医学部入試本番まで、いよいよ残り1か月を切りました。
この時期になると、これまで感じたことのない焦りや不安に襲われる人も少なくありません。
「この勉強で本当に足りているのか」
「もっとやるべきことがあるのではないか」
そう感じるのは、それだけ本気で医学部を目指してきた証です。
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■ ここまで来た人にしか立てない場所
ここまで勉強を続けてきたという事実は、決して軽いものではありません。
春から、あるいは何年も前から、積み重ねてきた努力があります。
今の時期に大切なのは、
新しいことを無理に増やすことではなく、今ある力を最大限発揮できる状態に整えることです。
知識はすでに十分蓄えられています。
あとは、それを「本番で出せる形」に仕上げるだけです。
■ 名言に学ぶ「最後の1か月」の意味
古代ローマの哲学者、セネカはこんな言葉を残しています。
“Luck is what happens when preparation meets opportunity.”
「幸運とは準備が機会に出会うことである」
試験当日は、誰にとっても同じ一日です。
違いが出るのは、その一日に向けて、どれだけ準備してきたか。
この1か月は、新たな準備を始める時間ではなく、
これまでの準備を完成させるための時間です。
■ 1か月前の正しい過ごし方
直前期の学習で意識してほしいのは、次の3点です。
1.総復習を最優先すること
不安な単元よりも、「確実に得点できる分野」を磨き上げる。
2.時間感覚を本番仕様にすること
制限時間内で解き切る練習を徹底する。
3.生活リズムを崩さないこと
体調管理も、立派な受験対策です。
派手な勉強は必要ありません。
地味でも、確実な積み重ねがあなたを支えます。
■ 不安は「努力してきた証拠」
不安になるのは、真剣だからです。
もし不安を感じる日があっても、それを否定する必要はありません。
「ここまで来た自分は、ちゃんとやってきた」
その事実を、何度でも思い出してください。
医学部受験は、人生の中でも特に厳しい挑戦の一つです。
それでもここまで歩いてきたあなたは、すでに誇るべき存在です。
残り1か月。
焦らず、比べず、自分のペースで。
試験当日、問題用紙を前にしたとき、
「やるべきことはやってきた」と思える自分でいられるように。
引き続き、頑張ってください!
医学部専門予備校メディカルフォレスト 大内
