ここでは、過去の小論文・面接の試験問題や対策をご紹介します。2次試験直前まで、予行演習やイメージトレーニングに役立ててください。
時間:120分
形式:小論文(字数制限なしで説明、400字以内で意見論述)1題
内容:産業医科大学のアドミッションポリシーにおける「求める学生像」について、裁判を判断するための情報、ヘルスリテラシー、未病を治すこと、連絡先交換のためのアドバイス、考える葦、喫煙と肺がんの因果関係、医は仁術、人間のタイプ、還元主義的な科学観、ストレスと健康、地球温暖化、ネット社会、人間と機械の知性の違い、医師として内的権威を磨くこと、想定外への対処、婦人科医師の行動のあり方、筋道の立ったことを相手にきちんと伝えることなど、医療系のものだけでなく、現代社会が抱える問題群の中から幅広く出題される。なお、英文の課題文も出題されるようになった。
対策:小論文の頻出テーマに関する基礎知識がないと論が膨らまないので、予備校などで本格的な小論文対策を要する。
時間:10~15分
形式:個人面接
内容:大学志望理由、医師志望理由、併願校、産業医の意義、今後の産業医のあり方、産業医への資質や適性、理想的な産業医像、修学資金貸与制度、自分の長所と短所、高校時代にがんばったこと、大学に入ってやりたいこと、友人、得意科目、リーダーシップ、ストレス解消法、自己PR、そりの合わない同級生との付き合い方など。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。
【特集】解説!医学部受験の基礎知識