私事ですが、先日息子がアナフィラキシー状態に陥ってしまい、総合病院の夜間救急に搬送→そのまま入院という経験をしました。
突然の出来事で非常に緊迫した瞬間もありましたが…その時に担当して下さった小児科の女医さんの対応が素晴らしく、貴重な経験をさせていただきました。
その女医の先生は、処置の素早さや判断の的確さはもちろんなのですが、注射や点滴などの処置をするたびに、なぜこの処置が必要なのかを息子に分かりやすく細かに説明して下さったり、緊迫した精神状態を和ませようと、常に穏やかな口ぶりで、時には冗談などをいいながら息子とも会話して下さっていました。
容体が安定してくると、息子に、血圧や心拍数といったバイタルの見方、アレルギーのメカニズム、いま身体の中で起こっているアナフィラキシーのことを、さながら授業のように説明して下さいました。12歳の息子にはすべてを理解できなかったかもしれませんが、しっかりと説明してくれたことで非常に安心した精神状態で初めての入院生活を過ごすことができたことは間違いありません。
入院自体は大変なことではありましたが…その中で素晴らしい医師との出会いもあり、とても貴重な経験となりました。
フォレストに通う皆さんも、ご自身の中で、目指す医師の姿をお持ちになっていると思います。日々の受験勉強は、時にしんどいと思う時があるかもしれませんが、そんな時は、医師になろうと思った初心にかえり、自分の将来の医師の姿を思い浮かべてみると、また新たに力が湧いてくるかもしれません。皆さんが素晴らしい医師になるよう、スタッフ一同、心から応援しています。
教務 山田