年別アーカイブ: 2016年

東京医科大の新カリキュラム②

2016年6月21日

こんにちは。

今回は前回の続きで東京医科大の新カリキュラムについてです。
前回はカリキュラムが3年前から新しくなったという話をしました。
今回は、そんな新しいカリキュラムについて学生の立場から良い点と良くない点について言及しようと思います。

まず、良い点は2つ。

1つ目はカリキュラムを刷新した目的でもある国際認証を受けられる体制が整うこと。
国際認証を受けないと、将来海外で働けなくなる可能性がありますからね。(国際認証の話は次回。)

2つ目は1年次から基礎医学を学べ、かつ病院実習の期間が増えたことで、医学部に通うものとしてモチベーションを高く保ちやすくなったことです。
入学して半年も経たないうちに医学を学べることで、入学時の志を忘れることなく、高いモチベーションを維持したまま学生生活を送れます。

良くない点は1つ。とにかく忙しい!大変!

前倒しになったことで、一般教養から大変な思いをしました。
「物理学」は旧カリキュラムで1年間かけてやっていたことを半年で修了。
授業のスピードも倍速でした。

1年次後期の「組織学」ではコマ数が2/3に減少。
他の科目もそういった具合でコマ数が減ったため、学生の自宅学習に委ねられる部分が増えました。

先生方もまだ手探りの状態のようですが、新カリキュラムが功を奏すかどうかは3年後の国家試験で判明するかと思います。
私もこの新カリキュラムの元で頑張らなくてはいけませんね。

次回は国際認証のお話をします。
それでは。

東京医科大学3年 HS

埼玉医大のいま

2016年6月18日

1年生はカリキュラム変更に伴い、出席が厳しくなっています。
いままで5間までだったのが、6限まである日があったり。
これはどの大学でも同じ状況のようですが、今後益々医学部生の生活がハードになると思います。

あと、4年生になると、特別授業としてMEC(国試のための予備校)の先生が特別に授業をしてくれます。
とってもわかりやすくですよ!

いまの時期はテストがあるので、みんな一致団結して必死に勉強しています。
部活もやりながら、睡眠時間を削ってがんばっています。

埼玉医科大学4年 KI

国際医療福祉大学医学部説明会開催のご案内

2016年6月15日

6月26日(日)に、国際医療福祉大学成田キャンパスにて、説明会が開催されます。
時間は13:00~14:30となっております。

内容は以下の通りです。

主催者挨拶・大学紹介・医学部新設の目的
国際医療福祉大学副理事長・名誉学長 北島 政樹

『海外に羽ばたく医学生をめざして』
国際医療福祉大学教授・副医学部長予定者 吉田 素文

『本学の医学教育の特長』
国際医療福祉大学教授・医学部設置準備室長 池田 俊也

先日は、ホテルニューオータニでも説明会が開催され、フォレスト生も数名参加しました。
とっても気に入ったようで、やる気満々になって帰ってきました。
興味のある方はぜひ、一度足を運んでみてください。

教務スタッフ

東京医科大の新カリキュラム①

2016年6月14日

こんにちは。

第1回の投稿で「カリキュラムが変わった関係で、学年によっては通うキャンパスが変わった」という話をしました。
今日はその原因となった、東京医科大の新カリキュラムについてお話しします。

3年前から東京医科大はカリキュラムが新しくなり、今の4~6年生と1~3年生で全く異なるカリキュラムになっています。

旧カリキュラムではざっくり言えば1年次に一般教養、2・3年次に基礎医学、4年次~5年次前期に臨床医学、5・6年次に病院実習&国家試験対策というものでした。

それが新カリキュラムとなると、1年次前期に一般教養、1年次後期~2年次に基礎医学、3年次~4年次前期に臨床医学、4年次後期~病院実習といった感じで、大幅に前倒しになっています。

これは国際認証を受けるために病院実習の期間を大幅に増やす必要があり、そのために必要な措置だそうです。

国際認証の話は次々回お話しします。

学生の立場からすると、カリキュラムを刷新したことで良かったことと良くなかったことが生じたと思います。
これ以上話すと今回の投稿が長くなってしまうので、その話は次回。
それでは。

東京医科大学3年 HS

東京医科大の歴史

2016年6月6日

こんにちは。
今日は東京医科大の歴史についてお話しします。

東京医科大の創立は1916年。
その始まりはかなり特殊なもので、旧制日本医学専門学校(今の日本医科大)の学生約450名が同学校を一斉に退学し、「学生が中心となった学校を造る」ことを目的に開設されたというものでした。
開設当時は東京物理専門学校(東京理科大の前身)内に場所を借りた、「東京医学講習所」というものでした。

1918年に「東京医学専門学校」としたのち、1946年に現在の「東京医科大学」となりました。

開設当初の目的が今も大学に深く根付いており、学生の意見が大学に届きやすいシステムとなっています。そのため、授業に関する学生アンケートを実施したり、カリキュラムや部活などについて意見することができたりします。

1916年設立ですから、今年で創立100周年を迎えたわけですが、昨年度は100周年に向けて様々なイベントも行われました。
中でも学生に(特に6年生に)ダイレクトに影響したのが医師国家試験です。
大学が「100周年に医師国家試験合格率100%を目指す!」なんて言ったもんだから、去年の6年生はもう大変(笑)。
先輩方は大変そうにされていました。
残念ながら100%達成はなりませんでしたが、新卒+既卒での合格率ランキングが全国3位を達成し、先生方はかなり喜んでおられるようでした。

東京医科大学は、言ってみれば「学生の、学生による、学生のための大学」。
そんな東京医科大学の歴史に興味をお持ちいただけた方は、ぜひ調べてみてください。
それでは。

東京医科大学3年 HS

東邦の今年から始まった基礎学力試験の実態

2016年6月4日

基礎学力試験の内容ですが、合格者に聞いたところ、要約問題が出題された点は例年と変わらないものでした。
論理的思考能力問題では、与えられた日本語の文章を読んで、制限時間は60分で、600字以内で要約する問題です。

一方、数理解析能力問題では、ランダムに列挙されたようにみえる数字群の中にある法則性を見抜いて、クイズに答えるものが出題されました。
内容については、よく分からないものだったそうです。
それでもその受験生は合格してました。
4回目のチャレンジでついに合格を勝ち取りました。
あっぱれ!

あまり慌てることなく、まずは、学科の試験を万全にすることに集中しましょう。
多浪生でも希望を失うことはありません。
今年7浪で岩手医科大学に合格した学生もいます。

教務スタッフ

東京医科大の2つのキャンパス

2016年5月30日

初めまして。
東京医科大に通っており、フォレストで学生チューターをしている者です。
これから数回にわたって、「東京医科大ってどんなとこ?」をテーマに、皆さんに東京医科大を知っていただこうと思います。

初回のテーマは、東京医科大のキャンパスについてです。
東京医科大は御苑キャンパス、西新宿キャンパスという2つのキャンパスがあります。

1、2年次に通学する御苑キャンパスの住所は東京都新宿区新宿6-1-1。
ええ、めちゃくちゃ都会です。
新宿歌舞伎町と新宿二丁目という2大繁華街に挟まれ、大学生としての充実した生活を送るにはもってこいの場所だとも言えます。
しかし医大生に新宿を満喫するほどの余裕はなく、どの学生も勉強と部活に励む日々を送っています。
御苑キャンパス自体は面積もそこまで広くなく、団地のような造りになっています。
普通の大学のイメージからかなりかけ離れた狭さですが、学生数が少ないので何の問題もありません。
とても歴史のあるキャンパスで、中でも第1校舎という校舎はとても頑丈な造りだったため、第二次世界大戦中には、東京大空襲の際に防空壕の役割も果たしたとか。

3年次からは西新宿キャンパスに移ります。
こちらは東京医大病院に併設されていて、患者さんが病院に出入りするのを見ながら通うことになります。
それもあってか、個人的にですが、御苑キャンパスに通うよりも身が引き締まる思いがします。
今は病院の建て替え工事などを行っている最中で、学年によりますが、古い校舎と新しい校舎の両方を使って日々勉強しています。
このブログを読んでいる受験生の皆さんが東医生になるころには、新しい校舎での講義が中心になるのではないでしょうか。

実は、2年前までは3年生も御苑キャンパスにいました。
ですが、カリキュラムが新しくなり、3年生から西新宿キャンパスに移ることになったのです。
新カリキュラムの話はまたいずれ。
それでは。

東京医科大学3年 HS

聖マリの新カリキュラム

2016年5月27日

聖マリでは今年度から新カリキュラムが始まりました。
今回はこの新カリキュラムについて、簡単に説明したいと思います。

高校でも大学でも、1日の間に様々な授業を受け、複数の教科を同時並行で進めて、長期間で習得する、というのが大半だと思います。

聖マリの新しく始まったカリキュラムでは、ブロック授業といって、2つの教科を1週間単位で順に進めていきます。
つまり、午前中と午後の間は、それぞれずっと同じ授業をうけ、それが1週間続くということです。

実際にこのカリキュラムでの授業を受けてみて、複数科目が同時並行で行われていた高校の授業に比べて、復習や予習がしやすい、暗記する内容にまとまりがあるので覚え易いと思いました。

次回は最近専門科目の授業や、実習が始まりましたので、そのことについて書きたいと思います。
お楽しみに!

聖マリアンナ医科大学1年 YK

第1回河合塾全統記述模試が開催されました!

2016年5月24日

先日5月22日、メディカルフォレスト自由が丘校舎において、第1回全統記述模試が開催されました。
メディカルフォレストは医学部予備校ではおそらく唯一、河合塾と提携をして、模試受験会場となっている予備校です。

この時期は現役生もまだ実力が発展途上にありますので、浪人生にとっては結果が出やすいと思います。
早めに英語と数学の復習を終えて、理科に時間を回せるようにしたいところですね。

結果は来月下旬に到着します。
お楽しみに。

教務スタッフ

今年の東邦は入学者の約半数が女子で占める

2016年5月22日

もともと東邦大学の前身は女子の専門学校でした。
その影響もあってか、女子の入学者が毎年多い傾向にあります。
ただ、今年は約50人もの女子が入学した模様です。
これはどういうことなのでしょうか。
たまたまかもしれませんが、やはり英語を重視する東邦の入試は数学より英語を得意とする傾向の強い女子受験生に有利と言えるのかもしれません。

来年春に開校予定の国際医療福祉大学医学部では、多くの科目に英語を導入したり、東南アジアからの留学生を受け入れたり、外国人の教員を積極的に採用するようです。
これは、まさに、新世代を生き抜くためには英語貫には語れない証左でありましょう。

医学部入試の英語の配点も年々高くなる一方です。
それくらい大学側は英語のできる人材が欲しいのです。

医療の世界だけではなく、今後益々外国人が日本に入ってきて、日本にいながらにして英語の必要性を実感させられる日が近づいてきます。
外国人の医師やその他の医療従事者などとの交流、日本人の学生や医療従事者などによる海外留学、外国人の患者への対応など、さまざまな場面で英語が使えないと活動範囲が限られてくるはずです。

将来、原文で海外の医学論文を読みこなせる医師になるためにも、ぜひいまのうちから英語力を鍛えておきましょう。

教務スタッフ