インタビュー

積み重ねた日々は必ず力と自信につながる

今回は、進学アドバイザーの望月先生に学習計画を立てることの意義について伺いました。

学習計画を立てるとメリットがたくさん

学 習計画を立てるのは、何も特別なことではありません。日頃、遊びに行ったり、旅行に行ったりするときにも計画を立てますよね。あらかじめ行き先や交通機関 を調べて、いつどこに行こう、何をしよう、と考えておくことで遊びや旅行を効率的に楽しむことができます。受験における学習計画もそれと同じで、目標大学 に向かうためにいろいろなことを調べ、計画を立てることで、自分がいつ、何をすれば良いのかがはっきりわかり、毎日を効率的に過ごすことができるようにな ります。学習計画は決して億劫なものではなく、志望校合格までの道のりをはっきりさせるもの、と考えるといいかもしれません。

学習計画を立てることで得られるメリットは大きく分けて4つあります。

①合格までの時間軸の中で、長期的にも、短期的にもやるべきことをが把握できるようになる。
②今置かれている自分の状況がはっきり明確になる。
③昨日、今日、明日と一貫性を持って日々を過ごすことで学習効率がアップする。
④計画通りに毎日を過ごすことで心が鍛えられ、達成感が得られる。ひいては、勉強への意欲・モチベーションがアップする。

学習計画を立てるということは、自分の中でゴールまでの地図を作るということです。

毎日の勉強や、様々な出来事の中で、今自分が置かれている状況を見失ってしまったり、何をやるべきか迷ってしまったりすることもあるでしょう。しかし、学習計画という地図があれば、自分の決めたゴールを思い出し、それに向かって一歩ずつ進むことができると思います。

 

 

「程よくこなせる」くらいの計画なら無理なく継続できる

私は進学アドバイザーとして、多くの受験生の学習計画の相談を受けてきました。はっきり言ってしまうと、学習計画を立てるのが上手な受験生はあまり多くありません。真面目に、きっちり考えられた学習計画なんだけれども、緻密過ぎる、ということが多いんです。女の子は特に、内容を詰め込みすぎる傾向があるように思いますね。

学習計画は、ある程度までは柔軟に、程よくこなせるくらいの細かさのものが一番いいんです。と言うのも、あまり緻密な計画を立ててしまうと、どうしても続けることが難しくなりますし、続けることができない自分はダメだ、と思ってしまうことにもなりかねません。学習計画はあくまで計画ですから、続けるのが難しかったり、目標を修正したりしたときには、修正すればいいんです。模試などの結果も、都度反映していくといいですね。

ほとんどの受験生は、ある程度修正や計画の立て直しをしながらだんだん上手な学習計画を立てられるになりますから、今うまく計画を立てられない、という人も安心してくださいね。私のような進学アドバイザーや、教わっている先生のアドバイスをしっかり聞いて、自分に合った学習計画を作れるようになってほしいと思います。

学習計画を立てるためのポイント

例えば、高校3年生になって、いざ学習計画を立てよう、というときに何から始めれば良いんですか、という相談もよく受けます。そういう場合には、まずは志望校を決めて、よく研究しましょう。大学のHPを見たり、学校案内を読んだり、過去問を解いたり、受験日を調べてみたりと、方法はいろいろありますが、目指すゴールを明瞭にするのが第一です。これはどの学年、状況の生徒に対しても言えることですね。

また、高校生だと学校行事や部活動で忙しい人も多いでしょうから、効率良く学習計画を立てるために注意するべきポイントをいくつかお教えします。

・今の進路の状況、学習・成果(模試の結果など)を意識する。
定期テストや模試の結果は、最も効率の良いデータになります。自分の得意や苦手を数値としてしっかり把握し、それをどう活かすか、どう克服するかを考えましょう。
・一度立てた計画も、最新の成果によって変えていく。
計画を修正するのは悪いことではありません!体調や成績の上下にあわせて積極的に見直し、最適な計画に更新していきましょう。
・隙間時間を有効活用する。
自宅や自習スペースで机に向かっている時間だけが学習時間ではありません。通学などの移動時間も学習時間として考え、英単語や暗記科目などに積極的に利用しましょう。
・あまり緻密すぎず、無理のない内容に調整する。
詰め込んで量をこなすより、集中力をキープして効率的に学習することが大切です。適度な休憩・気分転換の時間も忘れずに計画に加えてくださいね。

頑張った日々の積み重ねは揺らがない自信になる

学習計画を後で見返してみると、頑張った日々そのもののように感じられると思います。相談を受けた生徒にも言っていることなのですが、試験のときには学習計画をお守り代わりに持って行ってほしいと思います。「私はこんなに頑張ったんだから大丈夫」という自信が、気持ちを落ち着かせ、きっとあなた自身の実力をしっかり発揮させてくれるはずです。