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注射に慣れよう!

2025年10月28日

こんにちは、メディカルフォレスト卒業生の深見です。

快適な時期はあっという間に過ぎ去り、肌寒く冷たい雨の降る今日この頃です。
朝になっても外は暗いし、なんだか外に出るのもおっくうに感じてしまうかもしれません。
でもこんな時期だからこそ、周りを一歩リードするつもりで頑張って外に出て登校していつも通りの学習スタイルを貫いてほしいと思います!

先日、例年より少し早めのインフルエンザワクチン接種を済ませてきましたので今日はこのタイトルです。
受験生の皆さんは受験に備えてインフルエンザワクチンを必ず打っているという方も多いと思いますが、そんなワクチンライフは医学部に入学してからも続きます。
まず全寮制の大学入学前や病院実習開始前には集団感染の原因となる麻疹・風疹、水痘、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)などの抗体価を調べ、基準に満たない場合は追加接種を受けてもらうというパターンが多いかと思います。
また、病院実習開始前には万が一の針刺し事故や感染血液曝露にも備えてB型肝炎ウイルスの抗原と抗体の値を調べ、充分な抗体をつけるために3回ほど大学で集団接種を行います。
インフルエンザワクチンに関しては任意接種ですが、病院実習開始後は自分の身を守るためにも関わってくれる患者さんを守るためにも打つのが安心かと思います。
とはいえ病院実習開始前の低学年のうちも、定期試験が追試になったり大事な授業を欠席したりとなると困るため私は結局毎年打っていました。
と、こんな感じでおそらく医療系の学生でなければ経験しない数のワクチン接種を受けてきているなと感じ、きっとこれからの人生もこのようなワクチンライフが続いていくのだろうなと感じている近年です。

また先日内科で実習をしていた際に、内科医の先生が”内科医の腕の見せ所は針を刺すこと”と仰っていました。
予防接種に限らず、例えば血液内科では骨髄に針を刺して骨髄液を採取することで診断に役立て、リウマチ膠原病内科では関節リウマチの患者さんに治療として関節内注射を打つこともあります。
なるべく身体に負担の無いように診断・治療を行うために、医師の”針を刺す”技術がとても重要であることを学びました。
そしてそれと同時に、メディカルフォレストの同期で他大学の医学部に進学した友人が”私は注射が苦手だから痛みのない注射を打てる医師になりたい”と話していたことを思い出しました。
実際に医学部に進学し医療現場を見ていると日々数えきれない数の針が刺されていくものですが、この一つ一つが痛みのないものであれば患者さんにとっても医療従事者にとっても検査や治療のハードルが下がり大きな利益になるだろうなと感じます。
医師になってその友人に再会した時には、ぜひ注射のコツを教えてもらいたいと思います!

医学部受験生の皆さんもそれぞれのなりたい医師像があることと思いますが、これから推薦受験や出願をするにあたりその医師像を具体的に言葉にする必要が出てくるはずです。
メディカルフォレストは周り全員が医師を目指す仲間ですので、こんなほんの些細な会話が受験対策や将来の道に結びつくこともなきにしもあらずです。
ちなみに先述の友人はちょうどこのくらいの時期に推薦受験で医学部合格を果たしました。
志望理由・目指す医師像がうまくまとまらないという方は、将来医師仲間になるであろう周りの友人とのおしゃべりを通して固めていくのも良いかもしれません。
もちろん私たちもいつでも相談に乗ります!
将来を見据えて、まずは目の前の受験にひとつひとつ向き合っていきましょう!

がんばれ☆フォレスト生

医学部専門予備校メディカルフォレスト卒業生 深見