私が医学部受験を通して感じた一番大切なことは「努力を継続する」ということです。私は1年しか浪人するつもりはなかったので、この1年間はひたすら淡々と勉強に集中して頑張りました。現役時代は、今思えば医学部受験というものを甘く見ていて、大手の予備校の医学部用の集団授業を受けていればなんとかなるだろうと思っていました。
しかし大人数の集団授業では、聞いているだけでほとんど知識が定着していませんでした。そこで浪人が決まった時、少人数の授業と個別指導があり、自由が丘という落ち着いた環境にあるメディカルフォレストに入塾することを決めました。そしてなんとか1浪で第1志望の大学に合格することができました。
私は家が遠かったため、電車に乗っている間に、暗記系の英単語や化学の無機のプリントなどを覚えるようにして時間を有効活用していました。自習中は、大体の時間を決めて問題を解くということを意識し、途中で集中力が切れた時や疲れた時などに暗記系を覚えるようにすることでバランスを保っていました。また私は、他の一般の参考書は時々参考にする程度で、ほとんどはメディカルフォレストのテキストや先生が作ってくださるプリントなどを何度も復習するようにしていました。
苦手科目の化学についてですが、現役の頃はわからなかった問題は解答を見て理解した気になってそのまま放置したり、基礎もわかっていないのに難しい問題ばかり解こうとしていて、偏差値は50ちょっとでした。しかし浪人してからは意識を変え、メディカルフォレストの少人数授業で基礎をかため、吉野先生がくださる問題プリントを繰り返し解くことで、解けない問題を潰していくように努めました。それでも化学は最後まで伸び悩んでいたのですが、後期の授業の後に個別を取ったこともあり、最後の記述模試で偏差値が67になったことで少し自信が持てました。
私は現役の時、他大医学部の指定校推薦の準備に追われ、過去問を何年分もしっかり解くことができなかったため、浪人してからは志望校の上位3,4校は5年分、その他の志望校は3年分は出来るだけ解こうと決めていました。10月ごろからアドバイザーさんや先生と相談して過去問を進めていき、解説を見てもわからなかった問題はしっかり質問するようにしました。
私は、なるべく朝の7:30から8:00の間には自習室に行って自習するようにしていたので、1限の授業が始まる前に1つ過去問を解くなどして朝の自習時間を有効活用することで、過去問を大体計画通りに進めることができました。11月,12月はとにかく過去問メインでしたが、それと同時に授業の宿題や復習にも追われてかなり大変でした。でも、1日最低でも過去問2教科分は解く、ということを、授業の復習と並行してやり続けました。
私はずっと女子校育ちだったため、変わらず安心して勉強に集中することができました。少人数で女子だけなので、とてもアットホームで穏やかな雰囲気でした。休憩時間は少しみんなと話すことでリラックスでき、勉強中は切り替えてお互い高め合って切磋琢磨できたと思います。また自習室は、ひとりひとりの机が決まっているので、大手予備校の自習室のように席取りをする必要もなく、机に自分の荷物を常に置いておけて、とても勉強しやすい環境でした。