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フォレストクイズ25⑳(2025/11/5)

2025年11月5日

第20回目のフォレストクイズ25です。今日・11月5日は「産業医学の父」と称される17世紀ごろのイタリアの医師・ラマツィーニの命日です。著書『働く人々の病気』の中で様々な職業の人々が罹患しやすい病気、いわゆる「職業病」について、その症状・治療法・予防法などを記すなどの功績を残しています。産業医科大学の総合型選抜は「ラマツィーニ選抜」と呼ばれているなど、産業医学におけるシンボルとなる存在です。

さて、「職業・働く」ということに関連して、「ある職」に就いた人物について問題を出題します。

Q.所信表明演説の結びには「事ひとり断(さだ)むべからず 必ず衆(もろとも)とともによろしく論(あげつら)ふべし」という聖徳太子の「十七条の憲法」の文章を引いた、今年(2025年)・10月21日より内閣総理大臣の職にある人物は誰?

 

 

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A.高市早苗(たかいち・さなえ)

「女性として初めて」日本の内閣総理大臣に就任した高市氏。その就任前後から、様々な言動が注目を集めています。自民党内の総裁選に勝利した際には「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言し、首相就任後には「心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和の検討」という文言を盛り込んだ厚生労働大臣への指示書を出したとされています。高市政権下での労働環境に関する政策が今後どのように進んでいくか、という点は「産業医学」の観点からも注目が集まります。先述した所信表明演説の中でも、「医療」や「健康問題」、あるいは「社会保障」などについて様々な方針を示していますが、そうした動向についてもフォレスト生の皆さんには興味を持っていただきたいところです。「医師」として働くということは、自らが「職業人」であるとともに、「医療」のプロフェッショナルであり、様々な人々の「健康」に深く携わるということなのですから。

11月にもなり、総合型選抜などの入試が既に始まっています。一日一日も無駄にできず、焦りや不安が強くなることは避けられないことかと思います。そんな皆さんにあえて言いつづけたいのは「健康管理」の大切さです。「手洗い・うがい」、「部屋の換気・環境の維持」、「しっかりとした栄養補給」といった、自らの身体を守るための行動をとって欲しいです。健康は全ての土台になります。当たり前のようでも意外と万全とはいかないものですから、気を付けて付けすぎることはありません。心の隅に留めておいて下さい。頑張れフォレスト生!

メディカルフォレスト 上山

 

出典

高市氏所信表明演説について https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA23ALH0T21C25A0000000/?msockid=3481fe5aaa536e9133e9edb6ab2b6f60
高市氏ワークライフバランスの発言について https://mainichi.jp/articles/20251021/k00/00m/040/334000c
労働時間に関する指示書について https://mainichi.jp/articles/20251022/k00/00m/010/279000c

ラマツィーニ コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%82%89%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%84%E3%83%BC%E3%81%AB-1214898
ラマツィーニ 英語版ブリタニカ 命日記載あり https://www.britannica.com/biography/Bernardino-Ramazzini