物理科 古宮 純

古宮 純

物理に近道はありません
焦らず着実に、一歩ずつ進もう

物理

古宮 純

早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了

情報を知識として理解できて初めて問題が解ける

授業でもよく言うことですが、物理の問題は、すぐに答えを出そうとしてはいけません。まずは、問題文を物理的に記述してから考え始める。これができない人というのは案外多いのですが、これは、単に解き方のテクニックというわけではなく、物理における勉強の仕方の根本的な考え方だと思います。 物理が苦手な女子は多いですが、他の全教科の中でも一番考え方が問われる科目だからではないでしょうか。

 

教科書に載っている知識を持っていることは大切ですが、単純に丸暗記して、諳んじて言えても意味がありません。情報を知識として理解できていて初めて問題が解けるのです。逆に言えば、問題が解けないのは理解できていないからです。問題を解きながら理解を深めていくという意識を持つと良いと思います。

一人で頑張るのではなく、協力して学びましょう

受験問題は2種類あります。誰でも得点できる問題と、合格のために確実に得点しなければならない問題の2種類を見極めて解答しなければなりません。物理は難しい分野です。理解にも、演習にも時間がかりますから、必然的に得点を伸ばしにくい科目です。しかし、物理が必要であるならば、限られた時間の中でも身につくように勉強しなければなりません。

 

ハードルを自分で下げないように、標準から、さらに先に進まないと、合格ラインへの到達は難しいでしょう。残念ながらショートカットはありません。 ただ、がむしゃらに勉強するだけでは医学部受験には対応できません。自分一人で頑張るだけではなく、外部からの適切なアドバイスを受けながら物理的思考を身につけてください。

合格実績

大阪・京都・大阪医科・関西医科・日本医科・順天堂・自治医科・近畿・福岡・久留米・藤田医科・愛知医科・埼玉医科・北里・東京女子医科など

 

古宮先生のインタビュー動画記事

理数系科目克服のカギは「解き直し」にある

古宮 純 先生
からのメッセージ

中学生、高1・2生へ

物理の基礎となる原理的な話、考え方の下地になる部分というのは基本的には教科書にしか載っていません。授業を受けながら、教科書をしっかり読んで素地を養ってください。

高3生へ

1冊標準的な問題集を決めて、それを繰り返して解いていきましょう。このとき、必ず傍に教科書を置いておくこと。問題集の解説は教科書とセットで読んでください。

本科生へ

物理で大切な基礎・基本のほとんどは教科書に記載されています。まずは一度教科書を通読して、それから問題を解きましょう。一つ一つの項目を暗記するのではなく、現象を理解することを意識して読むと、問題の見え方が変わってくるはずです。

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