医療はすぐには結果が出ないことも多い

2025年12月15日

こんにちは、メディカルフォレスト卒業生の深見です。

冬も深まり、いよいよ年の瀬が近づいてくる頃となりました。

今年のうちにやり残したこと、ありませんか!?

大そうじなんてしている場合じゃない!という受験生の方もいるかもしれませんが、受験シーズンになると本当に身の回りのことに手が回らなくなるくらい連日試験会場へ向かう日々が始まります。

今のうちに少しでも環境を綺麗にしておくと年末年始の自宅学習から試験まで気持ちよく健康的に過ごせますので、毎日ちょっとずつでも時間を見つけて自分の学習環境を整えていけるといいなと思います。

さて、推薦受験の結果もおおむね出揃い、思い通りの結果を迎えられた人もそうでない人もいると思います。

私は一般受験組で、推薦受験で先に合格した友人を見送る立場でしたので、正直先に医学部合格を掴んだ友人たちはとってもうらやましかったです!!

推薦受験には、独特の課題に対応する柔軟な思考力や論述力、そして初見の人相手にも物怖じせずにグループ討論などを行う勇気が必要です。

一方で一般受験には、全ての受験科目を抜かりなく学習し高い倍率を潜り抜ける得点力とハードな受験スケジュールをやり抜く体力と精神力が必要になります。

医学部に入学してみて分かったことは推薦受験で求められる能力も、一般受験で求められる能力も、どちらも医師になるうえでとても大切であるということです。

そして客観的に見ればどちらが楽とかは測れないですが、受験生だったころの私は倍率が低くて科目が少ないという表面的な指標で、推薦受験組が少しうらやましく見えてしまった時期がありました。

今思えばないものねだりに他ならないですが、苦しい受験期にはほかの受験生の条件がうらやましく、自分だけ苦労しているような気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

でも、すぐに結果には結び付かなくても、目に見えないスピードで日々の努力や忍耐力が着実に医師を目指す基盤となっているはずです。

私は受験生の時、医療はすぐには結果が出ないこともたくさんあるんだから、と自分に言い聞かせて日々頑張っていました。

今医学生として病院実習に出てもそれは確かであると実感しています。

自分には既存の薬が効かず新薬を試すしかない、不妊治療がうまくいかない、あるいは、若くてリスクが低いはずが自分だけ病気になってしまった、この前大病を克服したばかりなのにまた新たな病気が見つかってしまった…。

この苦労もそのような患者さんの気持ちを理解するための一助になるはずと思えば、報われない、結果が出ない日々にも大切な意味があると私は思います。

今努力を続ける医学部受験生の皆さんが来春こそは大きな成果を掴めるよう、そしてメディカルフォレストでの努力の日々が将来の患者さんのためになるよう、願いつつこれからも応援していきます。

がんばれ★フォレスト生

医学部専門予備校メディカルフォレスト卒業生 深見