集中力、鍛えてますか?

2025年5月24日

こんにちは。
メディカルフォレスト卒業生の深見です。
早いもので前期スタートからもうすぐ2か月ですね!
環境に慣れてきて入学当初よりはリラックスして勉強できるようになってきたかと思いますが、その一方で気のゆるみも出てきやすい頃です。
遅刻や予習復習の滞りが出てきている人!今ならまだ間に合います。
あとあと後悔しないように今のうちに(必ず今月中には)軌道修正するようにしましょう!

さて、タイトルですが、私が学生医として臨床実習に赴いた際にとにかく必要だと思ったことです。
受験生の皆さんにはそれぞれ思い描く理想の医師像があることと思いますが、その全ての根底にある医師に求められる能力は持続する集中力なのではないかと思うほどです。
例えば外科医であれば、患者さんの体の中で病気のある臓器に絞って摘出などの治療を行いますが、手術を開始してすぐにその操作を行うわけではありません。まずは標的である臓器の周りをよく見て、関係ない血管や組織を巻き込むことのないよう丁寧に周りの組織を剥がしたり、血管を縛ったりという作業を行います。そしてその後に摘出などの操作を行いますが、無事に終えたあとにも手術創を洗って出血しているところがないか確認したり、縫合したり…といった作業があります。
さらに人間が相手ですから、同じ病気の同じ手術であっても同じように進むとは限らず、想定外の事態が起きても投げ出さずに冷静に向き合わなければなりません。
そして内科医であっても、次々にやってくる患者さん一人一人の症状や訴えを聞いて真摯に向き合い診断を下すためには疲労に負けない集中力が求められます。
医学生になった時にたくさん勉強することがあるから集中力が必要、というのはイメージしやすいかなと思うのですが、その集中力は医師になってからも一生必要であることがお伝えできていたらと思います。
そして今みなさんが向き合っている医学部受験は、それだけの集中力があるかどうかを試す試験でもあるのではないかと私は思っています。
これから受験までの日々、メディカルフォレストでの学習を通して、少しずつ集中力を鍛えていきましょう!
がんばれ★フォレスト生

医学部専門予備校メディカルフォレスト 深見