医学部入試の特待生と地域枠

2015年12月4日

特待生や地域医療医師修学金貸与(地域枠)の制度を有する大学があります。
興味のある方は、各大学の募集要項をご確認ください。
地域枠の募集方法は、大学、都道府県によって異なり、すでに応募が終了している県もあるのでご注意ください。

入学を辞退できない順天堂大学、東京慈恵会医科大学などの地域枠は、難易度がそれほど高くない年もあるようです。
というのも、順天堂、慈恵の正規合格者のなかには、東大理類、東京医科歯科、千葉大医学部など、国立大学の中でも超難関校を本命として狙う受験生も多いのです。                             そのため、国立を本気で目指す受験生にとって、私立はあえて縛りのある地域枠を避けたいという心理が 働くのかもしれません。
その結果、地域枠が穴場となる場合があるのでしょう。

他方で、特待生になると学費の全額、または半額が免除となる北里大学、500万円が免除される東京医科大学などはかなりの人気です。
特待生の場合は入学辞退ももちろん自由ですので、低い学費を求めて多くの受験者が挑戦します。
ですから、模試の結果や出願者数では合格が読めなくなる可能性があります。
しかし、上位者がごそっと抜けることを見越して、1次試験さえ合格すればチャンスはあるかもしれません。
また、入学後に修学金貸与に応募する制度の場合は、入試の時より容易に借りられるようです。

教務スタッフ