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フォレストクイズ⑨

2024年11月14日

第9回目のフォレストクイズです。この記事が更新される11月14日は医学の世界で大きな意味を持つ出来事がいくつも起こった日なんです。そこで今日は贅沢に問題を3問も出題します!

Q1.毎年11月14日には「この病気」の啓発のために建物が青くライトアップされる、近年の日本では英語表記の「ダイアベティス(diabetes)」という呼称を用いる動きが進む病気は何?

Q2.1901年11月14日、現在も利用されている「ABO式血液型」のもととなる論文を発表した科学者は誰?

Q3.これまでにポリオワクチンの開発やエイズウイルスの発見など様々な功績を上げている、1888年11月14日にパリに設立された、ある科学者の名を冠した研究所は何?

 

 

~答えは下にスクロール~

 

 

A1.糖尿病

11月14日は糖尿病治療に用いられるインスリンを発見した科学者フレデリック・バンティングの誕生日に因んで「世界糖尿病デー」とされています。青い丸の「ブルーサークル」がシンボルマークとなっており、これに因んで世界中の建物が青色にライトアップされます。今年(2024年)の東京では渋谷ヒカリエなどがライトアップされるそうです。なお、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会は「糖尿病」という言葉を用いることによる偏見を避けるため英語表記の「ダイアベティス」という呼称を用いる運動を進めています。

A2.(カール・)ラントシュタイナー

ラントシュタイナーは人の血清に他人の赤血球を混合させたときに凝固する場合としない場合があることに気付き、現在のABO式血液型のもととなる分類を考案しました。これにより輸血の成功率は大きく上がりました。ラントシュタイナーは後に助手と共にRh血液型も発見しています。

A3.パスツール研究所

(ルイ・)パスツールといえば、コレラや狂犬病のワクチンを開発した人物で、パスツール研究所は狂犬病のワクチン開発を記念して公衆衛生のための民間組織として創設されました。最近ではエボラ出血熱のウイルスを発見した功績があります。またパスツールは「生命の自然発生説の否定」や「低温殺菌法の開発」など他にも様々な功績で知られています。

今回は3問出題しましたが、皆さんは何問正解できましたか?

 

校舎にいると、少しずつ生徒さんの醸す空気感が変わってくるのを感じます。出願など受験に向けての準備が整ってきているためでしょうか。気持ちが追い込まれそうな日々を乗り越えて、元気に日々を送れることを祈るばかりです。頑張れフォレスト生!

 

医学部専門予備校メディカルフォレスト 上山

(次のフォレストクイズ更新は11/16更新の予定です。)

出典

世界糖尿病デー公式 https://www.wddj.jp/01_howto.htm

日本糖尿病協会 https://www.nittokyo.or.jp/modules/about/index.php?content_id=46

現代ビジネス ブルーバックス編集部 ラントシュタイナー https://gendai.media/articles/-/76819

日本赤十字社 兵庫県赤十字血液センターhttps://www.bs.jrc.or.jp/kk/hyogo/donation/m2_02_01_00_bloodtype.html

現代ビジネス ブルーバックス編集部 パスツール研究所  https://gendai.media/articles/-/68299

コトバンク ラントシュタイナーhttps://kotobank.jp/word/%E3%81%B1%E3%81%99%E3%81%A4%E3%83%BC%E3%82%8B-3164756