今日は「地域枠入試」について。
「地域枠」とは各都道府県が主体となって設けた医学部独特の入試制度で、将来地域医療に従事する意思を持った学生を対象とした定員枠のことです。
地域の医師不足、特定診療科目の医師不足解消するために指定する医療機関あるいは科(産婦人科・小児科・救急などが多い)で勤務(多くは医師国家試験合格後、9年間〈臨床研修期間を含む〉)することを条件に、医学部6年間の学費の全額あるいは一部を負担してくれる学費面でありがたい制度です。
しかし、地域枠で注意しなければいけないのは、一般的な医学生は初期研修中に将来進みたい科や研修を受けたい病院、医局などをじっくり考えて決めていくことができますが、地域枠の医学生は科や勤務先病院を決められてしまう点です(一部選択できる場合もあります)。また、勤務条件をクリアーできなかった場合は、奨学金の返還が必要になります。
地域枠は学費面ではありがたい制度ですが、こうした点をしっかり考えた上で検討することが大切です。
センター試験まで、73日。
私大医学部初日まで、76日。
がんばれフォレスト生★
アドバイザー 青木