつ記憶するなど。
③ 定期テストでは確実に高得点が取れるレベルまでもっていく。内申点は5段階評価で4.0以上をなんとしてでもキープしよう。
冬期
① センター試験が近いので、センター試験の過去問に挑戦してみよう。過去3年分の問題を時間を計って解いてみよう。
② 1年間を通じて、苦手分野がないかを確認し、ある場合はそこに集中して勉強しよう。苦手分野を今のうちに克服しておかないと、受験学年になってから勉強の負担が大きくなるので要注意。
③ 定期テストでは確実に高得点が取れるレベルまでもっていく。内申点は5段階評価で4.0以上をなんとしてでもキープしよう。