どんな医師になりたいですか?

2025年11月8日

こんにちは、メディカルフォレスト卒業生の深見です。

メディカルフォレスト自由が丘校のお手洗いは季節に合わせた音楽がオルゴールver.で流れるようになっているのですが、今月に入ったあたりから選曲がクリスマスソング一色になっております。

ちょっと気が早いよね、焦るね、などと先日生徒とお話ししたばかりです。

でも今からクリスマス頃をイメージしつつ出願準備や過去問演習に取り組めば実際にそのシーズンを迎えるころには少しゆとりがあるかも…?ということで適度に焦りつつ慌て過ぎないで動いていきましょう!

ちらほら推薦受験に送り出す生徒も出始め、一般受験の準備ももう始めなくてはならないこの頃。

”将来どんな医師になりたいか”を問われる機会は医学部受験生にとって数えきれないほどあるのではないかと思います。

私も受験生のこのくらいの時期には、出願する大学の特色と自分の目指す将来像を照らし合わせて”この大学に進むとしたらこんな医学生生活を経て、こんな医師になっているかもしれない”と想像を膨らませたものです。

けれど、今実際に医学生になって、臨床実習も1年以上を経て思うことは、”受験生のうちにどんな医師になるかなんてわからない!”ということです!

さらに言えば1診療科につき1か月間実習を行う臨床実習を経てみてやっとその診療科の仕事内容が見えてくるくらいです。

ただ志望理由書や面接に臨むにあたり、自分の目指す医師像がはっきりしている方が他の受験生に埋もれず抜きんでて見えるように思います。そしてそれは受験当日まで勉強を続けていくモチベーションにもなります。

たとえばまだまだ先の話ではありますが、自分の進む診療科を決める際には扱う病態への興味を入口とするのか、はたまたオペや内視鏡など自分がやってみて楽しいと思える手技をきっかけとするのか、など様々な決め方があります。

ただこれらは医学部に入学して実際に学んで経験してみないと分からない部分が大きいです。

となると、どんな患者さんを救いたいか、という視点も今の時点で将来の医師像を描く際に大切になってくるかもしれません。

末期がんなどの痛みや苦しみを取り除きたいから緩和ケア科に、小さな子どもたちの未来を守るために小児科に、働き盛りの世代の人生を支えるために消化器科や婦人科に、などなどです。

例えばご自身や身近なご家族に通院・入院・手術などの経験があれば、その時にお世話になった医師やその診療科に進むことを目標としてもよいかもしれません。

でも実際問題、私ははや医学部も高学年ですが、まだはっきりとは進む診療科を絞り切れずにいます。

でもだからこそ、色んな診療科でのローテーションを毎回新鮮に感じ、寛容に受け入れて楽しめているようにも感じます。

なんだか矛盾しているようですが、受験においてはぶれない自分の医師像を描き、具体化し、相手に自分の熱意をしっかりと伝えることを重視。

そして入学後は、そのベースの医師像に学んだことや実習で見てきたことを柔軟に肉付けしていくことで最終的な自分の目指す医師像が定まってくるのかもと思う今日この頃です。

今みなさんが書いている志望理由書は受験のための道具だけでなく、きっと将来医師になる上でのベースにもなるはず!と思って後回しにせずに出願準備を進めましょうね!

がんばれ☆フォレスト生

医学部専門予備校メディカルフォレスト卒業生 深見