第5回目のフォレストクイズです!今回は近頃ニュースを騒がせる「ある病気」を出題します。
Q.かつては4年周期で流行っていたため「オリンピック病」などと称されることもあった、パリ五輪開催の今年(2024年)夏から秋にかけて全国の患者数が急増している病気は何?
~答えは下にスクロール~
A.マイコプラズマ肺炎
「肺炎マイコプラズマ」という細菌によって感染するマイコプラズマ肺炎は、比較的若い世代の人から子どもがよくかかる感染症です。空咳が症状としてみられ、飛沫感染などによりうつり、秋や冬に比較的増加する傾向にあります。
国立感染症研究所によると、マイコプラズマ肺炎は仙台市で1964年から1976年まで4年おきの流行がみられたこともあり、かつての日本では「オリンピック病」の通称が知られるようになりました。海外でも数年おきに流行する傾向にあるようです。そして、パリ五輪が開催された今年・2024年の日本においては、1999年に現在の統計方法に変わってから最多となる患者数を記録しています。
対策はいわゆる「風邪」と同じように、手洗いうがいの徹底や換気の実施、マスクの着用などが有効なようです。更には「夏風邪」であるはずの「手足口病」も季節外れの流行の兆しも。勉強に日々集中しているとついつい健康のことが後回しになってしまうかもしれません。病気にかかってしまう前に万全の対策を行っていきましょう。頑張れフォレスト生!
医学部専門予備校メディカルフォレスト 上山
(次のフォレストクイズ更新は10/31の予定です。)
出典
国立感染症研究所 https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2618-related-articles/related-articles-527/12489-527r05.html
NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241022/k10014615821000.html
読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/medical/20241024-OYT1T50044/