手計 貴史
教務教科的な知識はもちろんですが、それは大学入試の域を飛び越えていないか、学部研究の領域ではないかということを考えています。もちろんあえてそのような話題を講義することもありますが、あくまで本流、授業の本筋に帰着するためのものであります。専門的テーマやだけでなく幅広い話をできるように心がけています。
医学部受験生は最先端医療、離島医療、終末期医療、昨今では感染症に関する文章をやたらと読みがちですが、(もちろんそのようなテーマに関する文をよんでないのはそもそも論ですが)それだけではなく、経済経営、法、社会科学、自然科学などのさまざまな内容を理解しておくことが必要です。そうすれば、小論文や現代文理数系科目の理解をのさらに一段階深めてくれると信じているからです。
「自分を“理想化”しないこと」と「失敗を(失敗という)経験として蓄積できること」です。解けない問題の解答を確認した際に、わかった気になって「考える“方向性”はあっている」と自らを勘違いしている生徒を大勢見てきました。しかし、実際には解けていない問題であり、自分と正面から向き合って行くことが重要です。また、その失敗を嘆き、心の負担とするのではなくその経験をどのように生かすべきかを考えていくことです。
東京女子医科・杏林・日本・東海・北里・国際医療福祉・金沢医科・愛知医科・藤田医科・近畿・関西医科・大阪医科・川崎医科・福岡・久留米など