ここでは、過去の小論文・面接の試験問題や対策をご紹介します。2次試験直前まで、予行演習やイメージトレーニングに役立ててください。
時間:60分
形式:小論文(600字、600字以内で意見論述)1題
内容:「科学者になるには『あたま』がよくなくてはいけないとともに、あたまが悪くなくてはいけない」について、やぶ医者、児童虐待、末期がん患者にかける言葉、人生の意味、お金がない人が治療を受ける権利、赤ちゃんポストを利用した知人にかける言葉、4歳の甥にイルカについて説明する言葉など、受験生の人間性を問う問題が出題される。
対策:課題のテーマは心情的なものが多く、作文レベルの記述力で十分。ただし、制限時間が短いので、答案構成を素早くして一気に記述する必要がある。
時間:10分
形式:個人面接
内容:大学志望理由、医師志望理由、試験の出来具合、併願校、嫌いなタイプ、家族との関係、趣味や特技、自分の長所と短所、父親の職業と出身大学、進みたい診療科、併願校、研究には興味があるか、最近の気になるニュース、小論文についてなど。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。
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