緊張を打ち消すもの

2024年11月24日

こんにちは。

メディカルフォレスト卒業生の深見です。

本格的な冬に突入し、冷え込みの強い朝には布団から出るのがなかなか辛い季節となってきました。

受験期に先駆けて、生活リズムを崩さないようにくれぐれも気を付けましょう!

いよいよ受験が近づいてきたので、今回は”緊張”をテーマにしてみました。

プレッシャーに強い人、あがり症の人、色々な人がいると思います。

しかし医学部に入ってから周りを見て思ったことは、とにかく本番に強い・メンタルが強い人が多いということです。

受験生の皆さんを脅すようになってしまうかもしれませんが、医学部での学生生活は随所随所に筆記試験や口頭試問、実技試験といった大きな山場があります。

そして各学年ごとにその学年で必ず取得しなければならない単位や実習科目の出席日数がありますので、他の学部に比べて留年・放校になりやすいという特徴もあります。

そういった医学部の仕組みをあまり知らずに入学した私は初めゾッとしましたが、周りの同級生たちがなんとも飄々と、平然と学生生活を謳歌しながら試験もこなしていくので驚いたことを覚えています。

また医学部は勉強が忙しいと言われながらも運動部に所属し文武両道の人が多いのですが、スポーツや試合に慣れている人はプレッシャーに強い=試験にも強いということなのかもと密かに思ったりしています。

ではプレッシャーが苦手な人・慣れていない人はどうすればよいのかとなりますが、これはとにかく準備で補うしかないのだと私は思います。

以前実習で小児心臓血管外科を見学させていただいた時に印象的だったことがありました。

その日は若い女医さんが指導医についてくださっており、その方が(おそらく初めて)執刀医となる心臓の穴を塞ぐ手術を見学させていただきました。

心臓の手術の執刀医なんて緊張しそう…と思いつつ見守っていると、その女医さんは1冊のノートを取り出しました。中にはこれから行う手術の手順や図が手書きでびっしりと書き込まれており、その内容を元に一度シミュレーションをし、そして実際の手術が始まりました。

手術はもちろん成功し、人の命を預かるということはこういうことなのだと私自身強く実感する実習となりました。

医学部受験は試験が連日続くことも多々ありますし、毎日が緊張の連続で苦しく感じるときもあるかもしれません。

でも、緊張は入念な準備で打ち消すことができます。

これまで勉強してきた時間、そしてこれから入試までに積み上げる勉強量が必ず試験本番の自分を助けてくれるはずです。

受験の緊張は辛いと思いますが、これから始まる医学部生活に耐えられるのか、人の命を預かれるほどの準備ができるのかどうかを試されていると考えてぜひ打ち勝ってほしいです!

あと少し!でもまだ時間はあります!

がんばれ★フォレスト生

メディカルフォレスト卒業生 深見