フォレストクイズ25㉗(2025/12/17)

2025年12月17日

第27回目のフォレストクイズ25です。今日・12月17日はアメリカの医師ヘンリー・ハイムリック(1920-2016)の命日です。物を喉に詰まらせた人に対して行う「ハイムリック法」の考案者として知られています。ハイムリックは喉に詰まらせた人の後ろにまわり、みぞおちのあたりに手をまわして拳を作ってもう片方の手で包み、突き上げるように圧迫して横隔膜を押し上げることを異物の排出を試みる方法です。一般には背中を叩く「背部叩打法」によっても異物が取れなかった場合に行うものとされています。フォレスト生の皆さんもいざという時のために頭に入れておいてほしい処置です。

さて、今日はかつての日本に大きな影響を与えた有名人についての問題です。

Q.かつての名優の名を冠した「夏目雅子ひまわり基金」といえば、どんな病気に関する基金?

 

 

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A.白血病

今日・12月17日は夏目雅子さん(1957-1985)の生誕日です。ドラマ『西遊記』の三蔵法師役や映画『鬼龍院花子の生涯』の主演などで知られた夏目さんは、人気絶頂の中で急性骨髄性白血病となり(一説にはその治療途中にかかった風邪から重度の肺炎を引き起こして)、27歳で亡くなった伝説の名優です。生きていらっしゃれば2026年で69歳。きっと大御所として存在感を発揮していらっしゃったことでしょう。夏目さんが白血病にかかった当時は治療法も少なく「不治の病」として扱われることも少なくなかった白血病。その治療においては抗がん剤で脱毛してしまうことも多く、女優としての復帰を目指した夏目さんは当初脱毛の少ない薬から闘病を始めたといいます。「夏目雅子ひまわり基金」は、治療による脱毛に悩む人にウィッグを提供することを目的に設立された基金で、その創設には夏目さんの兄を夫に持つ田中好子さん(キャンディーズの「スー」として人気を博した)が携わったとのことです。以前フォレストクイズでも「ヘアドネーション」について取り上げたことがありますが(→フォレストクイズ25㉑)、髪の毛という容姿の変化は治療を受ける人々にとって大きな影響を与えるということです。また同基金では骨髄バンクに関する啓発も行っています。夏目さんの時代には骨髄移植というものはほとんど行われていませんでした。現在でも骨髄移植を希望する方の半数近くは国内での移植が受けられていないとされています。骨髄バンクのドナーは18歳以上54歳以下という制限があり、ドナーを引退する人数が新規登録者を上回ればどんどんとその人数は減っていきます。若い人の登録は必ず必要です。献血でもそうですが、ドナーになるためには健康状態の条件があります。これはドナーになりたい意思を持っていたとしてもなれない人がいるということです。フォレスト生の皆さんも、ドナーになれるのであれば是非なってください。

フォレストでは大学別のテスト対策が次々と行われています。各大学合格に向けてのイメージはできていますか?これまで自分が培ってきたものと各大学の傾向を踏まえれば道は見えてきます。まだ見えていない生徒も、ここから必死で積み上げていけばまだ間に合います。ラストスパートです。健康に気を付けて、頑張れフォレスト生!!

メディカルフォレスト 上山

 

出典

夏目雅子 コトバンク https://kotobank.jp/word/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E9%9B%85%E5%AD%90-857498#w-1673173
夏目雅子ひまわり基金 https://www.himawari-kikin.com/outline
夏目さんの闘病生活について https://dot.asahi.com/articles/-/97595?page=1
骨髄バンク https://www.jmdp.or.jp/about/read/number/

ハイムリック法 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H2I_Y6A211C1CZ8000/